出版者
日経BP社
雑誌
日経コンピュ-タ (ISSN:02854619)
巻号頁・発行日
no.503, pp.213-215, 2000-08-28

●システム・トラブルを回避するため,データ抽出処理のプログラムを修正して,排他制御の方法を変更した 6月30日金曜日。岩手県ではこの日,一部の企業や県庁の公務員などにボーナスが支給されることになっていた。ところが,ATMが動き始める午前8時を過ぎて岩手銀行を訪れた顧客は,なぜか自分の口座にボーナスが振り込まれていないことに気づいた。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンピュ-タ (ISSN:02854619)
巻号頁・発行日
no.574, pp.50-52, 2003-05-19

ITコンサルティング会社のからんだプロジェクトの失敗は、ユーザー企業に問題があることも多い。例えば、コンサルティング会社の選定時にきちんと調べずに以前から面識があるといった理由で頼んでしまう、実施すべき業務改革をやらなかった、といったことだ(図5)。実行すべきことをやらなければ、満足できる結果は当然得られない。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンピュ-タ (ISSN:02854619)
巻号頁・発行日
no.527, pp.46-50, 2001-07-30

ブロードバンド時代が始まり,いよいよコンテンツ・ビジネスが花咲こうとしている。しかし,現実世界で人気のあるコンテンツには,常に著作権の問題が付きまとう。著作権料の支払いや権利者への使用許諾手続き,コンテンツの違法コピーを防ぐための技術など,解決すべき問題が山積している。
著者
玉置 亮太
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンピュ-タ (ISSN:02854619)
巻号頁・発行日
no.738, pp.52-59, 2009-09-02

「透明性と自己責任」。グーグルの人材戦略を理解するキーワードだ。同僚が自分のことを評価し、結果はすべて公開。仕事の一切を自分で決める。優秀な社員ができる人材を引きつける。日本にいながら成果を世界に問える。「働きがいのある職場」は厳しさと表裏一体だ。「グーグラー」たちの取材を通して、同社の人材戦略を探った。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンピュ-タ (ISSN:02854619)
巻号頁・発行日
no.612, pp.58-61, 2004-11-01

団塊世代のベテラン・エンジニアが大挙引退することで、企業が長年にわたり培ってきた情報化の能力が低下していく──。2007年問題の本質はここにある。すでに予兆は出始めた。一刻も早く、ベテランの持つスキル/ノウハウを若手に継承する体系を作らないと、手遅れになりかねない。IT業界の2007年問題——。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンピュ-タ (ISSN:02854619)
巻号頁・発行日
no.726, pp.106-108, 2009-03-18

日本郵政グループの郵便事業会社(日本郵便)と日本通運は、4月に予定していた宅配便事業の統合を半年延期すると発表した。昨年10月の延期に続いて2回目である。後払い貨物の処理で使う請求回収システムなどで接続仕様が固まらず、作業が遅れているため。遅延は収益面にも影響を及ぼしている。 「ゆうパック」と「ペリカン便」を一つに統合し、新しい宅配便サービスを提供する—。
著者
坂口 裕一
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンピュ-タ (ISSN:02854619)
巻号頁・発行日
no.569, pp.134-139, 2003-03-10

昨年12月13日、『日本経済新聞』の朝刊1面に掲載された記事「IP電話全面導入—東京ガス 通信コスト半分以下に」は大きな反響を呼んだ。東京ガスと、今回のネットワーク構築を手掛けるNTTデータには、記事掲載から約2カ月間で百数十件もの問い合わせが寄せられた。その中心はユーザー企業だったという。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンピュ-タ (ISSN:02854619)
巻号頁・発行日
no.527, pp.65-72, 2001-07-30

「これまで携帯電話は個人利用が85 %を占めていたが,第3世代注5)では大きく変わる。企業の業務利用が急速に進む」。NTTドコモの立川敬二社長は携帯電話の将来について,こう断言する。「384kビット/秒の高速データ通信機能は,業務で活用してこそありがたみがある」(同)からだ。 現在,携帯電話の通信機能を業務に適用するパターンは大きく二つある。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンピュ-タ (ISSN:02854619)
巻号頁・発行日
no.693, pp.72-75, 2007-12-10

「企業のIT力」を比較するために、「経営層との関係作り」や「IT投資の管理」「稼働しているシステムの機能」など8つの視点で各社の取り組みを評価した。ここでは柱ごとのランキング上位10社と主な質問内容、全体の傾向を紹介する。経営層との関係作り IT部門がどのように経営層との距離を縮めようとしているのかを聞いた。柱のトップは、セイコーエプソン。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンピュ-タ (ISSN:02854619)
巻号頁・発行日
no.661, pp.42-45, 2006-09-18

「クラサバ(クライアント/サーバー・システム)の資産を引きずっているツケが来ている。今はネットの"向こう側"にシステムを持っていこうという時代だっていうのに、何やっているのかなぁ——」。 東京海上日動火災保険のシステム子会社である東京海上日動システムズの社員たちは、毎年6月になるとこうつぶやいている。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンピュ-タ (ISSN:02854619)
巻号頁・発行日
no.678, pp.98-101, 2007-05-14

タクシー大手の国際自動車は、GPS(全地球測位システム)やデジタル無線といったネットワークをさまざまなシステムで活用し、顧客サービス向上と業務効率向上を図っている。約2500台のタクシーに搭載する端末とコールセンターのCTIシステムをデジタル無線でリアルタイムに連携させることで実現する。 「お預かりいたします」。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンピュ-タ (ISSN:02854619)
巻号頁・発行日
no.693, pp.149-154, 2007-12-10

2008年春に登場するマイクロソフトのサーバーOS「Windows Server 2008」は、さまざまな利用シーンを想定して、20件を超える機能強化や改良を施している。これら利用シーンを支える8つの主要機能のうち、第2回では、ネットワークアクセス保護、Windows Server Core、Windows PowerShell、Hyper-Vを解説する。
著者
岡村 正司
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンピュ-タ (ISSN:02854619)
巻号頁・発行日
no.607, pp.154-158, 2004-08-23

大企業の基幹システムをERPパッケージで構築するのは、大変困難なプロジェクトになる。数十年にわたり改善してきた企業の業務に、外部の業務コンセプトを持ち込むのでコンセプトの戦いになる。ERPパッケージの導入では、コンセプトの違いを冷静かつ詳細に分析・定義して乗り越えられる、組織の指導力が必須になる。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンピュ-タ (ISSN:02854619)
巻号頁・発行日
no.764, pp.92-94, 2010-09-01

7月12日にゆうちょ銀行で起きたシステム障害の全容が判明した。発端は、ディスク製品の制御装置が故障と復旧を繰り返す「間欠障害」。これによって制御装置のファームウエアの不具合が表面化し、二重化してあった制御装置のうち、正常なほうを誤って切り離してしまった。 「お客様に多大な迷惑をおかけした」。
著者
市毛 由美子
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンピュ-タ (ISSN:02854619)
巻号頁・発行日
no.634, pp.146-149, 2005-09-05

中央大学法学部卒。1989年弁護士登録、日本IBMの法務部、虎ノ門総合法律事務所を経て、やよい共同法律事務所のパートナーとなる。主に、IT系その他のベンチャー企業を対象とした契約・予防法務・紛争処理を手掛けている前号で質問したように、当社は、インテグレータI社がユーザー企業Y社から受託したシステム開発を、I社から再委託されました。
著者
川又 英紀
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンピュ-タ (ISSN:02854619)
巻号頁・発行日
no.516, pp.72-77, 2001-02-26

2001年1月31日,インターネット上で金融サービスや各種商品を販売する巨大ショッピング・モール「エムタウン」が開業した。エムタウンは,みずほフィナンシャルグループが手掛ける初の大型プロジェクト。みずほグループは,インターネット上にエムタウン向けの支店を開設,エムタウンの利用者に対し,決済サービスやインターネット・バンキング・サービスを提供する。
著者
日本システムアナリスト協会不条理なコンピュータ研究会
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンピュ-タ (ISSN:02854619)
巻号頁・発行日
no.599, pp.210-212, 2004-05-03

有力システム・インテグレータA社は、社内システムを刷新した。ところが、要件定義のとりまとめを行うべき部署がその役目を果たさず、開発の進め方などに口を出して、かえってプロジェクトを妨げた。これはインテグレータだからこそ起こりやすい問題だった。プロジェクトを客観的にみて評価・仲裁する第三者が不在になり、問題部署の暴走を止められなかった。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンピュ-タ (ISSN:02854619)
巻号頁・発行日
no.739, pp.92-95, 2009-09-16

都市ガス中堅の静岡ガスは40年ぶりに基幹系システムを再構築し、2009年5月に稼働させた。狙いは、電力会社の「オール電化」に対抗するための営業力を強化することである。事業の成長を支えるシステムを整備すべく、社長直轄でプロジェクトチームを設置。利用部門からエース級を引き抜き、"オールスターチーム"を結成して取り組んだ。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンピュ-タ (ISSN:02854619)
巻号頁・発行日
no.721, pp.42-45, 2009-01-15

社保庁の民営化まで残り1年。年金記録問題の再発防止に向けた改革がようやく動き出した。 政府関係者や年金システム関係者、IT業界幹部への取材を総合すると改革の焦点が浮かび上がってきた。データ品質の劣化防止、システム調達の見直しを含む全面刷新プロジェクトの軌道修正、社保庁解体によって誕生する日本年金機構のITガバナンスの確立—の三つがポイントだ。
著者
馬場 史郎
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンピュ-タ (ISSN:02854619)
巻号頁・発行日
no.557, pp.170-172, 2002-09-23

昨年10月より25回にわたって,IT企業やユーザー企業を訪問し,いろいろな話を聞いた。現場のSEやSEマネジャの方々が仕事をする上で日ごろから工夫している点や力を入れている点,社長の経営方針などをうかがった。それを当誌面で紹介するとともに,インタビューを通じて筆者が感じたことを述べたり,経験談を書いたりしてきた。