著者
河本 健一郎 和氣 典二
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会誌 (ISSN:13426907)
巻号頁・発行日
vol.61, no.3, pp.393-399, 2007-03-01 (Released:2009-09-18)
参考文献数
13
被引用文献数
1

We carried out a categorical color naming experiment using young adults and elderly people as observers.The experiment was designed to investigate the effects of mode of color appearance (surface and aperture modes) ,and illuminants (four types of fluorescent:D-EDL-D65,N-EDL,EX-L and W) .The experiment used a series of Munsell chips which were presented separately,and the observers were asked to categorize them into one of 11 categories (red,pink,orange,yellow,green,blue,purple,brown,white,gray,and black) .The constancy of the categorization results was high for the young adults but not for the elderly observers.The elderly observers categorization constancy was poor for chips with hues RP,R,YR,and Y.Illuminants did not affect the categorization for the young adults very much but had a relatively large effect on the elderly observers.The color appearance mode had a slight affect on the categorization constancy of both groups of observers.
著者
望月 将志 浅田 昭
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会誌 (ISSN:13426907)
巻号頁・発行日
vol.67, no.3, pp.202-205, 2013 (Released:2015-03-03)
参考文献数
5
被引用文献数
1
著者
岩田 幸雄 惠良 勝治 山﨑 浩介 貝嶋 誠 河野 憲治 岩下 裕孝 樫尾 朋宏 岩木 昌三 上田 大一朗
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会誌 (ISSN:13426907)
巻号頁・発行日
vol.74, no.4, pp.736-742, 2020 (Released:2020-06-26)
参考文献数
3

FM補完放送の開始にあたり従来は困難とされていたFM同期放送による放送網の実現を目的として,最新のディジタル回路設計技術を用いた高精度のディジタル型のFM変調器を開発し取り組んだ.新局を順次開局しながら同期放送の各種課題をフィールドで調査しその解決策をシステムに取り入れて改良しながら検証を進めた.2018年12月に周防大島局を開局し当初予定した13局の中継局の設置を完了した.FM補完放送の構築においては県内の瀬戸内海側の8局をすべて92.3 MHzで,日本海側の5局を86.4 MHzで構成した同期放送ネットワークにより従来にないエリア確保と良好なサービス品質を提供している.
著者
藤田 欣裕
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会誌 (ISSN:13426907)
巻号頁・発行日
vol.60, no.2, pp.118-119, 2006-02-01 (Released:2008-03-07)
参考文献数
1
被引用文献数
2 1
著者
岡野 好伸 水谷 照一 高塚 昌宏 藤澤 伸悟
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会誌 (ISSN:13426907)
巻号頁・発行日
vol.69, no.12, pp.J328-J337, 2015 (Released:2015-11-25)
参考文献数
21

ハイビジョン放送(HD-TV)サービスでは,放送衛星(Ku-バンド)の他,地上波(UHF-バンド)も搬送波として利用されている.これらの搬送波は,周波数が大幅に異なるため,既存の自己共振型アンテナでは,一元化が極めて困難である.そこで本論文では,衛星放送受信用アンテナのパラボラ反射器に着目,これをUHF-バンド用アンテナ素子として利用することを試みた.具体的には,パラボラ反射器の収束性能に与える影響を低く抑え,かつUHF-バンドでアンテナ素子として利用可能となるように,スロットを開口した.さらに,衛星放送波と地上波の到来方向の不一致を許容できるように,パラボラ反射器背面に付加素子を付与し,地上波に対して提案アンテナが緩指向性を示すようにする技術の開発を行った.
著者
春名 正光
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会誌 (ISSN:13426907)
巻号頁・発行日
vol.65, no.1, pp.67-71, 2011 (Released:2013-01-01)
参考文献数
3
被引用文献数
3 2
著者
松澤 真木
出版者
一般社団法人映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会誌 (ISSN:13426907)
巻号頁・発行日
vol.68, no.4, pp.305-309, 2014

関西テレビでは,メディアリテラシー推進事業の一環として,公開授業「オープンスクール@カンテーレ」を実施している.2013年12月の授業では「ドラマ制作」をテーマに,完成までの過程を解説した.題材にしたドラマには大学生6人がスタッフとして参加し,体験を通じて学んだ成果を聴衆に向けて発表した.本稿ではその模様を報告する.
著者
石沢 千佳子 佐藤 諒 西田 眞
出版者
The Institute of Image Information and Television Engineers
雑誌
映像情報メディア学会誌 (ISSN:13426907)
巻号頁・発行日
vol.67, no.8, pp.J319-J322, 2013

Portable storage media, such as universal serial bus (USB) ash drives, are used to carry digital data. However, a great deal of data leaks as a result of users forgetting to delete data copied to a personal computer from portable storage media. We propose a technique to detect the remains of copy content files by analyzing the clipboard and directory logs obtained from a personal computer. Our experimental result suggests that the technique can be used to accurately detect files containing copy left behind.
著者
海老塚 伸一
出版者
一般社団法人映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会誌 : 映像情報メディア = The journal of the Institute of Image Information and Television Engineers (ISSN:13426907)
巻号頁・発行日
vol.55, no.12, pp.1588-1592, 2001-12-01
被引用文献数
1

現在のディジタルオーディオの流れは多岐にわたり, 各ポジションでより精緻な進化を遂げている.データ圧縮とクオリティの共存技術 (AAC), 伝送レートを押さえ明瞭な音声信号を扱う技術 (MPEG-4) 等が上げられるが, もう一つの大きな流れは「より精細な原音の再生」を目指したダイレクトストリームディジタル (DSD) 技術である.本稿では, これまでのディジタルオーディオに付随する概念を大きく超えた高ダイナミックレンジ (120dB), 広範な周波数特性 (100kHz) を有する音声信号再生が可能となる「スーパーオーディオCD (SACD) 」を例に, 権利保護iを含む各種構成技術について解説する.また, コンテンツ制作の技法を具体的に解説しながら, 本技術の今後の可能性について述べる.