著者
小倉 仁志
出版者
日経BP社
雑誌
日経情報ストラテジー (ISSN:09175342)
巻号頁・発行日
vol.21, no.7, pp.102-104, 2012-08

ナゼナゼ社の営業部にて。昼下がりの午後1時55分。この時間帯は外からの電話が比較的少ない。職場内の話し声がよく聞こえる。 「チエさん、昨日は出張先からの緊急の注文に対応してくれてありがとう。後でお礼をするから」。ミツオさんがチエさんに声をかける。 今日は課長が外出。2人とものんびりと事務処理を続ける。その時突然、電話が鳴り響いた。
著者
風間 八宏
出版者
日経BP社 ; 1992-
雑誌
日経情報ストラテジー (ISSN:09175342)
巻号頁・発行日
vol.21, no.9, pp.50-52, 2012-10

筑波大学蹴球部から2012年4月、サッカーJリーグの有力チーム、川崎フロンターレの監督に転じた風間八宏氏。解説者としてお茶の間でも人気の理論派が、ついにプロクラブのリーダーとして歩み始めた。川崎では中村憲剛や稲本潤一らを擁すタレント集団に"風間イズム"を吹き込んでいる。「個」主導の組織づくりで、Jリーグ初優勝を目指す。
著者
小倉 仁志
出版者
日経BP社
雑誌
日経情報ストラテジー (ISSN:09175342)
巻号頁・発行日
vol.20, no.12, pp.118-120, 2012-01

ナゼナゼ社の営業部にて。今年度も上半期が過ぎ、じわじわと営業成績というプレッシャーが全員に重くのしかかりつつある。昨日の月例会議では部長から「受注率が例年に比べて下がっている。社会情勢以外の原因とその対策を検討し、下半期に巻き返しを図れ」と檄が飛んだばかりだ。指示を受けた課長は、朝からどこか浮かない顔。 「さて、どうやって対策を出すかだ。
著者
渕崎 正弘
出版者
日経BP社 ; 1992-
雑誌
日経情報ストラテジー (ISSN:09175342)
巻号頁・発行日
vol.21, no.10, pp.8-11, 2012-11

国内3メガバンクグループの一角、三井住友フィナンシャルグループでCIO(最高情報責任者)を務めるのが、渕崎正弘取締役(56歳)だ。三井住友銀行をはじめ、SMBC日興証券などグループ各社のIT(情報技術)戦略を統括する。 渕崎氏は30年超の銀行員生活の大半をシステム畑で過ごした。
著者
森 雅彦
出版者
日経BP社 ; 1992-
雑誌
日経情報ストラテジー (ISSN:09175342)
巻号頁・発行日
vol.22, no.5, pp.8-12, 2013-06

大手家具・インテリアチェーンとして、2013年2月期決算で28年連続の増収、14年連続の最高益更新を見込む。本社を置く北海道から全国に展開、店舗数は300近くに増え、海外進出も強化する。2012年11月には客数の減少に対応して、大幅な値下げを発表。「安さを追求する」という。全ての商品や社員情報をすぐ把握できる次世代システムを「1年後に稼働させる」と明らかにした。
著者
尾崎 健一
出版者
日経BP社 ; 1992-
雑誌
日経情報ストラテジー (ISSN:09175342)
巻号頁・発行日
vol.23, no.9, pp.84-86, 2014-10

2014年6月に厚生労働省が発表した「脳・心臓疾患と精神障害の労災補償状況」によると平成25年度に精神疾患で労災申請した人数が過去最多となった。特筆すべきは「嫌がらせやいじめ」「セクハラ」が原因となったケースが過去最高であったことだ。パワハラやセク…
著者
小佐野 豪績
出版者
日経BP社 ; 1992-
雑誌
日経情報ストラテジー (ISSN:09175342)
巻号頁・発行日
vol.22, no.7, pp.68-71, 2013-08

ただしクロネコメンバーズの会員は現在約930万人。宅急便の1年間の個数は約14億8000万個であるから、そこから想定できる宅急便の利用顧客数を考えると、まだまだカバー率は低い。そこでクロネコメンバーズ以外のお客様については、配達データの履歴を分析する…
出版者
日経BP社
雑誌
日経情報ストラテジー (ISSN:09175342)
巻号頁・発行日
vol.20, no.12, pp.30-34, 2012-01

本誌は2011年10月、日経BP社のウェブサイト「日経ビジネスオンライン」でミドル(課長・部長)に関するアンケート調査を実施した。27ページで定義した5つの力の発揮度について、ミドルの自己評価と、その上司や部下などによるミドルへの評価を調べた。
著者
小倉 仁志
出版者
日経BP社 ; 1992-
雑誌
日経情報ストラテジー (ISSN:09175342)
巻号頁・発行日
vol.23, no.6, pp.86-88, 2014-07

1カ月前にシステム開発部のリーダーに昇格したばかりのヤスシさんがうなだれて戻ってきた。「プログラムの修正が提出期限までに間に合わなかったことで、ソレデ課長にしぼられたよ」。すぐさまカズオさんが平謝り。
著者
小倉 仁志
出版者
日経BP社 ; 1992-
雑誌
日経情報ストラテジー (ISSN:09175342)
巻号頁・発行日
vol.23, no.1, pp.108-110, 2014-02

昼下がりのナゼナゼ社の休憩コーナー。「やっと商品番号を入力し終えたわ」。システム開発部のミカさんが、缶コーヒーを買おうとしている同期のカズオさんに声をかけた。とそのとき、カズオさんが額に手を当てて叫んだ。「しまった。間違えた!」。
出版者
日経BP社 ; 1992-
雑誌
日経情報ストラテジー (ISSN:09175342)
巻号頁・発行日
vol.24, no.1, pp.32-36, 2015-02

JR佐倉駅から車で約5分。前面に巨大な駐車場を備えた「ベイシア佐倉店」(千葉県佐倉市)が見えてくる。幹線道路沿いにあり、店内は水曜日の午前中にもかかわらず、主婦らであふれていた。
出版者
日経BP社 ; 1992-
雑誌
日経情報ストラテジー (ISSN:09175342)
巻号頁・発行日
vol.21, no.12, pp.56-59, 2013-01

音楽ソフトウエア販売チェーン大手のタワーレコードは、顧客の購買行動を基に販売促進策の効果を分析する新たな顧客管理システムを2012年9月に導入した。購入額の多い優良顧客を対象に販促キャンペーンのメールを試験的に送ったところ、実に5人のうち1人の顧客から音楽CD発売前の予約を含む受注を獲得する成果を上げている。
著者
シュルツ ハワード
出版者
日経BP社
雑誌
日経情報ストラテジー (ISSN:09175342)
巻号頁・発行日
vol.21, no.1, pp.18-22, 2012-02

世界経済が失速するなかで、米国と日本でそれぞれ最高益を達成した。接客業の温もりと、自動支払いや新聞の無料入手ができるIT(情報技術)を組み合わせて店舗の魅力を高める。2008年にCEO(最高経営責任者)に復帰し、改めて人材を磨く経営手法を強めた。「利益だけ追う企業では成長できない」と断言する。
出版者
日経BP社 ; 1992-
雑誌
日経情報ストラテジー (ISSN:09175342)
巻号頁・発行日
vol.21, no.11, pp.58-63, 2012-12

共立メンテナンスが約50カ所展開するビジネスホテル「ドーミーイン」は2012年7月、サービス産業生産性協議会の顧客満足度調査*でビジネスホテル部門第1位を初めて獲得した。 高い満足度を象徴する存在が、2010年5月にオープンした「ドーミーインプレミアム京都駅前」だ。同ホテルの開業直前に味わった大きな挫折から立ち直った副支配人が奮闘し、2つの施策を推進した。
著者
小倉 仁志
出版者
日経BP社 ; 1992-
雑誌
日経情報ストラテジー (ISSN:09175342)
巻号頁・発行日
vol.21, no.10, pp.110-112, 2012-11

ナゼナゼ社の営業部にて。「はい、すぐに仕様Bに再設定させていただきます。大変申し訳ございませんでした」。血相を変えて、電話対応しているミツオさん。電話を切るなり、切羽詰った内容を営業課のナンデ課長に報告する。すぐさまナンデ課長が、技術課のドウダ課長に連絡を取る。ミツオさんはナンデ課長の指示で、別のフロアにいる技術部のコウジさんのところに駆けつける。
著者
知名 俊郎
出版者
日経BP社 ; 1992-
雑誌
日経情報ストラテジー (ISSN:09175342)
巻号頁・発行日
vol.22, no.7, pp.14-17, 2013-08

我々の業界は販促費の処理が大変でして、営業担当者の負担になっていました。営業部門のコア業務は社外に出て商品を売り込んだり、お客様と対話したりすることです。会社に戻って販促費の計算をするのは、それらを終えてからになります。
出版者
日経BP社 ; 1992-
雑誌
日経情報ストラテジー (ISSN:09175342)
巻号頁・発行日
vol.24, no.4, pp.44-47, 2015-05

竹中工務店がタブレットを使ったワークスタイル変革に挑んでいる。ウェブカメラも併用し、場所を問わず、どこでも仕事を進められる環境を整えた。タブレットを使いこなす3人衆に密着した。
著者
酒井 耕一 西村 崇 山端 宏実
出版者
日経BP社 ; 1992-
雑誌
日経情報ストラテジー (ISSN:09175342)
巻号頁・発行日
vol.22, no.9, pp.40-47, 2013-10

今年のトレードで1番の話題は、北海道日本ハムファイターズの糸井嘉男選手がオリックス・バファローズに移籍したことでした。球界を代表する選手だけに「まさか」と思う方も多いでしょうが、これはファイターズのチーム編成の担当者らによる、計算に基づく…
著者
亀田 高志
出版者
日経BP社
雑誌
日経情報ストラテジー (ISSN:09175342)
巻号頁・発行日
vol.21, no.4, pp.112-115, 2012-05

医師の世界では、患者に対して症状がストレスによるものと容易には断定しない。身体の病気の可能性が無いと判明するまでは慎重に検証する。精神科の専門医もクリニックなどを訪れる患者に身体の病気がないのかを入念に確認する。 ところが、職場に様々な痛みや胃腸の症状、手足などの不自由を訴える社員が現れ、内科や外科で入念に調べても問題が無いというケースがある。
出版者
日経BP社
雑誌
日経情報ストラテジー (ISSN:09175342)
巻号頁・発行日
vol.21, no.6, pp.80-85, 2012-07

2000〜2002年12月期に赤字が続いたアサヒ飲料は、収益を見込める3大商品に経営資源を集中して再建を目指してきた。対象は缶コーヒー「ワンダ」、炭酸飲料「三ツ矢サイダー」、ブレンド茶「十六茶」である。ワンダは「朝専用」という独自の切り口に加え、売り場で目立つパッケージのラインアップで生存競争に勝ち残った。