著者
高木 春光
出版者
公益社団法人 日本化学会
雑誌
化学と教育 (ISSN:03862151)
巻号頁・発行日
vol.64, no.12, pp.608-609, 2016-12-20 (Released:2017-06-01)
参考文献数
3
被引用文献数
1
著者
野場 重都
出版者
公益社団法人 日本化学会
雑誌
化学と教育 (ISSN:03862151)
巻号頁・発行日
vol.67, no.12, pp.584-587, 2019-12-20 (Released:2020-12-01)
参考文献数
8

ビールは酵母によるアルコール発酵で造られるお酒であり,発酵中に生成する香りに着目すると,それは「酵母の酵素が作り出す香気成分,つまり低分子の揮発性成分の集合体」である。本稿ではその代表的な成分をごく一部紹介し,ビールの香りの奥深さを感じていただきたい。
著者
荻野 博
出版者
公益社団法人 日本化学会
雑誌
化学と教育 (ISSN:03862151)
巻号頁・発行日
vol.38, no.2, pp.143-147, 1990

分子の輪が二つ組み合わされた化合物を[2]-カテナンという。トポロジー異性体と呼ばれるものの一種である。[2]-カテナンも, あるいは三つの輪を組み合わせた[3]-カテナンも, 化学者の努力により合成できるようになった。アウディの車のマークや五輪マークに相当する[4]-および[5]-カテナンの合成はまだである。ここでは, トポロジー異性体の合成に化学者が知恵をしぼってきた歴史を概観する。この方面は, 最近になって大きな発展が見られ, 数学と化学がドッキングしたこの新しい分野の今後の展開が, 大変楽しみである。
著者
巻出 義紘
出版者
公益社団法人 日本化学会
雑誌
化学と教育 (ISSN:03862151)
巻号頁・発行日
vol.45, no.6, pp.302-306, 1997
参考文献数
7
被引用文献数
1

南極上空のオゾンホールは年々規模が拡大し, 最悪の状態が続いている。先進諸国が多い北半球上空でも著しいオゾン減少が観測されている。これら成層圏オゾン層破壊をもたらす人工物質フロンは, 10年前の1987年に締結された「モントリオール議定書」により1990年から国際的に規制され, その後先進国における生産は全廃された。その結果, 大気中濃度増加傾向にも少しずつ変化が現れている。これらフロン類の大気中濃度の分布と変動の現状, 代替フロンの利用状況, オゾン層破壊や地球温暖化など将来の地球環境への影響について紹介した。
著者
青島 晃 紫尾 麻子 上野 俊夫
出版者
公益社団法人 日本化学会
雑誌
化学と教育 (ISSN:03862151)
巻号頁・発行日
vol.62, no.7, pp.326-329, 2014

高校における産学連携は,授業で学習した理科や数学の内容が,実際の社会でどのように応用されているかを知る絶好の機会である。本校ではスーパーサイエンスハイスクールの一環として,世界の光技術をリードする浜松ホトニクス株式会社と産学連携に取り組んできた。ここではその成果と課題を紹介する。
著者
亀田 直記
出版者
公益社団法人 日本化学会
雑誌
化学と教育 (ISSN:03862151)
巻号頁・発行日
vol.64, no.7, pp.354-355, 2016-07-20 (Released:2017-01-01)
参考文献数
11
著者
大越 健介 道信 剛志 重原 淳孝
出版者
公益社団法人 日本化学会
雑誌
化学と教育 (ISSN:03862151)
巻号頁・発行日
vol.56, no.3, pp.110-113, 2008
参考文献数
9
被引用文献数
1

今日の私たちの生活にとって,携帯電話やノートパソコンなどのモバイル電子機器は不可欠になってきている。携帯電話ではカメラやテレビなどを付属させた多機能化が急速に進み,消費電力の増加にともなって二次電池性能に対する要求がエスカレートしてきている。本稿では,特にリチウムイオン電池を中心として二次電池の歴史的な変遷と最新の研究事情を解説する。
著者
渡辺 正
出版者
公益社団法人 日本化学会
雑誌
化学と教育 (ISSN:03862151)
巻号頁・発行日
vol.44, no.9, pp.593-596, 1996-09-20 (Released:2017-07-11)
参考文献数
2

身近な現象にどれほどよく当てはまるか-そこに重きを置くならば, なぜか16個の元素をずらずら並べた例の「イオン化列」はまっさきに「不合格」の印を押すべき素材だろう。いかにも根拠はございますという顔つきながら, じつはあの「右へならえ」は, 理想化をとことん進めた極限, 仮想世界の中でしか成り立たないからだ。現実世界に合わせたければ, 元素の数はぐっと間引いて10個以内, できれば8個くらいにするのがまともな神経だといえる。そのへんを一緒に考えてみたい。
著者
市橋 由彬
出版者
公益社団法人 日本化学会
雑誌
化学と教育 (ISSN:03862151)
巻号頁・発行日
vol.67, no.4, pp.160-161, 2019-04-20 (Released:2020-04-01)
参考文献数
1

本実践は,中学3年生に対して,炭素の同素体であるダイヤモンドと黒鉛を教材として扱い,客観的事実をもとに目に見えない世界で起こっていることを推論させ,粒子概念の定着とそれを深めることを目指した。本実践を通し,生徒が3年間の既習内容や身につけた粒子概念を活用して考察し,科学的に物質の構造を推論する様子が確認できたため,報告する。
著者
賀澤 勝利
出版者
公益社団法人 日本化学会
雑誌
化学と教育 (ISSN:03862151)
巻号頁・発行日
vol.67, no.7, pp.306-307, 2019-07-20 (Released:2020-07-01)
参考文献数
2
被引用文献数
1
著者
平松 茂樹
出版者
公益社団法人 日本化学会
雑誌
化学と教育 (ISSN:03862151)
巻号頁・発行日
vol.62, no.2, pp.80-83, 2014-02-20 (Released:2017-06-16)
被引用文献数
1

銅はわれわれの生活に欠かせないコモンメタルのひとつである。本報では銅の性質の特徴と利用の歴史,近年における世界の需給状況について紹介する。また,主に高等学校の化学の教科書に紹介されているが,実際の授業においてあまり目にすることが多くない実験・演示実験や,銅に関する興味深い実験についても紹介する。