出版者
日経BP社
雑誌
日経コンピュ-タ (ISSN:02854619)
巻号頁・発行日
no.653, pp.160-164, 2006-05-29

業務改革を伴うシステム刷新は、利害関係者が多いほど要件定義に時間がかかり、失敗しやすい—。古河電気工業の「人事BPRプロジェクト」は、まさにこの点が懸念されていた。全国13カ所の工場などでバラバラだった人事業務を一本化するからだ。乗り越える鍵は、コンサルタントとパッケージの活用にあった。
著者
田中 淳子
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンピュ-タ (ISSN:02854619)
巻号頁・発行日
no.670, pp.186-189, 2007-01-22

部下と会話するとき、あるいは外部の人と打ち合わせをする際に、いきなり本題に入るのではなく、ちょっとした雑談から始めるのは意外と効果がある。相手の緊張状態(アイス=氷)を溶かすことで、話しやすい環境を作ったり、本音を聞き出したりしやすくなるからだ。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンピュ-タ (ISSN:02854619)
巻号頁・発行日
no.737, pp.42-51, 2009-08-19

● 表中の重視度は回答企業が「特に重視している項目」として選んだ割合。「15」とある場合は、回答企業の15%が選択したことを示す。総合満足度は各項目の満足度を重視度に応じて加重平均している。上位3項目には色を付けたITコンサルティング/上流設計関連サービス一歩抜け出るIBMNTT西が初の1位に メーカーでは日本IBMが前回に続き1位に立った。
著者
奥井 規晶
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンピュ-タ (ISSN:02854619)
巻号頁・発行日
no.627, pp.68-70, 2005-05-30

大手、中堅中小を問わず、ユーザー企業にとって重要なのが、コンサルタントの活用だ。社内には存在しないノウハウや経験を補うことができるからである。だが、依然として「コンサルタントに頼んだが、うまくいかない」というケースは多い。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンピュ-タ (ISSN:02854619)
巻号頁・発行日
no.752, pp.82-84, 2010-03-17

競合ベンダーに決まりかけていた商談を、ドリーム・アーツが土壇場で逆転した。本番さながらのデモシステムを開発し、製品選択を左右する利用部門の心をつかんだ。「Notes/Domino」をリプレースした社内ポータルシステムは、2009年11月に稼働した。(文中敬称略) 「まだ契約していないんだ。A社の製品を導入する方向で動いていたのだが、利用部門が納得してくれない」。
著者
日本システムアナリスト協会不条理なコンピュータ研究会
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンピュ-タ (ISSN:02854619)
巻号頁・発行日
no.581, pp.176-178, 2003-08-25

かなめとなる情報システム部がプロジェクト遂行の責任を果たさないまま、開発が頓挫した例を示す。ベンダー選定では情実を入り込ませたうえに、甘い見通しのままプロジェクトを進めた。利害関係が複雑な点を見過ごして、要件定義やベンダー管理に手間取った。しかし、ばん回のための手を打たなかった。プロジェクトは破綻し、ベンダーは大赤字で撤退した。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンピュ-タ (ISSN:02854619)
巻号頁・発行日
no.472, pp.185-187, 1999-06-21

ゴールデン・ウィークの連休が明けた5月6日木曜日の午前8時40分ごろ,大阪市阿倍野区にある大阪市立大学医学部附属病院の調剤部で異変が起こった。部内のサーバーにつながれたプリンタから,調剤業務に不可欠な「処方せん」が突然出なくなってしまったのだ。 同病院では,医師からの各種指示をデータとして各部門に転送するシステムを稼働させている。
著者
McBride Darl C.
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンピュ-タ (ISSN:02854619)
巻号頁・発行日
no.579, pp.72-74, 2003-07-28

米ザSCOグループの動きがコンピュータ業界に波紋を投げかけている。UNIXの知的財産(知財)をLinuxに流用したとして3月に米IBMを提訴。6月にはIBMに対するUNIXの供給を停止した。マクブライド社長は7月に来日して、日本の大手コンピュータ・メーカーを訪問。
著者
岩井 孝夫 加藤 三智子
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンピュ-タ (ISSN:02854619)
巻号頁・発行日
no.509, pp.186-187, 2000-11-20

「ナレッジ・マネジメントが企業の勝敗を決める」と最近よく耳にする。しかし気をつけないとナレッジの共有化は,「法則の発見」や「傾向の把握」という面ばかりが注目されがちだ。個人のノウハウを共有化しようというのであれば,システムだけでは実現できない。ノウハウの共有化は,人事政策や業務面からのアプローチが主となる。
著者
日経コンピューター
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンピュ-タ (ISSN:02854619)
巻号頁・発行日
no.650, pp.114-117, 2006-04-17
被引用文献数
1

全社的な情報共有や活用は容易でない。そのためのシステムを構築し、社員に定着させる努力が欠かせない。中堅コンクリート・メーカーのホクショウは、営業状況から製造原価まで全社員140人が共有するシステムを構築。システム部員による地道な説得作業を通じて、1年をかけ定着を図った。
著者
中田 敦 吉本 和彦 ボーガス ヴァーナー
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンピュ-タ (ISSN:02854619)
巻号頁・発行日
no.794, pp.62-69, 2011-10-27

金融業や小売業といった企業が、メーカーのようにCTO(最高技術責任者)を置くケースが増えている。技術、なかでも特にITが、自社の競争力を左右すると考え始めたからだ。CTOのミッションは、企業の情報システム部門を統括し、ITによって新しいビジネスを生み出すことだ。日米3人のCTOへのインタビューから、CTOの実像に迫る。
著者
野間 彰
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンピュ-タ (ISSN:02854619)
巻号頁・発行日
no.446, pp.244-247, 1998-06-22

競争相手調査をもとにE社は,競争相手の「強み」を自分のものとし「弱み」を排除したシステム作りに入った。特に工夫したのは「強み」と違って簡単に真似できない「弱み」をいかに排除するかである。また考案したシステムが実際に使えるかどうか,1カ月にわたって試行を実施。ギリギリまで詰めの作業を行った。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンピュ-タ (ISSN:02854619)
巻号頁・発行日
no.551, pp.157-161, 2002-07-01

この7月4日,アスクルの岩田彰一郎社長は東京・日本橋の東京証券会館で,2002年5月期の決算発表に臨む。その表情は1年前とはうって変わって,笑みにあふれているはずだ。岩田社長は大幅な増収増益を発表するとともに,「飛躍の準備は整った。当社はこれから第2の成長期に入る」と力強く宣言するに違いない(岩田社長の特別インタビューを162〜164ページに掲載)。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンピュ-タ (ISSN:02854619)
巻号頁・発行日
no.573, pp.44-47, 2003-05-05

引っ越しシーズンのピークを迎えた4月1日。アートコーポレーションの千葉支店では多くの社員が仕事に追われていた。 騒然とするオフィス。その一角で、ある社員が少し暗いディスプレイに向かって、黙々と伝票のデータを入力している。省スペース型パソコンのように見えるが、いかにも古そうだ。よく見るとキーボードの配列がパソコン用のものとは少し違う。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンピュ-タ (ISSN:02854619)
巻号頁・発行日
no.499, pp.245-247, 2000-07-03

5月27日土曜日,日本中央競馬会(JRA,東京都港区)の「電話投票システム」で,午前9時から12時4分まで約3時間にわたり勝馬投票の受け付け処理ができなくなるなどのトラブルが発生した。この間,JRAの電話投票センターや場外馬券販売所(ウインズ),競馬場などには,「馬券が買えない」などの苦情や問い合わせが殺到。その数は全国で6336件に及んだ。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンピュ-タ (ISSN:02854619)
巻号頁・発行日
no.769, pp.84-86, 2010-11-10

入札情報の漏えいによる職員逮捕に揺れる日本年金機構(旧社会保険庁)。9月には、システムの不具合によって約4000万円の年金を払いすぎたと発表した。2007年に表面化した「年金記録問題」のシステム対応の際、法律の解釈を誤って要件を定義してしまった。 「年金の正確な計算と支払いに努めてきたが、システムの誤りに2年以上気が付かなかった。
著者
日本情報システムユーザー協会IT匠フォーラム
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンピュ-タ (ISSN:02854619)
巻号頁・発行日
no.629, pp.150-153, 2005-06-27

前号のあらすじ 中堅機械メーカーJUSA産業のシステム企画部で課長補佐を務める角川千秋は、レガシー化する現行システムの刷新をことあるごとに進言する。だが部長の金山や課長の永山は聞く耳を持たない。角川のいらいらは募るばかりだ。 「永山君、社長に呼ばれているから一緒に来てくれないか」。朝から雨が降り続く月曜日の午後のことだ。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンピュ-タ (ISSN:02854619)
巻号頁・発行日
no.722, pp.40-43, 2009-02-01

電機メーカーが地方に設置したサービスステーションで、困惑した社員が東京にある情報戦略部のサポートセンターに電話をかけていた。「営業から帰ってきたらパソコンが立ち上がらないんです。明日は朝から使いたいのですが何とかなりませんか」。サポートセンターの担当者は、その社員の部署名と名前を聞いた上で、「今晩、こちらから復旧してみます。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンピュ-タ (ISSN:02854619)
巻号頁・発行日
no.594, pp.134-140, 2004-02-23

家のなかで人間の生活を支援する「パーソナル・ロボット」が、ロボット研究開発の主流になりつつある。来年までに主要なものだけで7製品が登場する見込みだ。現時点でロボットが備える機能は十分でなく、開発している各社は人とのコミュニケーション、移動、ネットワーク接続の各分野で高機能化を急いでいる。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンピュ-タ (ISSN:02854619)
巻号頁・発行日
no.579, pp.52-58, 2003-07-28

今回の顧客満足度調査では、オープンソース・ソフトの健闘が光った。パソコン・サーバー用OSでLinuxへの回答数が倍増。首位のWindows 2000に肉薄した。PostgreSQLやTomcatといった、オープンソースのミドルウエア・ソフトも商用ソフト並みの評価を得た。このほか、調査対象を拡大した影響で、中堅企業に強いベンダーが評価を上げた。