1 0 0 0 OA 酒類と金属

著者
戸塚 昭
出版者
公益社団法人 日本農芸化学会
雑誌
化学と生物 (ISSN:0453073X)
巻号頁・発行日
vol.13, no.4, pp.229-234, 1975-04-25 (Released:2009-05-25)
参考文献数
9
著者
幹 渉 藤田 孝夫
出版者
公益社団法人 日本農芸化学会
雑誌
化学と生物 (ISSN:0453073X)
巻号頁・発行日
vol.23, no.10, pp.640-648, 1985-10-10 (Released:2009-05-25)
参考文献数
34
被引用文献数
1 1
著者
中村 彰男 河原田 律子
出版者
公益社団法人 日本農芸化学会
雑誌
化学と生物 (ISSN:0453073X)
巻号頁・発行日
vol.55, no.5, pp.319-325, 2017-04-20 (Released:2018-04-20)
参考文献数
42

胎児期の子宮内環境が生まれてきた子どもの将来の疾病に影響を及ぼすことがいくつかのコホート研究により明らかになりつつある.現在では妊娠期の低栄養環境が生活習慣病の発症に深く関与するというDevelopmental Origins of Health and Disease(DOHaD)という概念が提唱されている.では,糖尿病の妊婦のように子宮内が高血糖という過栄養環境ではどのようなリスクがあるのだろうか? 本稿では妊婦の子宮内高血糖環境がもたらす子どもへのリスクとそれを改善するω-3系不飽和脂肪酸の役割について解説する.
著者
井上 広滋
出版者
公益社団法人 日本農芸化学会
雑誌
化学と生物 (ISSN:0453073X)
巻号頁・発行日
vol.33, no.10, pp.660-667, 1995-10-25 (Released:2009-05-25)
参考文献数
20
被引用文献数
1
著者
田村 隆
出版者
公益社団法人 日本農芸化学会
雑誌
化学と生物 (ISSN:0453073X)
巻号頁・発行日
vol.55, no.6, pp.385-391, 2017

<p>ペンギンは南極に住み,シロクマは北極で暮らしている.アフリカのサバンナにはライオンが君臨し,アジアの密林にはトラが潜む.動植物の種の系統は地理的分布と密接にリンクしており,数十億年の地球史を経たものである.では,目には見えない微生物について種の系統は地理的分布とリンクするだろうか.オランダの著名な植物・微生物学者Baas Beckingの定理<sup>(1)</sup>としてEverything is Everywhere, but the Environment Selects. という有名な警句がある.その定理は,微生物は地球上のあらゆる場所に普遍的に存在しているが,環境に適応した種がそのなかから優占的に増殖するという意味である.この教義によれば,微生物はコスモポリタンであり,一見,地理的な分布と見えるものも単に優占種を選択した環境の違いが反映されたものだということになる.このロジックから「培養して分離した微生物の地理的由来を議論しても意味はない」ということになり,さらに極論として「微生物なんて,どこで採取しても同じ」とまで言われるゆえんである.</p>

1 0 0 0 OA 中篇

出版者
公益社団法人 日本農芸化学会
雑誌
化学と生物 (ISSN:0453073X)
巻号頁・発行日
vol.42, no.8, pp.538-545, 2004-08-25 (Released:2009-05-25)
被引用文献数
1
著者
国分 信彦 佐々木 康人
出版者
公益社団法人 日本農芸化学会
雑誌
化学と生物 (ISSN:0453073X)
巻号頁・発行日
vol.17, no.6, pp.384-391, 1979-06-25 (Released:2009-05-25)
参考文献数
29
被引用文献数
1 2
著者
姫野 俵太 栗田 大輔
出版者
公益社団法人 日本農芸化学会
雑誌
化学と生物 (ISSN:0453073X)
巻号頁・発行日
vol.54, no.12, pp.878-884, 2016

リボソーム上のタンパク質合成は開始コドンに始まり,遺伝情報に基づいたペプチド伸長サイクルの繰り返しを経て終止コドンで終了する.翻訳の終了にあたっては,ペプチド解離因子(RF1またはRF2)が合成されたポリペプチドをtRNAから切り離す.しかしながら,さまざまな原因により(場合によっては計画的に)タンパク質合成を途中で中断せざるをえない状況に追い込まれることがある.たとえば,mRNAが翻訳中に切断を受けて3′側を失うと,リボソームは終止コドンに出会うことなしにmRNAの3′末端に到達してしまう.この場合,ペプチドの解離が行われないため,リボソームはそこで立ち往生することになる.こうした状況を解消すべく,細胞はリボソームレスキュー機構(翻訳停滞解消機構)を備えている.細菌のリボソームレスキュー機構として最初に見つかったのはtmRNAとSmpBによるトランストランスレーションである.ほぼすべての細菌はトランストランスレーション機構を必ずもっているが,それ以外にも2つのリボソームレスキュー機構が存在することが明らかになってきた.本稿では,これら3種類を中心に細菌のリボソームレスキュー機構について概説する(図1).
著者
西村 敏英 江草 愛
出版者
公益社団法人 日本農芸化学会
雑誌
化学と生物 (ISSN:0453073X)
巻号頁・発行日
vol.54, no.2, pp.102-108, 2016-01-20 (Released:2017-01-20)
参考文献数
22
被引用文献数
6

「こく」は,現在,おいしさと同義語で使用されている場合が多い.しかし,「こく」は,味,香り,食感,色,艶と同様に,それぞれの食べ物が有する特性の一つであり,おいしさを決める要因である.「こく」には強弱が存在し,それぞれの食べ物に適した「こく」の強さでおいしさが付与される.「こく」は,食べ物の持つ味,香り,食感による複数の刺激から形成される複雑さによる特性である.これらの複数の刺激は,その食べ物の特徴を決める味わいのベースとなる部分であり,さらに持続性や広がりが付与されたときに「こく」が感じられる.このベース部分からできる味わいに持続性や広がりを与えることができる重要な成分として,現在,うま味物質と油脂が挙げられる.このうち,うま味物質は,味や香りからなる風味質を強くすると同時に広がりや持続性を与える.また,油脂は香気成分を保持することで,「こく」の特性である持続性を与えることができることがわかってきた.
著者
遠藤 章
出版者
公益社団法人 日本農芸化学会
雑誌
化学と生物 (ISSN:0453073X)
巻号頁・発行日
vol.56, no.3, pp.136-138, 2018-02-20 (Released:2019-02-20)

本稿では筆者が研究者として大切にしてきた「研究者としての心がけ10か条」を紹介したい.この10か条は筆者が三共(現第一三共)を退職して農工大学に移った頃に(1980年頃),友人から見せてもらい,自分でも気に入って大切にしてきたものだ.30年も前のことで,10か条の一部か大部分が変わっているかもしれない.古臭い話で,現在にはそぐわないかもしれないが,現在では忘れられている昔の良さを思い出すきっかけになればと思い紹介する.