著者
安藤 忠雄 真部 保良
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.926, pp.61-63, 2010-05-24

欧米やアジアでもプロジェクトを手掛け、建設業界の社会的な位置付けが日本と大きく異なることを実感。品質管理など高い技術力を持ちながら海外で成果を上げられない日本人に必要なのは「対話」の力とみる。 (聞き手は本誌編集長、真部保良)─安藤さんは海外で仕事をされる機会も多いですね。海外と日本の違いをどう感じていますか。
著者
真部 保良
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.970, pp.56-59, 2012-02-25

スマートシティ、スマートハウスといった新たな街づくり、家づくりの分野に、様々な分野の主要企業が参入している。建築界の関心も、ようやく高まり始めたものの、一歩出遅れた感が否めない。業務領域拡大や新ビジネス展開が大いに期待できるこの分野を、もっと建築専門家が牽引していくべきではなかろうか。
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.1105, pp.58-61, 2017-10-12

客用エリアは3層構造で、客室は1階(甲板レベル)と2階に19室。2階で船首側の端部にあり、前方の眺めを独占する最上級の「ザガンツウスイート」は床面積約90m2。約80m2でテラスが広い「グランドスイート」は1・2階に1室ずつある〔写真1〜3〕。
著者
磯 達雄
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.814, pp.136-139, 2006-01-23

私鉄の駅からタクシーに乗り、甲南女子大学へと向かう。キャンパスは神戸市東灘区の山の手にある。急な坂道を上っていくと、突然に視界が開けて、クリーム色の校舎群が目に飛び込んできた。車を降りたのは池の前。振り返ると眼下に、神戸の街を越えて遠く海までが見渡せる。この場所に村野藤吾の設計で建物がつくられ、大学が開学したのは1964年。
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.809, pp.76-79, 2005-11-14

京都の烏丸通り沿い。1938年(昭和13年)に建設され、呉服商社が使っていたオフィスビルを買い取ったケイアイ興産が、地下1階から地上3階を商業ゾーン、地上4階以上をオフィスゾーンとして再生させた。ここでは「時間を重ねる」ことをリノベーションのテーマとしている。 鮮やかな緑色の文様を反復させたガラスのファサードが建物の顔を飾っている。
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.752, pp.62-64, 2003-09-01

設計者の情報が以前より流通し始めているが、設計事務所に頼みたいと考える建て主に、十分な情報はまだ行き渡っていない。そこを狙って、雑誌広告やちらし、ホームページなどの工夫で建て主を引き付け、受注増に結びつける設計者も現れてきた。 ナカヤマ・アーキテクツ(札幌市)は、平均して年間5〜6件くらいの住宅を受注していたが、知り合いからの依頼がほとんどだった。
著者
木村 駿
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.889, pp.46-49, 2008-12-08

10月1日未明に大阪市・難波で発生した個室ビデオ店火災。ビルの1階で被害が拡大した背景には何があったのか。2001年の新宿・歌舞伎町の雑居ビル火災、07年の宝塚市のカラオケボックス火災などに続く今回の事件は、雑居ビルや個室型店舗での防災対策に、改めて課題を突き付けている。(木村駿) 買い物を楽しむ若者でにぎわいを見せる大阪市内の商業施設「なんばパークス」。
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.777, pp.32-41, 2004-08-23

中美術館」という名前を聞いて、洞くつのような薄暗い空間を想像していた。だが、それは見事に裏切られた。確かに通路や前室など、暗い部分は極端に暗い。しかし、主要な展示空間には大胆に自然光を採り入れ、動線上のポイントとなる部分には二つの大きな中庭を設けている。全体の印象は、むしろ多くの"閉じた地上美術館"よりも明るい。
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.809, pp.8-18, 2005-11-14

10月8日のオープン当日、開館記念コンサートを待つ人の列は回廊を半周した。出演者は島根県出身のテノール歌手、錦織健ほか。1500人を収容する、いわみ芸術劇場大ホールのこけら落とし公演だ。隣接する石見美術館と劇場は回廊で緩やかに結ばれ、人々がにぎやかに行き来している。東西に長い島根県。県庁所在地の松江がある東部に比べ、県西部の石見地方は大型施設の整備が手薄だった。
著者
佐野 由佳
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.888, pp.80-85, 2008-11-24

温泉街として知られる兵庫県北部の城崎に2008年夏オープンした「木屋町小路」。文字通り、小さな路地にいくつも店が集まったような公共商業施設だ。飲食店や土産店、耳かきサロンなど、土地にゆかりのある起業家による、ここにしかない店ばかりが並ぶ。 西側の通りに面して「火伏壁」と呼ぶ、びょうぶを広げたような長い壁がある。そこから大小の店舗が連なる。
著者
磯 達雄
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.816, pp.120-123, 2006-02-27

阪急神戸線の御影駅を下り、山側の道を行く。斜面が急な角度に切り替わるそのあたりで、波形の庇と花模様のブロックで覆われた建物が二つ、続いて見えてくる。小原流の豊雲記念館と家元会館だ。車の行き来が激しいので、ゆっくりと眺めるのは難しい。ちらりと横目でとらえながら建物の前を通り過ぎ、坂の上の事務室を訪ねる。 スタッフの案内で、まず向かったのが豊雲記念館。
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.834, pp.中付15-17, 2006-10-23

世界的なクリスタルのメーカーとして知られるオーストリアのスワロフスキー社。ジュエリー、アクセサリー、オブジェや精密光学機器など、幅広い分野で製品を展開している。その製品の中で、近年、注目が集まっているのが、クリスタルコンポーネントを採用した照明器具だ。精密なカットを施したクリスタルに光を反射・透過させることで、美しい光のハーモニーが生み出される。
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.817, pp.72-75, 2006-03-13

鉄筋コンクリート造の高層建築が増え、工程や品質確保を左右する要素として鉄筋工事の重要性が高まっている。かつての鉄筋工事最大手、佐藤工務店で鉄筋工事のイロハを学んだ山下正夫氏は、同社の自己破産後も鉄筋工事に携わり、設計者やゼネコンに対して工事全体を見据えた提案をしている。
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.779, pp.74-81, 2004-09-20

設計事務所(131社)の2003年度決算を集計したところ、設計・監理の売上高は2002年度に比べて2.3%減少した。ただし、利益は増加した。前年度比で、経常利益が13.4%、税引後当期利益が17.8%増えている(76、77ページに掲載)。68ページに記したように、設計事務所の多くは人件費や外注費などを削減することで利益をねん出している。
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.1034, pp.38-41, 2014-10-25

公立学校の施設の運営管理を、民間企業に委ねる─。そんな新しい取り組みが、複数の自治体で計画されている。背景には、施設を税金で運営する方式では、学校を維持できなくなるという危機感がある。
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.1108, pp.22-31, 2017-11-23

名古屋の新たな顔となる再開発地区「ささしまライブ24」が10月7日、待望の街開きを迎えた。同エリアは、名古屋駅から徒歩圏内にあり、「あおなみ線(名古屋臨海高速鉄道西名古屋港線)」の「ささしまライブ駅」からは約1分の立地だ。
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.875, pp.100-105, 2008-05-26

東京・新宿のゴールデン街と向かい合うエントランスを通り、若い社員や来訪客が行き来する─。吉本興業グループが、昭和9年(1934年)築造の旧新宿区立四谷第五小学校の校舎をリノベーションし、東京本部の新社屋として使い始めた。 業務拡大に伴う人員増で、同本部は3〜4年ごとに移転を繰り返してきた。
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.697, pp.92-95, 2001-07-23

の号が出るころ,世界水泳選手権大会が福岡市で開催されている。人気種目である競泳とシンクロナイズドスイミングを行うメーン会場のプールは,大会期間中だけ使用する仮設のプールだ。既設のコンベンション施設「マリンメッセ福岡」のホールの内部に設置した。大会終了後は約1週間で撤去する。設置作業も約2週間で済ませた。
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.1098, pp.48-51, 2017-06-22

日本人客も、現在は宿泊客の過半を占める外国人客も、ホテルを選ぶ目が厳しい旅慣れた層を主対象に据える。他のホテルと一味違う体験の提供は差別化のために必須だった。 増床では東西7.2mまたは6.3m、南北7mのスパンを基軸とする既存構造をそのままに、別邸…