出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.456, 2008-09-26

川をまたぐ橋と観覧車が合体した世界に例のない施設が、中国天津市に10月にオープンする見通しだ。 天津市は、市内を流れる海河をロンドンのテムズ川やパリのセーヌ川に匹敵する世界の観光名所にしようと意気込む。目玉となるのが、この「永楽橋」だ。設計を担当したのは川口衞構造設計事務所。川口衞代表は、「橋が美しいだけでは観光客を引き付けられない」と考えた。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.639, pp.15-17,19, 2016-05-09

地盤や道路では、人の手を加えた盛り土の部分で被害が発生しやすいことを改めて確認した──。防災学術連携体が4月18日に開催した共同会見で、東京大学大学院の本田利器教授は土木学会による益城町のインフラ被害調査の結果を踏まえてこう評した。 地震によ…
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.470, pp.46-47, 2009-04-24

国土交通省が2009年度に新たに導入した施策の一つが、自治体が実施する橋の健全度調査への補助だ。予防保全に向けた修繕計画の作成に先立って実施する点検業務に対して、費用の2分の1を補助する。 07年度に創設した「長寿命化修繕計画策定事業費補助制度」を拡充したものだ。これまで修繕計画の作成だけだった補助対象を、点検業務にも広げた。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.531, pp.65-66, 2011-11-14

過剰供給構造が続く一方、建設業界は疲弊し、道路や河川の維持管理、除雪などの「地域維持」がままならなくなっている地域もある。 そんな状況に対処するために国土交通省が打ち出した新施策が、地域維持型契約方式だ。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.582, pp.22-24, 2013-12-23

公共事業の削減に苦しんできた建設業界にとって、明るい話題が並んだ2013年。リニア中央新幹線のルート決定や、20年の東京五輪招致によって、インフラ整備に対する国民の関心が高まった。土木や公共事業に染み付いた負のイメージを大きく変えるきっかけになりそ…
著者
吉兼 亨 西村 隆司
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.282, pp.54-57, 2001-06-22

構造物の耐久性を低下させると指摘されながら,生コンクリートに余分な水を加える「加水」がなくならない。その実態を初めて調査したところ,「土木でも加水の要求が多いのは意外だった」。しかも,都市部では100%の生コン工場が加水を求められた経験があり,要求を断るのはわずか数パーセント。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.543, pp.54-59, 2012-05-14

「第二次中東ブーム」「中東ルネサンス」──。韓国紙に躍る派手な見出しが、建設会社の海外事業の好調ぶりを伝える。 入札で日仏を破って総事業費186億ドルのアラブ首長国連邦(UAE)原子力発電所事業を受注し、2010年の海外受注額は過去最高の716億ドルを達成。11年はやや落ち込んだものの、史上2位の591億ドルを記録した。
著者
上野 将司
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.529, pp.68-72, 2011-10-10

山腹斜面に位置する道路の上方斜面が集中豪雨で崩壊し、道路を通行中のバス1台と乗用車3台が土砂に押し流された。車両は道路下の畑に転落し、3人が死亡した。 事故のあった場所は、年間雨量の少ない地域だが、当時は梅雨末期の集中豪雨によって昼すぎから午後6時まで連続雨量200mm、最大時間雨量76.5mmを記録した。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.585, pp.28-33, 2014-02-10

2024年夏。「こんにちは。お荷物届けに上がりました」。ジャパン運輸便のトレードマークである赤いユニフォームを身にまとった男が、インターホン越しに声を上げる。男が運ぶ荷物の大半は、食品や雑貨など日用品。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.383, pp.88-91, 2005-09-09

東京・新宿駅は,1日当たり約320万人が利用する巨大ターミナル。周辺では新宿駅南口地区基盤整備事業が進んでいる。完成から約80年が経過した新宿こ線橋の架け替えのほか,駅前にゆとりの空間を創出したり,歩行者の流れをスムーズにしたりするのが同事業の目的だ。 工事中の歩行者の安全を確保しているのは全長300m以上の仮囲い。
著者
篠山 紀信
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.487, pp.6-15, 2010-01-08

滑走路となる桟橋を支える脚。ステンレス鋼ライニングを施した列柱が並ぶ。「硬質な冷たい柱が水と戯れる。柱が水に映る姿はエロチックだ」(篠山紀信氏)桟橋上には、鋼桁が格子状に整然と並ぶ。鋼桁上に100年の耐久性を持つコンクリートの床版を設置し、さらに上から舗装したところを飛行機が離着陸する現羽田空港とD滑走路をつなぐ連絡誘導路。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.366, 2004-12-24

福島県北塩原村の村道工事現場で土砂崩れによる死傷事故が発生した。雨が降り続いたうえ,盆休みで法面の放置期間が延びたことも影響し,地盤が緩んだとみられる。警察は2004年3月,建設会社の現場代理人を書類送検した。 村道の斜面に擁壁や防護柵などを設置して崩壊を防ぐ治山工事だった。福島県会津農林事務所が発注し,喜多方市の樫内建設工業が施工していた。
著者
島谷 幸宏
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.597, pp.56-59, 2014-08-11

とはいえ、様々な意見の人が集まるのだから、当然、初めは議論がまとまりません。最初の3、4回の会合はもめることを覚悟しましょう。行政の担当者が、賛成・反対を含め、四方から責められる場面も多々あります。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.213, pp.70-72, 1998-08-14

10年ほど前に「全国ワースト1の渋滞道路」と指摘された東京・立川通りとJR中央線,南武線との交差部。渋滞を緩和するため,鉄道の下を横断する片側1車線の道路を片側2車線に拡幅している。 ひっきりなしに通過する列車に影響を与えるわけにはいかない。しかも周辺にう回路がないことから,車を止めることもできない。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.677, pp.30-33, 2017-12-11

今年、死亡事故が増えている。象徴するのが墜落事故だ。2カ月の間に立て続けに5人が死亡したことを受け、国土交通省は9月、建設業界に異例の注意喚起をした。これ以上事故を増やさないよう、踏みとどまれるか。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.222, pp.82-85, 1998-12-25

●1998年9月期の決算が出そろった。公共工事の前倒し発注や補正予算による追加投資の効果が追いつかず,かつてない厳しい決算となった。●中間決算の発表に合わせて,経営改善計画を発表する企業も続出した。12月1日には,準大手の日本国土開発が倒産に追い込まれた。 土木売上高が前年の中間期を上回ったのは,上位25社のうち前田建設工業やハザマなどわずか5社。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.462, pp.42-44, 2008-12-26

トンネル全体を長さ約10mごとに区切った80の施工区画のうち、施工不良が見つかった区画が67。東日本高速道路新潟支社が発注した上信越自動車道の熊坂トンネル工事では、覆工コンクリートや吹き付けコンクリートの厚さ不足、空げきの発生などの施工不良が相次いだ。 そのうえ、そうしたミスを独断で補修したり、発覚を免れようと隠ぺい工作を施したりしたことも明らかになった。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.650, pp.14-20, 2016-10-24

改修前の駅前は、ロータリー内に広場や島状のバス停が点在し、歩車動線が交錯。日中は閑散としている一方、朝夕は通勤通学客やその送迎で行き来する一般車両が集中して大混雑するという郊外駅ならではの課題を抱えていた(写真3)。 改修で市は、一般車両…
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.294, pp.38-42, 2001-12-28

●大手建設会社の中間決算が出そろった直後に起きた青木建設の倒産。債務免除を受けて経営再建中のその他の建設会社にも波紋が広がった。●土木売上高上位25社の中間決算には,公共事業の縮小の影響が色濃く反映されている。債務免除組のなかには,再建計画の達成に黄信号がともったところもある。 「中間決算を発表した直後のこの時期に,なぜ法的整理を決断したのか」——。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.604, 2014-11-24

今のところ、材料混入の経緯は明らかになっていない。しかし関東地整は、鉄鋼スラグが大同特殊鋼の渋川工場(群馬県渋川市)から出荷されたものとみて、工場に聞き取り調査を実施。関東地整が群馬県内で1991年度以降に発注した47工事に対して、鉄鋼スラグを出…