著者
佐藤 隆良
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.1060, pp.13-15, 2015-11-25

2015年11月期2015年の着工床面積は5月から上昇傾向にある。16年は、東京都心部の再開発や五輪関連施設の着工が相次ぎ、コスト高も当分続きそうだ。17年に潮目が変わり、需要低下が始まると佐藤隆良氏はみる。
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.780, pp.8-15, 2004-10-04

けら落としに先立つ8月26日の夕方、まつもと市民芸術館でオペラのゲネプロ(本番同様に、通しで演奏する最終リハーサル)があった。公開されたのは、小澤征爾氏が総監督と指揮を務めるサイトウ・キネン・オーケストラの演奏によるオペラ「ヴォツェック」。この日、まつもと市民芸術館は、初めて一般の観客で埋まった。 ホールの開場前から館内は観客でにぎわい始めた。
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.1135, pp.36-38, 2019-01-10

2008年施行の改正士法で厳格化された実務経験の対象となる業務範囲についても、社会情勢の変化を踏まえた見直しが進んでいる。建築士の業務が多様化していることなどから、国土交通省は、設計前の基本計画の業務や、既存建築物の調査や検査業務、建築教育、…
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.1042, pp.54-61, 2015-02-25

「都市型多層階」の施設構成で、従来の郊外型とは異なる大規模ショッピングモールが岡山市の中心部に開業した。多様な集客機能と、コンパクトな都市運営を視野に入れる市のビジョンとが、今後どのように連携し、相乗効果を生み出し得るのか、関心が高まってい…
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.855, pp.42-45, 2007-08-27

運河に面する広々とした芝生の公園。一角にある遊具広場は、子どもを遊ばせる若い母親たちでにぎわっている。背後に建つ真新しい超高層マンションの住民だろうか。ここは東京・豊洲。2002年3月に閉鎖された造船所跡地だ。公園の向こうに見えるのは昨年10月に開業したばかりの大型商業施設・アーバンドックららぽーと豊洲。周辺には大きな空き地と建設作業中のタワークレーンが目に付く。
著者
浅野 祐一
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.847, pp.42-44, 2007-04-23

オリンピック招致の中止など独自の都市政策をアピールしたものの、東京都知事選挙では全投票数の約3%しか得票できなかった黒川紀章氏。選挙戦では政策だけでなく、様々な"パフォーマンス"も披露した。ウェブサイトに出馬の意向を示してから投開票が行われるまでの47日間を追った。
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.804, pp.64-69, 2005-09-05

今年5月、東京・麻布十番に完成した「アクシア麻布」はメゾネットタイプを大々的に採用した超高層マンションだ。全164戸の3割に相当する49戸がメゾネットタイプだ。床面積約100m2と約50m2の2種類を用意している。 マンションは地上25階建て。メゾネットタイプの住戸があるのは3〜4階、9〜10階、15〜16階と21〜22階の4カ所だ。 メゾネットタイプは床面積の違いで2種類ある。
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.1134, pp.6-15, 2018-12-27

酷暑に見舞われた2018年の夏、列島各地は異常気象に苦しんだ。豪雨や暴風などによる災害は、従来の想定を大きく超え始めた。過去の観測を基準として整備されたインフラは、将来的に発生する自然災害に耐えられない可能性が高まっている。
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.969, pp.44-51, 2012-02-10

端麗な街並みを持つ上質な住宅街として知られる東京・代官山の旧山手通り沿い。そこに書店、ビデオレンタル、カフェ、バーなどを複合する約1500坪の新施設が誕生した。 「代官山蔦屋書店」は、団塊世代を中心とした経済的にも時間的にも余裕のある"大人"の客層をターゲットとし、2011年12月に開業した。
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.1053, pp.44-47, 2015-08-10

構造用LVL(単板積層材)と、在来工法とを併用した木造3階建ての準耐火建築物が建設中だ。室内の一部では、構造用LVLを現しで使う。薄い挽(ひ)き板が積層する独特の素材感を意匠のポイントとする"LVL打ち放し"だ。
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.743, pp.22-26, 2003-04-28

1990年代末、低迷を続ける日本経済は、ついにその危機的な状況を表面化させる。生命保険会社の経営破たんである。それは97年の日産生命に始まり、東邦生命、第百生命、大正生命と続いた。そして2000年、生保破たんの波は準大手の千代田生命に及ぶ。10月9日、更生特例法に基づく更生手続きの開始を申請。負債総額は2兆9000億円に上った。生保としては当時、最大の倒産であった。
著者
山田 浩幸
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.1033, pp.88-90, 2014-10-10

家で水道の蛇口をひねらない日は1日としてないだろう。給排水のトラブルは家の寿命を縮めるだけでなく、住まい手にとって大きなストレスとなる。意匠設計者も知っておくべき「やってはいけいない」配管の典型例を解説する。
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.1030, pp.72-75, 2014-08-25

網走監獄五翼放射状平屋舎房(1912年)内部に広がる外部プレモダン編明治期 網走駅からバスに乗って西へ。走りだして間もなく、川の向こうに網走刑務所のレンガ塀が見えてくる。が、今回はここでは降りない。
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.793, pp.8-13, 2005-04-04

パアンドエコガーデン「月と花」は女性専用の温浴施設だ。2004年12月、徳島空港から車で1、2分という場所にオープンした。運営者は株式会社「月と花」。隣接地にある心療内科クリニックや知的障害児通院施設などを経営している中西昭憲院長の夫人が社長を務める。 正面をガラス張りに仕上げた鉄骨造・2階建ての建物の1階カフェは、ここだけ"男性可"の領域だ。
著者
佐野 由佳
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.827, pp.84-90, 2006-07-24

夕暮れが近づくと、東京・銀座の街は昼とは違った活気を帯びる。夜の華やかな宴席に備えて、それぞれの店が準備にとりかかる。街全体が舞台の本番を前にした楽屋のような、あわただしさと緊張感に包まれるのだ。 高級寿司店の代名詞ともいえる「銀座 久兵衛」が、金春通りの本店の斜め向かいに「別館」をオープンしたのは、この4月のことだ。
著者
磯 達雄
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.842, pp.92-95, 2007-02-26

甲府の街に着くと、そこには「風林火山」と書かれたのぼりがいっぱい立っていた。言うまでもなく、ここ甲斐の国は、風林火山の旗印で有名な武田信玄のおひざ元。今年のNHK大河ドラマ「風林火山」に乗っかって、観光振興で盛り上がっているのだった。 目指す先は、山梨文化会館である。それはJR甲府駅の北口を出ると、すぐ前に建っていた。外観を特徴付けているのは太い円柱。
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.1072, pp.56-63, 2016-05-26

81年にRPBWを設立後、パリ、ジェノバ、ニューヨーク(米国)に計3拠点を構えた。手掛けたプロジェクトは120件以上、年間売上高は約3000万ユーロ(約37億円)に上る。 RPBW全体の経営を担当するディレクターでパートナーのフィリップ・グーベ氏は、「幸運にもプロ…
著者
中崎 隆司
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.860, pp.80-83, 2007-10-22

東京、新宿ゴールデン街や花園神社に囲まれて建つ旧小学校校舎──。校門が閉じられて既に10年がたつ。子どもたちの声はなく、夜になると辺りはネオンや赤ちょうちんがともる街に変わる。荒木信雄氏(アーキタイプ、東京都渋谷区)は、この旧校舎の教室の一つを設計室として使い、作業中は週の半分ここに通った。築73年の校舎をオフィスに改修する計画だ。
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.860, pp.28-31, 2007-10-22

建築基準法の改正で出費増を余儀なくされた消費者、仕事はあれど収入につながらない設計事務所、廃業に追い込まれる指定確認検査機関、依然として出荷されない大臣認定プログラム…。統計の背景に潜む事情を読み解いていくと、そこには建築界が抱える「不都合な真実」が浮かび上がる。「そもそも、今回の建基法改正は一般消費者のためのものではなかったのか。
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.852, pp.68-71, 2007-07-09

アンケートでは「図書作成業務の増大」に対する建築実務者の関心が高かった。新制度では、確認申請の際に必要な図書や記載事項が格段に増える。しかも、申請受理後の図書の差し替えや訂正は原則としてできない。設計者は、図書の整合性のチェック業務を事前に織り込むことが重要になる。 「図書に必要な記載事項が具体的にわからない。