著者
西山 麻夕美
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.842, pp.32-36, 2007-02-26

「6年前、私の医院を設計したのが森本先生。明るくやさしい空間で患者さんにとても評判がいい」と話す建築主のT氏。その後、しばしば設計者の森本伸輝氏(医療福祉施設研究所 メディカル建築設計事務所設計部長)に会うようになり、自宅である「上野の家」の設計も依頼したB 場所はT氏が長年親しんだ、下町の風情の残る東京・上野の山の一画。
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.954, pp.40-47, 2011-06-25

約4年に及んだ上野毛駅の建て替え工事が今春、完了した。新駅舎は上野毛通りを挟んで建つ東西2つの上屋から成り、全長120mの大屋根が道路をまたいで全体を覆う。安藤忠雄氏が設計を手掛けた。 東京都世田谷区の東急大井町線上野毛駅(写真1)が生まれ変わった。新築された2つの上屋には、改札のほかに保育所や学習塾、店舗、駐輪場がある。
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.797, pp.83-87, 2005-05-30

日建設計大阪室長の大谷弘明氏が設計した自邸「積層の家」が、2005年日本建築学会賞の作品部門に選ばれた。実は、選考委員会がこの家を現地審査したときには、階段に手すりが付いていなかった。委員の指摘で大谷氏が後付けし、受賞が決まったという経緯がある。手すりが無かったのは、大谷氏のデザインに対する考え方によるものだ。
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.1123, pp.18-21, 2018-07-12

ブロック塀倒壊事故は2016年の熊本地震でも発生した。倒れたブロック塀の下敷きになって2人が死傷した。遺族らは塀の違法性を主張。所有者らを相手取り、6700万円の損害賠償を求める民事訴訟を起こした。
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.1136, pp.67-69, 2019-01-24

アジア隣国との地理的な近さを強みに「アジアのリーダー都市」を目指す福岡市。2019年は、「天神ビッグバン」の注目プロジェクトが相次ぎ工事に着手する。市は、陸と海の玄関口である博多駅周辺とウオーターフロントの再整備も重視する考えだ。
著者
杉本 博司 真部 保良
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.914, pp.86-91, 2009-12-14

静岡県長泉町に誕生した写真美術館の建築設計を手がけたのは、国際舞台で活躍中の現代美術作家。建築を被写体として扱うことに飽き足らず、自ら手を動かして空間づくりに挑む。「素材」「現場」を軽視する建築家に対しては、鋭い批判も飛び出した。(聞き手は本誌編集長、真部保良)─杉本さんが撮影された作品には、建築を題材にしたものが数多くありますね。
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.1115, pp.64-69, 2018-03-08

北九州市の玄関口、JR小倉駅から徒歩7分の「ミクニワールドスタジアム北九州」(略称はミクスタ)。PFI事業で整備した球技専用スタジアムだ。観客と選手の距離を縮め、迫力ある試合を楽しめる仕掛けを施した。
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.921, pp.10-13, 2010-03-08

2009年にセ・リーグ3連覇、7年ぶり21回目の日本一を成し遂げた読売巨人軍。"常勝軍団"を目指す球界の「盟主」を、強力にバックアップする新室内練習場が完成した。川崎市と東京都稲城市にあるよみうりランド内の読売ジャイアンツ球場に隣接する。読売巨人軍の創立75周年、よみうりランドの創立60周年事業で建設。09年秋から使用している。
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.1052, pp.62-69, 2015-07-25

老朽化した町民集会所の建て替えに当たり町内会は、設計者選定のプロポーザルを実施し、堀部安嗣氏を選んだ。変形四角形の中に正方形を置く入れ子状プランが意外な変化を生む。 住宅を中心に設計活動を行ってきた堀部安嗣氏(堀部安嗣建築設計事務所、東京都…
著者
富田 裕
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.1113, pp.24-26, 2018-02-08

くみ上げた源泉に含まれるメタンガスで機械棟が爆発。3人が死亡、2人が負傷した東京都渋谷区の温浴施設「シエスパ」事故。設備設計者の説明不足が過失に当たるとした有罪判決が最高裁判所で確定した。
著者
給排水設備 腐食 漏水
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.1035, pp.83-85, 2014-11-10

なぜ漏水被害は広がったのか。本誌は、建築設備のトラブルに詳しい環境設備コンサルタントの山本廣資代表に解説を求めた。山本代表は「現地を見たわけではなく、写真などから分かる範囲で」と断ったうえで、課題などを指摘した。
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.906, pp.56-58, 2009-08-10

JR姫路駅から車で約20分。広峰山の中腹に「セトレハイランドヴィラ」はある。立地の良さが最大の特徴だ。年金保養施設だったこの場所を買い取ったホロニック(神戸市東灘区)の長田一郎社長は、「日常と違った時間が過ごせるかどうかがテーマだ」と話す。 同社は、既存施設を再生したホテル「セトレ」(本誌2008年4月14日号参照)を神戸市の明石海峡大橋のたもとで経営している。
著者
佐野 由佳 穐山 壮志 廣田 智久
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.941, pp.53-55, 2010-12-20

2009年9月、表参道ヒルズの本館地下2階に「キッズの森」がオープンした。文字通り、子ども向けの商品をそろえたショップが集まるエリアで、約130坪のなかに0〜6歳向けの商品を扱う6店舗が軒を並べる。エリア内にはベビールームも設け、個室の授乳室、オムツ換えベッド、調乳用温水器などを備え、来館者は自由に使うことができる。それに伴い同年12月には、ベビーカー置き場も設置。
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.970, pp.47-49, 2012-02-25

庁舎の整備方針を民意に問う、前代見聞の住民投票が鳥取市で実施されようとしている。選択肢は市が推す移転新築と、市議会の一部会派が推す改修プラス増築との2つ。いずれもコストの優位性を主張している。 現在の本庁舎を移転新築するか免震改修するか─。今、市庁舎の地震対策の手法を、住民投票によって決しようという異例の事態が鳥取市で巻き起こっている。
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.1095, pp.42-47, 2017-05-11

プロジェクトを統括する日建設計設計部門の勝矢武之設計部長は「過去の継承と、新規の創造。この両極端を実現するバランスを探るため、現地人よりバルセロナに詳しくなる必要があった」と話す。コンペの正規メンバー30人弱は、最低1週間は現地で暮らした。
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.1078, pp.64-67, 2016-08-25

標準的なコストや工法と、断熱など長期優良住宅を前提とした性能の両立─。プロデューサーからそんな要望を受けた設計者の堀部安嗣氏は、そぎ落とした要素と比率感覚の妙によって、簡素ながら心地よい空間をつくり出した。 「これからの家」は、神戸市北区で…
著者
長井 美暁
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.889, pp.72-76, 2008-12-08

4面がガラス張りの箱の中に、曲面の壁で囲んだ部屋を外に向かって配置したプラン。住宅とは思えないほど開けっぴろげだ。前面道路は人通りが多くはなく、窓辺には薄手のカーテンが掛かっているとはいえ、塀はない。 家の中に入ると、ラウンジと呼ぶ中央のスペースが曲面の壁の合間を縫って外とつながる。
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.841, pp.60-62, 2007-02-12

「ヒューマンスクエア武蔵浦和ビネフル」は、さいたま市内にある総戸数70戸の分譲マンション。外観からは、一般のマンションと何ら変わらないように見える。ところが、地下の共用スペースには、ユニークな施設が用意されている。 それは、「ファミリーアリーナ」という入居者用のミニ体育館だ。
著者
戸谷 英世
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.798, pp.42-44, 2005-06-13

〓東京都国立市の大学通りに面して建つ高さ43.6mのマンションを巡る紛争が続いている。民事訴訟の一審判決は地元住民らの景観利益を認めて建物の一部撤去を命じたものの、二審は住民らの請求を棄却した。現在は、最高裁で審理中だ。〓裁判の争点の一つは、このマンションが違法建築なのか適法建築なのかだ。
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.1015, pp.24-27, 2014-01-10

都市開発に大きな影響を与えるのが、鉄道などの拡充と、容積率割り増しといった規制緩和だ。計画中の交通インフラや規制緩和から、地域間競争の今後を占ってみよう。 東京五輪の開催決定で火が着いたように、鉄道の新線計画が動き出した〔図1〕。