出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.642, 2016-06-27

アルプス山脈を南北に貫くスイスの「ゴッタルドベーストンネル」で6月1日、開通式が開催された。全体延長は57.1km。青函トンネルの53.9kmを抜いて、世界最長の鉄道トンネルとなる。今年12月11日に鉄道の定期運行が始まる予定だ。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.404, pp.62-65, 2006-07-28

昼休み,昼食を終えたサラリーマンやOLたちが,2006年6月に開通したばかりの浮き桟橋を物珍しそうに眺めながら渡っている。 「へえ,この橋は浮いているんだ。確かに少しユラユラするね。以前,ここの護岸は橋の下で行き止まりになっていたけど,つながったと聞いて来てみたんだ」。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.659, 2017-03-13

東京外かく環状道路(外環道)の都内区間建設を進める国土交通省関東地方整備局、東日本高速道路会社、中日本高速道路会社は2月19日、シールド機の発進式を開催した。 発進したのは、同区間南端の東名ジャンクション(JCT、世田谷区)から北方向に向けて掘削…
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.589, pp.46-47, 2014-04-14

こうした人材投資が奏効し、長野県が04年度から始めた優良技術者表彰を10年連続、計21工事で受賞。受賞の年数、工事数ともに県内で最多を誇る。優良技術者表彰は、総合評価落札方式の入札で加点対象となる。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.616, pp.30-33, 2015-05-25

地震関越道・片品川橋耐震補強工事(群馬県沼田市)既設トラス橋の斜材に設置する制震装置の維持管理や地震後の修復を簡素化できないか? 群馬県北東部を流れる片品川に架かる関越自動車道・片品川橋では、2012年3月から耐震補強工事を実施中だ。東日本高速道…
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.611, pp.56-59, 2015-03-09

2011年3月11日、出張で都内にいた深松は、地下鉄門前仲町駅構内で激しい揺れに遭遇した。急いで地上に上がると、目の前の店に飾られた大型テレビに、「震源は宮城県沖、最大震度7」というテロップが…。 家族や社員の無事は携帯電話でどうにか確認できたが、…
著者
大村 拓也
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.619, pp.76-79, 2015-07-13

2015年初めから東京駅丸の内口側の駅前ロータリーの一部を封鎖して、再整備する工事が本格化した。以前は写真の右手に高さ13mの換気塔がそびえていたが、駅舎の景観に配慮して、高さ4mに改修した。換気塔の工事は14年に終えている
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.534, pp.41-43, 2011-12-26

「世界で最も高い橋」として知られるフランスのミヨー高架橋。地面から主塔の先端部までの高さは343mで、東京タワーよりも高い。パリとフランス南部を結ぶルートを構成する高速道路A75の一部として2004年12月に開通した。深い渓谷に位置するミヨー市の上空をまたぐように架かっている。 建設費は、料金所も含めて約4億ユーロ(約420億円)。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.489, pp.16-17, 2010-02-12

米国やブラジル、ベトナムなど複数の国が計画している高速鉄道建設プロジェクトの受注を狙い、日本政府と民間企業がこれまでにない積極的な動きを見せている。1月下旬、馬淵澄夫国土交通副大臣は米国、長安豊国交政務官はブラジルでそれぞれ日本の新幹線技術などを売り込んだ。JR東海は1月25日、米国進出を発表した。
著者
前原 誠司 田辺 昭次
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.481, pp.58-61, 2009-10-09

鳩山内閣で国土交通大臣となった前原誠司氏は、本誌1994年11月25日号のインタビュー欄に登場した。当時、連立与党だった新党さきがけに属しており、一般競争入札の徹底などを盛り込んだ入札制度の改革案を中心となってまとめた直後だった。そのインタビューを、掲載時のままで再掲する。改革案はその後、実現した部分が多いことが分かるほか、入札に対する前原氏の考え方もうかがえる。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.424, pp.64-69, 2007-05-25

耳を澄ますと,たくさんの鳥の鳴き声に交じって,時おり心地よい風の音が聞こえる。緩く傾斜して南北に700mほど続く敷地を歩くと,深い自然の森を背景に,現代的な野外アートが次々と現れる──。 奈良県宇陀市室生区(旧室生村)にある「室生山上公園 芸術の森」だ。奈良県が進める地滑り対策工事に併せて,旧室生村(以下,村)が特定地区公園事業として整備。
著者
大村 拓也
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.641, pp.76-79, 2016-06-13

■ 位置図5月12日深夜、豊洲市場の中心部に歩道橋が架けられた。整備中の環状2号と補助315号の交差点で、移転元の築地市場から南東に2kmほど離れた場所だ。施工はJFEエンジニアリング(写真・文:大村 拓也)❶豊洲市場の水産卸売場棟のそばでは、防潮護岸の工…
著者
青野 慶久
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.668, pp.52-53, 2017-07-24

インタビュー「ノー残業、楽勝!予算達成しなくていいならね」、「残業時間削減、結局現場にムチャぶりですか」─。ソフトウエア会社のサイボウズが今年5月に打った広告には、こんな挑発的なキャッチコピーが並ぶ(写真1)。多くの会社が取り組み始めた「働き…
著者
忠田 友幸 田口 由大
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.646, 2016-08-22

「第三の男」終盤の逃亡シーン、「ショーシャンクの空に」の脱獄シーンなど、映画の中で下水道施設が重要な舞台に使われる例は少なくない。技術者として名古屋市上下水道局を勤め上げ、定年退職後は「水PR研究家」として活動する忠田(ちゅうた)友幸氏は長年…
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.579, pp.56-62, 2013-11-11

リニア中央新幹線の土木工事は、トンネル工事が中心だ。ここには、大きな難所やこれから解決を図っていかなければならない項目がある。 難所の代表例が南アルプスを横断する甲府盆地から長野県飯田市南部付近までの計51kmのトンネル区間だ。
著者
小原 隆
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.304, pp.88-89, 2002-05-24

2001年11月21日水曜日。東京都港区にある梶谷エンジニアの本社に全国から支店長や営業所長が集まって緊急会議が開かれた。「翌22日に東京地方裁判所へ破産を申請する」。当時,同社の労働組合の幹部を務めていたAさん(42歳)は,会議に出席した幹部社員からこう耳打ちされた。 「まさか,なぜ……」。突然の事態にAさんの頭の中は真っ白になった。確かに会社の業績は厳しかった。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.638, 2016-04-25

高速道路上の施工ではこれまで、ラバーコーンやコンクリート防護柵などを置いて車線を規制していた。しかし、ラバーコーンは車両が誤進入することもあり、作業員の安全確保が課題となっていた。 一方、安全性を確保できるコンクリート防護柵は、交通量に合…
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.373, pp.69-72, 2005-04-08

四国のある国道で2003年5月,落石事故があった。国道の約110m上方のがけから抜け出た岩塊が,道路際に設けた防護柵の頂部をかすめ,路面上に落下した。 防護柵の高さは3.9m。高さ2mのコンクリート擁壁の上に設置していた。路面から防護柵の頂点までの高さは5.4mあった。さらに,防護柵の背後には幅が約5mの大きめのポケットを確保していた。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.655, pp.66-68, 2017-01-09

監理技術者を務めた井口建設工業土木部の関俊哉部長は、「工期は比較的厳しかった」と語る。工事の発注は15年3月だったが、その年は降雪量が多く、施工準備に入れたのは4月末だったからだ。5月の連休明けから病院開院前の10月末までの半年間で、施工を終えな…
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.538, pp.45-47, 2012-02-27

事業着手から20年掛けて着工に至った大阪府の槙尾川ダムが、知事の判断で中止となった。当時の橋下徹知事も、自らの政治判断が土木行政や市民を振り回す結果になったと認める。河川改修を選んだことで、新たな用地買収も必要となった。 「もともとのきっかけは2年前、ここまで詰めない段階で契約締結にゴーサインを出したことにある。