著者
海老塚 伸一
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会誌 (ISSN:13426907)
巻号頁・発行日
vol.55, no.12, pp.1588-1592, 2001-12-01 (Released:2011-08-17)

現在のディジタルオーディオの流れは多岐にわたり, 各ポジションでより精緻な進化を遂げている.データ圧縮とクオリティの共存技術 (AAC), 伝送レートを押さえ明瞭な音声信号を扱う技術 (MPEG-4) 等が上げられるが, もう一つの大きな流れは「より精細な原音の再生」を目指したダイレクトストリームディジタル (DSD) 技術である.本稿では, これまでのディジタルオーディオに付随する概念を大きく超えた高ダイナミックレンジ (120dB), 広範な周波数特性 (100kHz) を有する音声信号再生が可能となる「スーパーオーディオCD (SACD) 」を例に, 権利保護iを含む各種構成技術について解説する.また, コンテンツ制作の技法を具体的に解説しながら, 本技術の今後の可能性について述べる.
著者
中野 倫明 山本 新
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会誌 (ISSN:13426907)
巻号頁・発行日
vol.61, no.12, pp.1693-1696, 2007-12-01 (Released:2010-01-29)
参考文献数
18
被引用文献数
1 3
著者
榊原 清則
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会誌 (ISSN:13426907)
巻号頁・発行日
vol.68, no.6, pp.435-439, 2014 (Released:2016-07-30)
参考文献数
9
被引用文献数
1 1
著者
岡谷 貴之
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会誌 (ISSN:13426907)
巻号頁・発行日
vol.68, no.6, pp.466-471, 2014 (Released:2016-07-30)
参考文献数
17
被引用文献数
3 4
著者
吉田 英明
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会誌 (ISSN:13426907)
巻号頁・発行日
vol.63, no.6, pp.735-740, 2009-06-01 (Released:2011-06-01)
参考文献数
15
被引用文献数
1 1

1 0 0 0 OA 共通鍵暗号

著者
渡辺 大
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会誌 (ISSN:13426907)
巻号頁・発行日
vol.69, no.7, pp.553-559, 2015 (Released:2017-07-03)
参考文献数
19

1 0 0 0 OA 固視微動

著者
金子 寛彦
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会誌 (ISSN:13426907)
巻号頁・発行日
vol.63, no.11, pp.1538-1539, 2010-11-01 (Released:2011-11-01)
参考文献数
4
被引用文献数
1 4
著者
長谷川 健司 福尾 秀一 宮崎 徹郎
出版者
一般社団法人映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会誌 : 映像情報メディア (ISSN:13426907)
巻号頁・発行日
vol.55, no.7, pp.971-974, 2001-07-20

大気中に突発的に発生するスポラディックE層によって起こるテレビ放送受信障害について解説する.スポラディックE層の発生のメカニズム, 障害の現状, 近年の発生状況, 現在行っている対策施策, および今後の課題などを説明する.
著者
三島 剛 萩原 愛子 伊藤 均 小森 智康 堀川 大輔 川瀬 直也 佐藤 庄衛
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会誌 (ISSN:13426907)
巻号頁・発行日
vol.74, no.4, pp.729-735, 2020 (Released:2020-06-26)
参考文献数
11

放送局では番組制作に必要な構成資料や放送原稿などを作成するため,取材した映像素材の発話を文字に変換する書き起こしを活用している.しかし書き起こしを制作する作業は多くの労力を要し,迅速な番組制作の妨げになっている.そのためわれわれは音声認識技術を用いた書き起こし支援技術の研究を進めている.この中では書き起こしの作業時間短縮に加え,記者会見などのライブ素材の書き起こしや複数人での協調作業など,番組制作のワークフローを考慮することで迅速に番組を制作して視聴者に情報を届けることを目指している.本システムの有効性を検証するため放送現場に試行用のシステムを導入し,改善項目の収集や利用状況の調査を継続して実施した.この試行運用を契機に書き起こしシステムの有用性が放送現場に認められ,現在はNHKの全放送局で本システムが活用されている.
著者
沢井 淳志 山本 隼 都竹 愛一郎
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会誌 (ISSN:13426907)
巻号頁・発行日
vol.72, no.5, pp.J77-J85, 2018

<p>地上デジタル放送では,誤り訂正復号後のBER(Bit Error Rate)によって視聴の可否が決定する.そのため,受信機の誤り訂正能力を向上させることができれば,視聴可能エリアの拡大や,送信電力の低減が可能となる.地上デジタル放送では,畳み込み符号とリードソロモン(RS: Reed-Solomon)符号を用いることで誤り訂正符号化を行っているため,その復号方法であるビタビ復号とRS復号の誤り訂正能力が重要となる.</p><p>本論文では,受信機内で行うビタビ復号において,RS復号後の情報やキャリア毎のC/N情報を用いることで誤り訂正能力を向上させる方法を提案し,シミュレーションにより本提案手法の有効性を検討した結果について述べる.</p>
著者
宮本 泰敬 奥田 光伸 宮下 英一
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会誌 (ISSN:13426907)
巻号頁・発行日
vol.68, no.1, pp.J34-J40, 2014

スーパーハイビジョンなどの超高速・大容量データを非圧縮で記録するには,現状の記録デバイス単体の性能は充分ではなく,複数の記録デバイスを並列動作させる必要があるため,装置の大型化や大消費電力が問題となる.半導体微細加工技術を用いて作製した磁性細線では,その長さ方向に電流を流すことで情報を記録した磁区を高速駆動できることがわかってきた.この磁性細線を複数並列に配置し,それぞれに記録・再生ヘッドを設置して記録デバイスを構成すれば,転送速度の抜本的な性能改善を図ることができ,記録装置の小型化にも寄与できることが期待される.ここでは,磁性細線を用いた超高速記録デバイスの構成および動作原理を概説し,研究開発の状況を紹介する.