著者
執行 可愛 大竹 豊 鈴木 宏正 長井 超慧
出版者
公益社団法人 精密工学会
雑誌
精密工学会学術講演会講演論文集 2014年度精密工学会秋季大会
巻号頁・発行日
pp.579-580, 2014-09-01 (Released:2015-03-01)

「ねぶた」に代表されるような張り子のワイヤフレーム構造をポリゴンメッシュから半自動的に作成するシステムを提案する.与えられたポリゴンメッシュから手動で選んだ2頂点を,メッシュを良く近似するようなベジエ曲線で繋ぐという操作を繰り返し,フレームを作る.メッシュの特徴を反映するために、曲率により重みづけた最短経路を利用する。その後作成したワイヤフレームに肉付けし,3Dプリンタで作成して紙を張る.
著者
佐原 玄太 土方 亘 進士 忠彦
出版者
公益社団法人 精密工学会
雑誌
精密工学会学術講演会講演論文集 2014年度精密工学会秋季大会
巻号頁・発行日
pp.133-134, 2014-09-01 (Released:2015-03-01)

体内植込み型医療機器の将来的な電源として,電気刺激による筋肉収縮を利用した体内発電システムの実現を目指している.本発表では発電機設計の基礎データを取得するため,カエルの筋肉を対象に,電圧,周波数などを変化させた矩形電圧刺激に対する筋肉の収縮特性を調査した.その結果,疲労が少なく効率の良い筋収縮を引き起こせる電気刺激の条件を明らかにした.
著者
水野 有智 木下 裕介 福重 真一 梅田 靖
出版者
公益社団法人 精密工学会
雑誌
精密工学会学術講演会講演論文集 2014年度精密工学会秋季大会
巻号頁・発行日
pp.93-94, 2014-09-01 (Released:2015-03-01)

本報では持続可能社会の実現に向けたシナリオ作成において,将来の産業の姿を定量的に描くために,経済分析などに用いられる産業連関表に基づく産業構造分析手法を提案する.本手法では,基準年の産業連関表に対してシナリオ内で設定された仮定を導入し,将来の産業連関表を構築することで将来の産業構造を定量化する.実行例として,先行研究にて作成された持続可能製造業シナリオに基づき,将来の日本の製造業の姿を定量化した.
著者
王 俊貞 大月 翔平 高橋 智一 鈴木 昌人 青柳 誠司 大野 泰史 川尻 由美 神崎 務
出版者
公益社団法人 精密工学会
雑誌
精密工学会学術講演会講演論文集 2014年度精密工学会秋季大会
巻号頁・発行日
pp.113-114, 2014-09-01 (Released:2015-03-01)

蚊を模倣した低侵襲性のマイクロニードルを開発するため,蚊の穿刺行動および吸血動作を観察した.本研究では蚊の穿刺対象として、マイクロ流路を有する透明な人工皮膚の開発を行った.この人工皮膚はアガロースとグルコマンナンを主材料とする.
著者
松村 隆 芹沢 正規
出版者
公益社団法人 精密工学会
雑誌
精密工学会学術講演会講演論文集 2014年度精密工学会秋季大会
巻号頁・発行日
pp.767-768, 2014-09-01 (Released:2015-03-01)

接触する物体どうしの摩擦低減効果を向上させるために,表面に微細なディンプルを付与する技術に対する関心が高い.本研究では,Whirling機構を利用し,微細なディンプルを高速に加工する技術を開発した.本報では提案するディンプル加工における加工モデルを示し,これら基づき,変形過程の時系列シミュレーションを示す.加工したディンプル形状とシミュレーションを比較し,モデルの妥当性を明らかにした.
著者
前田 弘人 高鍋 隆一 武田 篤徳 松田 祥伍 加藤 智久
出版者
公益社団法人 精密工学会
雑誌
精密工学会学術講演会講演論文集 2014年度精密工学会秋季大会
巻号頁・発行日
pp.751-752, 2014-09-01 (Released:2015-03-01)

高品質・低コストの大口径SiCウェハの実現に向けて、高能率かつ高精度の切断加工技術の開発が求められている。切断速度と切断精度はトレードオフの関係にあるが、本研究ではワイヤーソーの高線速化を実現し、4インチの単結晶SiCインゴットに対して切断時間が4時間(6インチのインゴットを9時間で切断する速度に相当)にも関わらず、切断ウェハのSORIが約25μmという高速・高精度切断加工を実現した。
著者
廣瀬 直也 細川 晃 上田 隆司 古本 達明 小谷野 智広
出版者
公益社団法人 精密工学会
雑誌
精密工学会学術講演会講演論文集 2014年度精密工学会秋季大会
巻号頁・発行日
pp.205-206, 2014-09-01 (Released:2015-03-01)

CFRP(Carbon Fiber Reinforced Plastic)はその高強度さ故に工具摩耗が著しく,現在は主としてダイヤモンドコーティング工具が用いられている.本研究では,ダイヤモンドに比べて安価なDLC(Diamond Like Carbon)コーティングエンドミルを用い,切れ刃への負荷が小さい強ねじれエンドミルによる傾斜切削の有効性を検討している.実験はDLC膜厚が仕上げ面性状に及ぼす影響をダイヤモンドコーティングエンドミルと比較しながら検討している.
著者
升田 裕樹 岡田 睦 鈴木 浩文 森田 晋也 郭 江 山形 豊 林 偉民
出版者
公益社団法人 精密工学会
雑誌
精密工学会学術講演会講演論文集 2014年度精密工学会秋季大会
巻号頁・発行日
pp.57-58, 2014-09-01 (Released:2015-03-01)

X線望遠鏡では微弱なX線を観測するために反射鏡の形状精度,表面粗さは高精度なものが要求される.ダイヤモンド工具による超精密切削は研磨面に匹敵する表面粗さを短時間で得られる.近年,無電解Niおよび電解Niにおいて1mm程度の厚膜めっきが可能となった.そこで,本研究は電解ニッケルメッキ試料を超精密ダイヤモンド旋削し,送りや工具摩耗による試料表面粗さの変化や工具の摩耗について実験的に調べた.
著者
荒川 亮 櫻田 陽 森 英季 長縄 明大 渋谷 嗣 大日方 五郎
出版者
公益社団法人 精密工学会
雑誌
精密工学会学術講演会講演論文集 2014年度精密工学会秋季大会
巻号頁・発行日
pp.173-174, 2014-09-01 (Released:2015-03-01)

超音波を発生させる機構のうち,数十kHz程度の低周波数から強力な超音波を得られる振動子としてランジュバン型振動子が知られている.ランジュバン型振動子はその特性から,霧化技術やソナーといった高帯域の振動が求められる分野で広く用いられている.本研究では,ランジュバン型振動子における単振動の超音波駆動源として,円環型圧電素子について電気的・機械的に評価し,振動特性の改善に関する検討を行なった.