出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.809, pp.巻末4-9, 2005-11-14

木 造・平屋建ての建物は、内外とも黒い防腐剤が塗られ、落ち着いた雰囲気だ。垂木が露出した天井の中央にトップライトがあり、砂のままの床を明るく照らす。室内の一角にはステージ。CHARAやBONNIE PINKといった人気アーティストがここでライブを行った。ライブのないときには軽食などを提供するライブハウス兼海の家である。
著者
松岡 茂樹
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.757, pp.85-87, 2003-11-10

工務店や専門工事会社の見積もりを見て、その提示額が適正価格かどうかを見極めるのは簡単ではない。どうすれば適正価格に近づけることができるのか。工事コストの透明化に取り組む埼玉・川口市の工務店、ホームビルダーの松岡茂樹代表取締役に、見積もりの見方や対処法を基本から解説してもらう。
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.750, pp.72-77, 2003-08-04

すずメッキの銅板を重ね合わせて張ったメタリックな外皮を持つ。シルバーに輝き、森の緑の中で存在感を放っている ロッテルダム近郊にある緑濃きセント・ローレンス墓地の一画が敷地だ。森閑とした趣きの中に出現したメカノー設計のチャペル(礼拝堂)は、不時着した異界からの飛行物体を連想させるたたずまいだ。
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.1132, pp.10-13, 2018-11-22

報告書では、点検の問題にも焦点を当てている。寿栄小では08年から17年の間に計4回、法定点検が実施されたが、当時の調査結果表でブロック塀の項目は「─」と記され、塀の問題は見過ごされてきた〔図3〕。 その理由を、点検業務を受託した6社に調査委員会が…
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.1136, pp.52-63, 2019-01-24

東京都心部は2020年五輪開催に向け、高輪ゲートウェイ駅や虎ノ門ヒルズ駅などインフラ整備が大詰めを迎える。都市機能を更新し、国際競争力を高めるための魅力付けが進む。駅周辺や湾岸など、エリアごとの個性がより鮮明化してきた。
著者
山本 恵久 東 浩紀 藤村 龍至
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.915, pp.58-67, 2009-12-21

11月の平日。折からの悪天候で雨脚が強くなるなか、ショッピングモールの開業時間である午前10時にまずは千葉ニュータウン、北総線の印西牧の原駅に集合。徒歩1分の場所にある「BIGHOP(ビッグホップ)ガーデンモール印西」(2007年9月開業)から視察を開始した。
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.976, pp.48-55, 2012-05-25

築48年のホテルを建て替えて完成したパレスホテル東京が、5月17日に開業する。都心に立地するホテルでは珍しいバルコニーを大半の客室に設けて、借景や自然通風といった付加価値をもたらした。 皇居の緑が眼前に広がる東京・丸の内1丁目1番地に、ホテル棟とオフィス棟(パレスビル)で構成する複合施設が誕生した(写真1)。
著者
伊東 豊雄
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.750, pp.90-93, 2003-08-04

せんだいメディアテーク完成時のインタビュー(2001年3月5日号)で「建築に対する自分の考え方が変わってきた」と語った伊東豊雄氏。浮遊感や抽象性を追求してきた同氏が、メディアテーク以降,強い表現を模索し始めた。——伊東さんが「せんだいメディアテーク」を機に変わったという印象があります。ご自身でもその後の変化は感じていますか。 そうですね。
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.1093, pp.32-41, 2017-04-13

一帯はパリ南西部の玄関口として近年発展が目覚ましいエリア。音楽施設は行政や地域住民の期待を背負い、PPP(公民連携)方式で約1億7000万ユーロ(約207億円)の事業費をかけてつくられた。 施設は、立ち見席を含めて最大6000人が収容可能な多目的ホール「グラ…
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.813, pp.82-85, 2006-01-09

木の性状は、樹種や育った場所、取り出す部分などによってすべて違う。建物に効果的に木材を使うには、まず木の性状を見極め、木の潜在力を引き出すことが重要で、製材所の知識と技が必要になる。木を知り尽くし、時には使い方に合わせてどんな木材を使えばいいのかを提案する小泉好雄氏は、設計者にとって頼もしい存在だ。
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.1058, pp.52-55, 2015-10-25

キャンパスと街を隔てる塀はどこにもない。大阪府茨木市のJR茨木駅から徒歩5分という街なかにありながら、「開かれたキャンパス」を大胆に実践した。 京都市と滋賀県草津市にキャンパスを持つ立命館が、規模拡大に向けて2015年4月に開設した「立命館大学大阪…
著者
富田 裕
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.1129, pp.17-19, 2018-10-11

標準管理規約では、理事長を管理組合の代表者とし、理事長は区分所有法上の管理者を兼ねる存在だと規定している。マンション管理や大規模修繕の設計・施工などを担う事業者との契約は、代表者である理事長との間で結ばれる。 しかし、今回のケースのように…
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.1138, pp.6-8, 2019-02-28

レオパレス21の共同住宅1324棟で、建築基準法違反の疑いがある不備が新たに発覚した。一部は耐火性能を満たしていない。同社は、作業効率の向上を狙った素材変更や、設計図書上の表記の不統一が原因としている。 「新たな不備の報告を受けて驚いている」。
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.830, pp.66-71, 2006-09-11

建築設計・監理業務を対象に用途別売上高の全社合計の増減率を前回と今回の調査で比較した。前回大きく伸びていた宿泊施設が落ち込んだ半面、前回落ち込んでいたスポーツ施設が大幅に回復した。
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.753, pp.78-85, 2003-09-15

2002年度の決算内容などを尋ねた本誌の調査で、設計事務所の建築設計・監理売上高が一段と落ち込んでいることが明らかになった。 今回調査の集計対象は170社。建築設計・監理売上高が前期に比べて10ポイント以上減少した事務所は、有効回答162社のうち56社(35%)に上った。 上位10社の中では、山下設計と池下設計の2社が、それぞれ10.3ポイント、16.0ポイント減少した。
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.806, pp.60-67, 2005-10-03

設計事務所109社(有効回答数)の2004年度建築設計・監理売上高は、前期の決算に比べて平均で1.3%のマイナスとなった。2003年度との比較では、109社のうち建築設計・監理売上高を増やしたのは42社(38.5%)、減らしたのは67社(61.5%)だった。経常利益は10.7%の減少、税引き後利益は7.8%の増加となっている。
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.794, pp.52-59, 2005-04-18

「世界のTANGE」。丹下健三氏は世界のモダニズム建築家たちと同列に評価された日本で初めての建築家だった。上の世代の巨匠たちを追い抜いて、世界的な評価を勝ち得ることができたのはなぜか。 3月25日、東京カテドラル聖マリア大聖堂。門下生を代表して弔辞を読んだ磯崎新氏は、時折声を詰まらせながらこう語った。
著者
桂 三枝
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.979, pp.36-39, 2012-07-10

69歳の誕生日となる7月16日に「六代桂文枝」を襲名する桂三枝氏。寄席と市民生活に密着した商店街とを結び付ける知恵を絞り、街ににぎわいを呼び戻すことに成功した。(聞き手は本誌副編集長、浅野祐一)─2012年4月に完成した上方落語協会会館の建設に至った経緯を教えてください。
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.977, pp.62-69, 2012-06-10

浅草文化観光センターは、複数の平屋を積み上げたように見える。各階に庇を設け、天井をはじめとする内装を階ごとに変えた。変化に富む内部空間を構築し、ビル内に「街並み感」を創出する狙いがある。 国内外から多くの観光客が訪れる東京都台東区の浅草寺。そのシンボルでもある雷門前に4月20日、浅草文化観光センター(以下、観光センター)がオープンした。
著者
佐藤 隆良
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.1072, pp.72-74, 2016-05-26

2016年5月期マイナス金利政策もむなしく、建築市場を左右する景気がさえない。背景に円高、地震、増税といった懸念があるからだ。2017年4月に増税が実施された場合と延期された場合の住宅需要などを予測してみた。