著者
ぴろり、
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.431, pp.126-127, 2007-09-14

今年の夏はとにかく暑かった。日本の歴代最高気温が74年ぶりに更新され,東京都内では熱中症患者数が2000年以降で最も多かった。猛暑,いや酷暑と言えるだろう。 なかでもとびきり暑かったお盆のころ。日本各地で連日40℃近くの最高気温が続いたある日,築地で取材を決行した。ああ,東京砂漠。築地だけに,干物になりそうだった。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.482, pp.20-21, 2009-10-23

国土交通省の馬淵澄夫、辻元清美両副大臣と3人の政務官は10月9日、そろって会見し、2009年度補正予算の執行を停止する事業の内訳を初めて公表した。高速道路6区間の4車線化や東京外かく環状道路の新規着工は凍結。一方、整備新幹線や羽田空港C滑走路延伸は継続する。分野別に明暗が分かれた格好となった。ただし、線引きの基準は不明確だ。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.342, pp.16-17, 2003-12-26

「あー,もしもし。光子力こうしりょく研究所の弓と申しますが……」。この電話をきっかけに前田建設工業は,光子力研究所から「マジンガーZ地下格納庫」の設計見積もり業務を受注した——。これは,同社が2003年2月から,ホームページに掲載し始めた「ファンタジー営業部」の1コマだ。マジンガーZは1972年から約2年間,テレビ放映された人気アニメ。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.616, pp.48-53, 2015-05-25

JR姫路駅の北口に降り立つと、正面に、平成の大修理を終えた姫路城が壮麗な姿を見せる。世界文化遺産として多くの観光客が訪れるこの城と駅の間をつなぐのが、「大手前通り」だ。この通りで駅寄りの延長約160mの区間は、姫路市がこの4月に改修を終えたばかり…
著者
大村 拓也
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.469, pp.6-11, 2009-04-10

沖縄県で建設中のワルミ大橋は、不安定な状態での台風直撃を避けるために、4カ月で仮設の鋼管アーチを架設できる合成鋼管巻き立て工法を採用した。台風以外にも、亜熱帯特有の気象条件に気を付けながら施工している。(大村 拓也=フリーライター)急激な気象の変化も想定した施工計画に ワルミ大橋は、沖縄県今帰仁村と名護市の屋我地島を結ぶ。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.358, pp.28-29, 2004-08-27

大本組は,地下約90mの大深度にニューマチックケーソンを沈設できる「Super-ROVOケーソン工法」を開発した。非常時以外は,作業員が気圧の高い函内に入って作業する必要がない。 同社が開発済みの「ROVOケーソン工法」では,掘削機の日常的なメンテナンスのほか,沈設完了後に掘削機を解体・回収する際は,作業員が函内に入る必要があった。
著者
加藤 千博
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.299, pp.76-77, 2002-03-08

2000年7月上旬の早朝,東京都内のある建築工事現場の一角に,現場で働く作業員が集合していた。総勢150人の作業員たちは,10人一組のグループになって整列している。作業を始める前に行ういつもの朝礼のようだが,少し様相が異なる。作業員たちに向かい合う元請けJVの職員の方を向いているのは,各列の先頭にいる作業員1人だけ。残りの9人は,JVの職員に背を向けている。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.691, pp.40-44, 2018-07-09

昨年から今年にかけて、建機・車両のレンタル業界で大型の連鎖倒産があった。倒産した企業間では不正取引が判明。不正に関わっていない多くの取引先が債権者となった。自社以外の不正にも気をつけておかないと、会社を滅ぼす恐れがある。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.366, pp.60-61, 2004-12-24

台風がもたらした雨で地下のトンネル工事現場が水没。坑内の点検作業をしていたJVの職員が死亡した。雨は事故の前,1時間以内に急に強くなっていた。予期せぬ事故を防ぐため,発注者は事故後,施工者に対して,大雨洪水警報が出されたらすべての工事を中止するよう指示をした。 2004年10月9日の夕方,台風22号が首都圏を直撃し,都心に記録的な大雨を降らせた。
著者
古市 憲寿
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.552, pp.42-43, 2012-09-24

1985年生まれ。社会学者。東京大学大学院総合文化研究科国際社会科学専攻博士課程在籍。慶応義塾大学SFC研究所訪問研究員(上席)。ゼント執行役。著書に「絶望の国の幸福な若者たち」(講談社)などがある平成生まれ、ゆとり世代、草食系、内向き──。現代の若者を評する言葉は数知れない。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.539, pp.28-29, 2012-03-12

東京都多摩地区の下水道工事で談合を繰り返したとして公正取引委員会から計約1億円の課徴金納付を命じられた大成建設など建設会社4社が納付命令の取り消しを求めた訴訟で、最高裁判所は2月20日、建設会社側の主張を認めた一審の東京高等裁判所の判決を破棄し、4社の請求を棄却する判決を言い渡した。 最高裁は判決で、談合の証拠がないとした高裁判断を覆し、裁判官5人全員一致の意…
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.327, pp.76-80, 2003-05-09

関門海峡に浮かぶ巌流島がんりゅうじまが,大勢の観光客でにぎわっている。今年1月から始まったNHKの大河ドラマ「武蔵 MUSASHI」の影響で,注目を集めているからだ。主人公は,剣豪・宮本武蔵。1612年4月13日,二刀流の武蔵と,燕返しの技を持つ佐々木小次郎が,歴史に残る決闘を繰り広げたのがこの島だった。 正式名称は「船島」という。
著者
大村 拓也
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.633, pp.84-87, 2016-02-08

浅草側から見た連続立体交差区間の始点。2016年4月末に完成予定の下り急行線の高架橋では、軌道工事が進む。左側は東武に乗り入れる東京メトロ日比谷線の車庫(写真・文:大村 拓也)❶下り線は車庫線を越える必要があるので、上り線よりも高架区間が約400m長い…
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.480, pp.50-51, 2009-09-25

設計変更を勝ち取るために大切な発注者とのコミュニケーション。一口にコミュニケーション能力といっても、口が達者という意味だけではないようだ。常陽建設(茨城県取手市)建設部の浜野雅司氏は、多くの設計変更を認めてもらっているが、口数が少ない寡黙な現場代理人だ。本人も「口は決してうまくない」と照れる。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.685, pp.18-19, 2018-04-09

リニア中央新幹線の建設工事を巡る談合事件で東京地検特捜部は3月23日、公正取引委員会の刑事告発を受け、大成建設と鹿島、大林組、清水建設の法人としての大手4社と、既に逮捕している大成建設と鹿島の各担当者2人を独占禁止法違反(不当な取引制限)の疑い…
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.552, pp.36-41, 2012-09-24

平成生まれの大卒の入社が始まった2012年。現場に配属された新たな部下を目の当たりにして、早くも「最近の若手は…」と愚痴をこぼしていないだろうか。でも、ちょっと待ってほしい。新設から維持・補修へ、国内公共から海外へと、注力する分野が転換していく建設業界を支えるのは、彼らのような若手にほかならない。問われているのはむしろ、上司や先輩の指導力。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.690, 2018-06-25

落札通知のメールのチェックが数十分遅れただけで指名停止に——。こんな出来事が、国土交通省四国地方整備局の入札で起こった。納得できない建設会社は発注者に苦情を申し立てたが、にべもなく退けられた。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.543, 2012-05-14

鹿島は、建設重機10台を同時に遠隔操作できる「無人化施工システム」を開発した。光ファイバーと無線LANによるネットワークを構築することで、作業現場から約500m離れた場所の作業員が、カメラ映像や音声で現場の状況を確認しながら重機を操作できる。 初弾として、東京電力福島第一原子力発電所3号機の原子炉建屋で、建屋上部のがれき解体・撤去工事に採用した。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.384, pp.62-63, 2005-09-23

都市部の踏切を減らすことによって歩行者の安全を確保するとともに,交通渋滞を緩和することが急務となっている。東京では,都心と西部とを結ぶJR中央本線の連続立体交差事業が佳境に入った。 同事業は,三鷹駅から立川駅にかけての13.1kmを連続立体交差にするもの。同時に,武蔵境駅に乗り入れている西武鉄道多摩川線も同駅周辺の区間0.8kmを高架にする大規模な事業だ。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.533, pp.40-44, 2011-12-12

最近の若者は本業でなくても、やりたいことには労を惜しまず、行動するという積極性がある。ここで紹介する5人は、既存の枠にとらわれないで何か新しいことに取り組んでいる若手ばかりだ。行動する若手は何を考えているのだろうか。やりたいことをやるんだと、社会人3年目にして自ら志願し、新事業に積極的に取り組む若手がいる。