出版者
日経BP社
雑誌
日経コンピュ-タ (ISSN:02854619)
巻号頁・発行日
no.753, pp.154-157, 2010-03-31

日本のデータセンター事業者向けに、「プライベートクラウド」の仮想化基盤ソフトを提供する海外企業が増え始めた。米アマゾンの「EC2」に対抗するクラウドサービスを展開したい日本企業に売り込む考えだ。アマゾンよりも高度で、利用が容易といった機能性や運用管理性をアピールしている。
著者
岡村 正司
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンピュ-タ (ISSN:02854619)
巻号頁・発行日
no.615, pp.186-190, 2004-12-13

前回、基盤システムとは何か、基盤システムを採用することで、どのようなメリットが得られるかを解説した。今回は、クライアント/サーバーにおける基盤システムの実装例を紹介するとともに、基盤システム設計の工程を示す。ユーザーからは存在が見えない基盤システムの仕様は、業務プログラムとは異なる方法で決められる。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンピュ-タ (ISSN:02854619)
巻号頁・発行日
no.599, pp.74-79, 2004-05-03

ミツカンは今年2月末、ERPパッケージ(統合業務パッケージ)を使った基幹系システムの再構築プロジェクトを完了した。同社にとって過去最大の50億円を投じたプロジェクトは、コストが当初予算の1.5倍に跳ね上がり、核となる機能の開発からベンダーが手を引くなど難問にぶつかった。それでもメンバーはねばり強く作業を進め、約4年がかりで新システムの全面稼働にこぎ着けた。
著者
鈴木 義伯
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンピュ-タ (ISSN:02854619)
巻号頁・発行日
no.669, pp.50-53, 2007-01-08

システム関連のトラブルに見舞われた東京証券取引所を立て直すため、新設のCIO(最高情報責任者)に就いて陣頭指揮を振るう鈴木義伯常務取締役は、「全体最適化には、作業の内容や進行具合をチェックする共通の仕組みが不可欠」と強調する。東証はこのチェック機能が弱かったと分析。「PDCA」の確立によるシステム品質の均一化に挑む。
著者
Raikes Jeff
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンピュ-タ (ISSN:02854619)
巻号頁・発行日
no.652, pp.52-55, 2006-05-15

「People-Ready」というメッセージのもと、マイクロソフトは来年6月までに20近い新製品をリリースする。消費者向けWindows Vistaの出荷遅延という問題もある中、これだけの製品を一挙に出す意図は何なのか。企業向け製品を統括するジェフ・レイクス氏は、「人々の働き方が劇的に変化している。我々にとっては必然だ」と言い切る。
著者
Lanci Gianfranco
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンピュ-タ (ISSN:02854619)
巻号頁・発行日
no.748, pp.82-85, 2010-01-20

1954年イタリアのトリノ生まれ。トリノ工科大学卒業後、81年にテキサス・インスツルメンツ(TI)イタリアに入社。96年にTIパーソナルプロダクティビティ製品部門のEMEA(欧州中東アフリカ)担当社長。97年にエイサーがTIのノートPC事業を買収した際、エイサーイタリアのマネージングディレクターに就任。2000年エイサーヨーロッパ社長。05年エイサー社長。08年6月から現職。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンピュ-タ (ISSN:02854619)
巻号頁・発行日
no.510, pp.175-177, 2000-12-04

●5台の中継交換機と,これを制御する2台の共通線信号処理装置で構成する「東京電話」の回線網●「東京電話」の回線網に障害が発生。国内・国際電話や携帯電話が 約4時間にわたってつながりにくくなった●回線網が通話処理の限界を超えたため,共通線信号処理装置のバグやプログラムの不備が顕在化。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンピュ-タ (ISSN:02854619)
巻号頁・発行日
no.570, pp.42-47, 2003-03-24

「契約金額5億円で受注したプロジェクトの開発費が最終的に10億円にも達し、大赤字になってしまった」——。これはある大手国内ITベンダーのプロジェクト・マネジャがふと漏らした話である。続いて「最近は小粒のプロジェクトが多い。この5億円の赤字を埋めるためには、何十件ものプロジェクトを着実にこなさねばならないが、それだけやればまた失敗プロジェクトが出てくる。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンピュ-タ (ISSN:02854619)
巻号頁・発行日
no.666, pp.164-166, 2006-11-27

ソフトバンクモバイルでは、10月28日と29日の2日間、携帯番号ポータビリティの申し込み受付を停止した。他の携帯電話会社と情報をやり取りするシステムの遅延が直接の原因である。同社では、ポータビリティの処理に基幹系システムを利用していたが、基幹系を動かすハードが能力不足に陥った。 「システム部門の担当者がさぼっていたわけでも、失敗したわけでもない。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンピュ-タ (ISSN:02854619)
巻号頁・発行日
no.478, pp.150-152, 1999-09-13

インターネット・ビジネスにおいて,証券と並ぶ"激戦区"が書籍の販売。そこに,大手チェーンの文教堂は1999年8月に「JBOOK」という名称で新規参入した。先行各社を研究し,有力企業と手を組むことで業界最短の配送日数や定額の送料を実現するなど,見るべき点が多い。 書籍チェーン大手の文教堂は1999年8月,インターネット書店「JBOOK」をスタートさせた。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンピュ-タ (ISSN:02854619)
巻号頁・発行日
no.698, pp.36-39, 2008-03-01

Webサイト運営者の都合で発行されたIDを受動的に使用するのではなく、自分のIDは自分が主体的に1つに決める—ネット上では、こうした"消費者主権"の考えに基づいて、複数のWebサイトでも単一IDで認証する仕組みが整いつつある。会員登録の仕組みで顧客を囲い込む時代は終わろうとしている。 渦中の米マイクロソフトと米ヤフーは2008年2月7日、そろってある団体に加盟した。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンピュ-タ (ISSN:02854619)
巻号頁・発行日
no.699, pp.34-37, 2008-03-15
被引用文献数
2

ソフト開発もハードの調達もシステム運用も一切必要ない。すべてはインターネットという"雲"にアクセスするだけ—。コンシューマ市場では当たり前になった「クラウド・コンピューティング」が、企業システムにも迫ってきた。提唱者の米グーグルに加え、米IBMや米セールスフォースなどが、その重要性を強調し始めた。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンピュ-タ (ISSN:02854619)
巻号頁・発行日
no.714, pp.60-64, 2008-10-01

ネット広告大手のサイバーエージェントは今年5月、ブログサービス「Ameba(アメブロ)」のシステム基盤を全面刷新した。従来の基盤は拡張性や可用性に乏しく、安定稼働さえ危ぶまれたためである。委託ベンダーの技術力不足と、それを許してしまった社内体制が原因だった。サービスを止めず、むしろ拡充しながら2年強をかけて段階的に構成を変えてきた。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンピュ-タ (ISSN:02854619)
巻号頁・発行日
no.712, pp.112-114, 2008-09-15

日本郵政公社の民営・分社化で発足した日本郵政グループのかんぽ生命保険は8月19日、一部の簡易生命保険契約について特約還付金を少なく支払っていたと発表した。原因は単純なプログラムミス。開発者の思い込みで計算式を間違えた。誤りは発覚しないまま、約15年間が経過した。 「お客様をはじめ、関係の皆様に多大なご迷惑をおかけしましたことを深くお詫び申し上げます」。
著者
日本情報システムユーザー協会IT匠フォーラム
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンピュ-タ (ISSN:02854619)
巻号頁・発行日
no.680, pp.132-135, 2007-06-11

前号までのあらすじ JUAS産業の創業者である社長が脳梗塞で倒れ、システム企画部長に就いたばかりの息子が取締役CIOに就任する。社長に就いた浦山は自分でシステム経費を分析、運用コストの半減を命じる。CIOになった福井は、システム子会社のトップである金山に運用の外部委託を持ちかけるが、金山は首を縦に振ろうとはしない。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンピュ-タ (ISSN:02854619)
巻号頁・発行日
no.474, pp.118-127, 1999-07-19

●特徴 ローカル・ディスクやサーバーの共有ディスクにある「.doc」,「.xls」など7種類の拡張子を持つファイルを消去する 1999年6月11日金曜日の朝,コンパックコンピュータ(東京都品川区)の全社員のパソコンに,米国本社から1通のメールが届いていた。「社内のパソコンから新型ウイルスExplorezipが見つかった。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンピュ-タ (ISSN:02854619)
巻号頁・発行日
no.722, pp.100-102, 2009-02-01

「Web 2.0企業」に人気のデータセンター事業者、さくらインターネットで昨年暮に障害が発生し、同センターを使っていたSNS大手「GREE」や、ブログサービス「So-net blog」が半日以上停止するという事態に陥った。サーバーに電力を供給する変圧器が焼け、電力供給が途絶えたためだ。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンピュ-タ (ISSN:02854619)
巻号頁・発行日
no.730, pp.60-62, 2009-05-13

「地震や豪雨といった震災の情報を知らせる重要なシステムを17時間も止めて申し訳ない」。気象業務支援センターの加藤芳夫配信事業部長は、反省の弁を述べる。 気象庁が提供する天気予報や警報・注意報などのデータを報道機関や気象情報事業者など62社・機関に配信する「電文形式データ配信システム」が3月9日、止まった。
著者
安東 一真
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンピュ-タ (ISSN:02854619)
巻号頁・発行日
no.701, pp.62-69, 2008-04-01

この4月、新人がやってくる部門は多いことだろう。その新人に「書籍を読む"癖"を付けるべき」と薦める識者は多い。本誌コラムでもおなじみの有賀貞一CSKホールディングス代表取締役は新人に対して、「重ねて自分の身長に並ぶくらい、1年間で本を読め」と指導している。IT分野だけではない。社会人として読むべき本もある。では、どの本を選べばいいのか。IT業界の先達に聞いた。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンピュ-タ (ISSN:02854619)
巻号頁・発行日
no.637, pp.120-125, 2005-10-17

時間なし、予算なし、人材なし——。厳しい条件が重なる中、日産グループから独立したゼロは、基幹系システムを刷新した。今年8月の上場前での稼働を目指したところ、導入を決めたERPパッケージが業務に合わないという壁に直面。急きょ、120人月を費やして大規模なアドオンを開発し、本稼働にこぎ着けた。 「やっと日産グループ時代の負の遺産がなくなった。