著者
井口 尊仁
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンピュ-タ (ISSN:02854619)
巻号頁・発行日
no.749, pp.48-51, 2010-02-03

国内ベンチャー企業を経て2008年に頓智・を創業し「セカイカメラ」開発に着手。同年9月にTechCrunch50ファイナリストに選出され全世界で話題に。2009年12月には世界77カ国でセカイカメラをリリース。同時にITのアカデミー賞と称される「Crunchies 2009 Award」にアジアから唯一選出される。 「コンピュータは再定義されるべき時期に来た」。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンピュ-タ (ISSN:02854619)
巻号頁・発行日
no.453, pp.201-203, 1998-09-28

「なぜ2000年問題の対策のために,今まで利用してきたパッケージをバージョンアップしなければならないのか」。今年7月11日,西暦2000年問題の対策のために商店街が運営する「パルムポイントカード」のシステムを再構築した武蔵小山商店街振興組合(東京都品川区)の横尾正美販売促進課長は,今でも納得がいかない様子だ。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンピュ-タ (ISSN:02854619)
巻号頁・発行日
no.491, pp.181-183, 2000-03-13

「単純なミスが原因だった。本当に情けない」。KDDの田中孝司情報システム部担当部長は,こう言ってがっくりと肩を落とした。田中担当部長が落胆するのも無理はない。いく多の困難を乗り越え,1999年10月にやっとの思いで稼働にこぎ着けたばかりの新基幹系システム「統合KISS」で,電話料金の"誤請求"というトラブルが発生したからである。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンピュ-タ (ISSN:02854619)
巻号頁・発行日
no.495, pp.118-123, 2000-05-08

貨物の追跡情報をインターネット経由で顧客に提供するサービスを,ライバル企業に先駆けて提供し始めたことで知られる航空貨物輸送大手の米フェデラル エクスプレス。同社はインターネット・ビジネスの普及を絶好のビジネス・チャンスととらえ,EC(エレクトロニック・コマース)などに取り組む顧客企業をIT(情報技術)で全面支援する戦略を推し進めている。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンピュ-タ (ISSN:02854619)
巻号頁・発行日
no.502, pp.136-140, 2000-08-14

2000年6月にナスダック・ジャパンへの上場を果たしたスギ薬局は,この3年間で売上高を3倍に,経常利益を5倍に拡大するなど絶好調だ。スギ薬局はさらに,今後5年以内に店舗数と売上高をともに3倍以上に伸ばすという大きな目標を掲げる。この目標実現に不可欠な戦略として同社が取り組んでいるのが,情報システムの全面再構築だ。
著者
井上 理
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンピュ-タ (ISSN:02854619)
巻号頁・発行日
no.569, pp.124-133, 2003-03-10

右肩上がりの急成長を続けてきたマイクロソフト日本法人(MSKK)が今、創業以来最大の壁にぶつかっている。サーバー製品を中心とする業績不振、オープンソースの脅威、社員の士気低下…。阿多親市社長は歴代の日本法人社長で最も多くの悩みを抱える。実態があまり知られていないMSKKで何が起きているのか、この状況に対してどう立ち向かおうとしているのかを明らかにする。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンピュ-タ (ISSN:02854619)
巻号頁・発行日
no.471, pp.106-109, 1999-06-07

米パソコン流通業界の各社は,デルコンピュータなど直販メーカーの台頭により存亡の危機にさらされている。その巻き返し策の一つが流通網の徹底した電子化である。米コンパックコンピュータ,米IBMといった主要メーカーをはじめ,パソコン流通に携わる多くの主要企業が参画するコンソーシアム,「ロゼッタネット(RosettaNet)注8)」がその主役だ。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンピュ-タ (ISSN:02854619)
巻号頁・発行日
no.720, pp.98-100, 2009-01-01

丸三証券は2008年10月、関東財務局から業務改善命令を受けた。株主割当増資にかかわるシステムの"仕様漏れ"が原因で、顧客が保有する株式の平均取得単価を誤算出していたからだ。03年の稼働から今回の問題発覚までシステムに潜んでいた穴は、誰にも気づかれず放置されていた。 「特定口座開設顧客に対し、必要な情報を適切に通知していないと認められる」。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンピュ-タ (ISSN:02854619)
巻号頁・発行日
no.686, pp.148-150, 2007-09-03

ソフト会社のアプリックスが取り組んでいた、携帯電話機向けのソフトウエア基盤の開発が事実上頓挫した。見込み顧客の事業縮小などでソフトウエアの納入が進まず、約76億円の特別損失を計上。8月16日の決算会見では、2007年6月中間期の連結決算が70億円超の赤字となったと発表した。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンピュ-タ (ISSN:02854619)
巻号頁・発行日
no.709, pp.58-62, 2008-08-01

貨物専門航空会社の日本貨物航空(NCA)は4月7日、貨物管理システムを本稼働させた。稼働済みの整備システムや運航管理システムと合わせ、三つの基幹系をわずか2年で開発した。第1号ユーザーも恐れず、海外製のパッケージソフトを全面採用した。最初にシステム部門がシステムの大枠を決め、利用部門の要望は後から取り入れる手法を採用し、スピード開発に成功した。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンピュ-タ (ISSN:02854619)
巻号頁・発行日
no.669, pp.100-102, 2007-01-08

静岡県の地方銀行であるスルガ銀行は、2008年1月を予定していた新勘定系システムの全面刷新を延期する。国内で稼働実績がなかったパッケージを採用したが、設計・開発作業が難航した。開発を担当する日本IBMと共同で、プロジェクト・チームを再編。要件定義を見直して再度開発を進めている。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンピュ-タ (ISSN:02854619)
巻号頁・発行日
no.473, pp.28-31, 1999-07-05
被引用文献数
1

Java開発者の国際会議「JavaOne」が6月15〜18日,米国サンフランシスコで開催された。今回のJavaOneでサンは,Javaのラインアップをサーバー版,標準版,機器組み込み版の3種類に整理し直した。サーバー版の狙いは,各社のアプリケーション・サーバー・ソフトのAPIを標準化することにより,サーバーで実行するJavaアプリケーションの互換性を高めること。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンピュ-タ (ISSN:02854619)
巻号頁・発行日
no.515, pp.28-30, 2001-02-12

安田火災や東京海上といった大手損保各社が,IT分野向け保険商品の品ぞろえを強化している。中堅・中小規模のIT事業者に的を絞った保険商品や,特定のパッケージ・ソフトの利用を前提にした保険商品も登場し始めた。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンピュ-タ (ISSN:02854619)
巻号頁・発行日
no.455, pp.132-133, 1998-10-26

「ソフトウェア自体については(中略)製造物責任の対象としていない」(経済企画庁編の「逐条解説 製造物責任法」=商事法務研究会発行=から引用)。このため,情報システムとPL(製造物責任)法は一般には関係が薄いものと考えられてきた。しかし,ついに情報システムのPLを問う国内初の訴訟が起こされた。 原告は青森県の食品メーカー,ヤマモト食品(青森県青森市)。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンピュ-タ (ISSN:02854619)
巻号頁・発行日
no.744, pp.84-86, 2009-11-25

地方競馬の馬券投票システムの開発・運用・保守を受託するソフトバンク系列のオッズ・パークは10月中に2度のシステム障害を起こし、完全復旧までに19日を費やした。この間、パソコンや携帯電話を通じた馬券購入が断続的にできなくなるなど、サービスの根幹にかかわるトラブルに発展した。 本誌の取材によれば、2度の障害の原因はこうだ。
著者
真田 哲弥 木暮 祐一
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンピュ-タ (ISSN:02854619)
巻号頁・発行日
no.695, pp.120-123, 2008-01-15

関西学院大学在学中から数々の会社を設立。1997年アクセス(現ACCESS)でiモードの仕様策定、ブラウザ開発に携わる。98年サイバードを設立し、副社長兼CTO(最高技術責任者)に就任。2000年サイバードのR&D部門としてケイ・ラボラトリー(現KLab)を設立し現職携帯電話研究家木暮 祐一1980年代後半より日本の携帯電話業界動向をウオッチ。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンピュ-タ (ISSN:02854619)
巻号頁・発行日
no.750, pp.20-23, 2010-02-17

グーグルが2007年に提供を開始した企業向けSaaS「Google Apps Premier Edition」が、SaaSの料金水準に大きな影響を与えている。Webメールサービス「Gmail」を軸に、予定表や文書管理などの様々な機能を1ユーザー当たり月額500円(年額6000円を月割り)、初期費用なしという破格の料金設定で展開したからだ。
著者
Whitman Meg
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンピュ-タ (ISSN:02854619)
巻号頁・発行日
no.494, pp.164-166, 2000-04-24

「イーベイは世界最大級のオンライン・コミュニティです」。インターネット競売会社最大手,米イーベイのメグ・ウィットマン社長兼CEO(最高経営責任者)は同社をこう紹介する。イーベイのWebサイトの登録者数は1000万人,1日のページ・ビューは1億以上。商品の競売にとどまらず,利用者同士で自由に情報交換ができるようにしたことが幅広い支持を得て,巨大サイトに成長した。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンピュ-タ (ISSN:02854619)
巻号頁・発行日
no.696, pp.164-166, 2008-02-01

米イーベイとネットプライスドットコム、ヤフーの3社が提携して始めた国際ネット・オークション「セカイモン」。開始早々から6日間、事実上使えない状態に陥った。想定以上にアクセスが集中したことが直接の原因だが、別サイトのサービスを利用するマッシュアップの"作り"の悪さが、対応を遅らせた。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンピュ-タ (ISSN:02854619)
巻号頁・発行日
no.515, pp.183-185, 2001-02-12

2001年1月11日午前8時55分,名古屋証券取引所(名証)は,取引開始のわずか5分前になって,午前中の株式取引停止を緊急決定した。名証で取引をする証券会社の注文状況などを表示するシステムのデータが正しく更新されなくなったからだ。 名証はすぐに,取引システムを構築した富士通に対して,トラブルの状況を調べるよう指示した。