出版者
日経BP社
雑誌
日経コンピュ-タ (ISSN:02854619)
巻号頁・発行日
no.771, pp.38-43, 2010-12-08

A1 標準機能でも最低限の対策ができる。Exchange Serverからは遠隔データ消去が可能 スマートフォンを社外で利用することを想定すると、最も懸念されるのは盗難や紛失による情報漏洩だ。対策は二つある。標準のパスワード認証機能を使うことと、データを遠隔から消去する「リモートワイプ」の利用環境を整えることだ。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンピュ-タ (ISSN:02854619)
巻号頁・発行日
no.487, pp.12-16, 2000-01-17

新しい千年紀(ミレニアム)が到来した。2000年問題の最大のハードルである,2000年1月1日や仕事始めの1月4日は,大過なく過ぎ去った。軽微な2000年問題はいくつか発生したものの,社会生活や企業活動に深刻な影響を与えるようなトラブルは1件もなかった。IT(情報技術)業界挙げての努力が見事に結実した。 「できることはすべてやったという自信があった。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンピュ-タ (ISSN:02854619)
巻号頁・発行日
no.444, pp.154-161, 1998-05-25

98年4月から実施された新税制によって,企業のパソコン購入がしづらくなるという問題が生じた。それ以前は経費で買えた20万円未満のパソコンを,資産として購入しなければならなくなったからである。パソコン業界はこれに反発。「30万円未満まで経費で購入できるようにすべき」と要望するなど,パソコンの税制を巡る議論が沸騰した。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンピュ-タ (ISSN:02854619)
巻号頁・発行日
no.668, pp.40-43, 2006-12-25

「おいしいソフトクリームだよ」。中堅のITサービス会社、アルゴ21の太田清史社長は10月22日、ソフトクリーム店の店員に変身した。同社が、1984年の創業以来初めて開催した大規模社内イベント「ファミリー・デー」の一コマだ(写真1)。
著者
中村 修二 高下 義弘
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンピュ-タ (ISSN:02854619)
巻号頁・発行日
no.700, pp.58-61, 2008-03-24

青色発光ダイオード(LED)を世界で初めて開発した中村修二氏に、創造の極意を尋ねた。それは「考える体力」と「自由」という。駆け出し技術者の時は、本と学問を捨て製品作りに没頭。知識や推論そして熟考だけではなく、体を動かして結果を出すことの大切さを知った。創業者が自由にやらせてくれたので、自分の信じるところを徹底追求できた。
著者
鈴村 幸太郎
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンピュ-タ (ISSN:02854619)
巻号頁・発行日
no.548, pp.142-145, 2002-05-20

サーブレットやJSPを使えば,Webシステムの画面開発の生産性を向上できることを前回紹介した。しかし,いくら見た目が綺麗なショッピング・サイトでも,商品検索の自由度が低かったり,購入商品を一つずつしか選べないなど,機能が貧弱だったら興ざめだろう。Webシステムの構築では,アプリケーション本来の機能,つまり業務ロジックの実装が重要だ。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンピュ-タ (ISSN:02854619)
巻号頁・発行日
no.508, pp.167-169, 2000-11-06

●自社の業務に見合ったERPパッケージを改めて選定し,日本オラクルの製品を導入することで無事に稼働させた 日立製作所のシステム保守サービス子会社である日立電子サービス(横浜市)は2001年4月,日本オラクルの業務パッケージ「Oracle E-Business Suite(EBS)」を使って基幹系システムを全面刷新する。これに先駆け,まず2000年4月に会計・人事モジュールを稼働させ,この10月…
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンピュ-タ (ISSN:02854619)
巻号頁・発行日
no.682, pp.42-45, 2007-07-09

「運用収支を予想するシミュレーションの計算結果が実際と1億円近くかい離してしまった。間違いに気付いたからよかったものの、このまま投資家に公開してしまったらどうなっていたか。背筋が寒くなり、自分が作ったExcelシステムを捨てようと決意した」。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンピュ-タ (ISSN:02854619)
巻号頁・発行日
no.535, pp.64-67, 2001-11-19

ASPサービスはネットワークに大きく依存したビジネス・モデルである。高速回線を安価に利用できるブロードバンドが,ASP事業者のビジネスを加速するのは自然な流れと言えよう。すでに,ブロードバンドの普及を視野に入れた具体的な動きも,いくつか出ている。ブロードバンド時代の有力アプリ 真っ先に挙げられるのは動画配信(ストリーミング注21))システムのASPサービスだ。
著者
馬場 史郎
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンピュ-タ (ISSN:02854619)
巻号頁・発行日
no.503, pp.222-223, 2000-08-28

システム・インテグレータのSEマネジャとして,9人いる部下のSEたちとシステム開発や営業担当者の支援などを手がけています。いつも悩むのは, 慢性的なSE不足です。営業からサポート要請が来たり,プロジェクトを受注するたびに,SEの体制作りでバタバタしています。協力会社を探すのも一苦労です。部下のSEには無理を言ってしまい,不評も買っています。打開策はないでしょうか。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンピュ-タ (ISSN:02854619)
巻号頁・発行日
no.642, pp.112-114, 2005-12-26

半導体大手、ルネサステクノロジの基幹システム統合が難航している。当初の稼働予定は2005年9月だったが、マスターデータの統合に手間取り工場での生産管理や在庫管理の稼働は当面延期。2006年1月に資材発注や受注管理といった対外系システムだけを動かす。 「率直に言って、非常にさえない数字。大変残念な結果に終わった」。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンピュ-タ (ISSN:02854619)
巻号頁・発行日
no.717, pp.56-60, 2008-11-15

J.フロントリテイリングは傘下の大丸と松坂屋の基幹システム統合を9月に終えた。意見の対立や文化の違いに戸惑いながらも、繁忙期であるお盆明けの統合を断行。消費低迷による売り上げ減少も統合作業の足を引っ張った。だが従業員への教育を徹底して現場トラブルの撲滅を図るとともに、新システムの稼働前日には全店を臨時休業し演習を実施。10億円規模の機会損失を覚悟で万全を図った。
著者
松島 克守
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンピュ-タ (ISSN:02854619)
巻号頁・発行日
no.475, pp.170-172, 1999-08-02

8月1日,東京大学教授に就任した松島克守氏は,「日本は米国との経済戦争に大敗した。戦後復興にはビジネスと情報技術(IT)の両方が分かる人材が欠かせない」と語る。日本アイ・ビー・エムやコンサルティング会社での経験を生かし,工学系の大学院生にビジネスや企業情報システムを教えていく。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンピュ-タ (ISSN:02854619)
巻号頁・発行日
no.754, pp.90-92, 2010-04-14

東芝ソリューションは最後の提案の機会であるプレゼンに臨んだ。新日本空調は4日後に、基幹系システムの構築を手掛けるA社への発注を正式に決める意向だった。こうした状況で、ポイントを思い切って絞ったプレゼンを展開し、逆転劇に結び付けた。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンピュ-タ (ISSN:02854619)
巻号頁・発行日
no.574, pp.114-118, 2003-05-19

「業務プロセスの改革を主導せよ」。これがキリンビールのIT部門のミッション(任務)だ。システムを通して全社の業務を俯瞰できる立場を生かして、業務改革のアクセルを踏む。2001年度に始まった営業プロセスの改革プロジェクトでも営業部門をねばり強く説得し、新プロセスとそれを支えるシステム作りを進めた。ビール各社の2002年12月期決算では、キリンビールの健闘が光った。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンピュ-タ (ISSN:02854619)
巻号頁・発行日
no.670, pp.126-128, 2007-01-22

2006年12月1日、首都圏にあるJR東日本の184駅の自動改札で、非接触ICカード「Suica」が使用不能になり、利用者が改札を通過できなくなった。11月から12月に日付が変わった時点で、定期券をチェックする自動改札機のプログラムのバグが、顕在化したことが原因である。 異変が起きたのは2006年11月30日の深夜、12月1日に日付が変わった瞬間である。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンピュ-タ (ISSN:02854619)
巻号頁・発行日
no.558, pp.42-45, 2002-10-07

限られた予算の中で、攻めのIT投資を増やす——。今、多くの企業が直面している難問をいち早くクリアした企業がある。一時は深刻な経営危機に直面した日産自動車だ。同社は1999年春から全社的なコスト削減を断行、IT関連のコストにも大きくメスを入れた。3年前は予算の9割を占めていた既存システムの保守・運用費を5割に減らした。
著者
新宅 正明
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンピュ-タ (ISSN:02854619)
巻号頁・発行日
no.541, pp.64-66, 2002-02-11

日本オラクルの快進撃にブレーキがかかった。昨年末には今期(2002年5月期)の業績見通しを下方修正。増収増益は維持するものの,売上高と経常利益の伸び率は10%を下回る見通しだ。しかし,同社の新宅正明社長に悲壮感は感じられない。むしろ「これまでの急成長のひずみを一掃する好機」ととらえ,「ユーザー企業や販売パートナーの満足度向上にゼロから取り組む」考えだ。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンピュ-タ (ISSN:02854619)
巻号頁・発行日
no.791, pp.30-35, 2011-09-15

2011年7月。米カリフォルニア州サンタクルーズ市で不思議な現象が起こった。犯罪が発生する前に、犯罪現場に警察官が現れるようになったのである。 10年10月。コンピュータ将棋「あから」が女流王将のプロ棋士に勝利した。あからで使っているプログラムは、将棋初心者の化学者が開発したものだ。 同月。
著者
力武 健次
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンピュ-タ (ISSN:02854619)
巻号頁・発行日
no.525, pp.200-203, 2001-07-02

無線LANは有線のLANと異なり,配線の制約がないので,企業や一般家庭に広く普及しつつある。しかし,電波を使う無線LANの通信は,第三者による傍受が可能であり,通信内容の秘密保護の上で大きな抜け穴になりかねない。無線LANが持つ認証や暗号化などのセキュリティ機能はさまざまな弱点を抱えているため,LANよりも上位の階層で盗聴対策を徹底する必要がある。