著者
和田 英太郎 上原 洋一
出版者
公益社団法人 日本農芸化学会
雑誌
化学と生物 (ISSN:0453073X)
巻号頁・発行日
vol.15, no.2, pp.98-110, 1977-02-25 (Released:2009-05-25)
参考文献数
62
被引用文献数
5 5
著者
河合 弘康
出版者
公益社団法人 日本農芸化学会
雑誌
化学と生物 (ISSN:0453073X)
巻号頁・発行日
vol.31, no.6, pp.374-381, 1993-06-25 (Released:2009-05-25)
参考文献数
25
被引用文献数
1
著者
菅原 桂
出版者
公益社団法人 日本農芸化学会
雑誌
化学と生物 (ISSN:0453073X)
巻号頁・発行日
vol.48, no.2, pp.88-92, 2010-02-01 (Released:2011-08-12)
参考文献数
15

我が国は高齢化社会を迎えて「より善く生きる」ことが社会的な課題となっている.運動器疾患はそれ自体が生命を脅かすことは少ないが,その予防と治療は QOL (Quality of Life) の観点から非常に重要である.膝や肘などの関節に存在し四肢の動きを滑らかにしている関節軟骨は,いったん損傷を受けると自然には治癒しない組織である.そのため,根本的な治療ができず,次第に軟骨が変性して痛みを生じるようになり,日常生活に支障をきたすことも多い.このような軟骨欠損の治療法として,組織工学を応用した自家培養軟骨移植術が登場した.ここでは,軟骨組織の特性と,自家培養軟骨による軟骨欠損の治療およびその産業化への取り組みについて解説する.
著者
岡田 茂
出版者
公益社団法人 日本農芸化学会
雑誌
化学と生物 (ISSN:0453073X)
巻号頁・発行日
vol.50, no.2, pp.93-102, 2012-02-01 (Released:2013-02-01)
参考文献数
30
被引用文献数
2 1

微細藻類は炭酸固定能の高さなどから,バイオ燃料資源として注目を浴びている.中でもBotryococcus brauniiは大量の液状炭化水素を生産・蓄積するため,重油代替としての利用が期待されている.本藻種が生産するトリテルペン系炭化水素の生成機構はスクアレンの生成機構と似ていると予想されていたが,実際には2つの酵素の組み合わせによりつくられるユニークなものであることが明らかになった.その新奇生合成酵素について紹介する.
著者
秋田県立金足農業高等学校・ヤマビルプロジェクト 加藤 愛咲 菊地 里菜
出版者
公益社団法人 日本農芸化学会
雑誌
化学と生物 (ISSN:0453073X)
巻号頁・発行日
vol.50, no.11, pp.849-850, 2012-11-01

本研究は日本農芸化学会2012年度大会(開催地 京都女子大学)での「ジュニア農芸化学会」において発表され,銀賞に選ばれた.地域社会の問題となっているヤマビルの生態を行動学的な観点から研究し,忌避行動に関して分子レベルの仮説を立案してその検証を行った.またその成果を忌避剤の開発という形で社会貢献につなげている.
著者
浜松日体高等学校科学研究部 高橋 徹 村松 拓実 鈴木 那加
出版者
公益社団法人 日本農芸化学会
雑誌
化学と生物 (ISSN:0453073X)
巻号頁・発行日
vol.51, no.9, pp.650-652, 2013-09-01

本研究は,日本農芸化学会2013年度仙台大会において開催された「ジュニア農芸化学会」で発表され,和文誌編集委員会から高い評価を受けたものである.2012年6月19日,本州を横断した台風4号 Guchol (T1204) は,広範囲にわたり植物に塩害をもたらした.本研究は,海岸から15 km離れた地点における塩害の発生メカニズムについて,実態調査から仮説を導き,過去の台風の記録との比較やモデル実験から解明を試みたものである.