著者
平井 洋
出版者
THE KANTO-TOSAN PLANT PROTECTION SOCIETY
雑誌
関東東山病害虫研究会年報 (ISSN:03888258)
巻号頁・発行日
vol.1994, no.41, pp.281-283, 1994

Eugenol など数種の芳香性物質を用いてコガネムシ類成虫に対する誘引性を検討したところ, Eugenol, Geraniol 及び Anethol の等量混合物はコアオハナムグリなど多くのコガネムシ類に誘引性を示した。また, Eugenol と Geraniol の等量混合物はマメコガネに, Eugenol 及びその混合物はシロテンハナムグリに対して, それぞれ強い誘引性を示した。
著者
萩原 廣 佐藤 剛 齊藤 初雄
出版者
関東東山病害虫研究会
雑誌
関東東山病害虫研究会年報 (ISSN:03888258)
巻号頁・発行日
vol.1996, no.43, pp.57-58, 1996-11-01 (Released:2010-03-12)
参考文献数
4

コムギから黒穂病の自然汚染圃場において8月末に熱水土壌消毒を実施したところ, 対照として実施したクロルピクリンくん蒸剤と同様に, 本病の土壌伝染に対して高い防除効果が得られた。
著者
清水 啓 奈良部 孝 伊藤 賢治
出版者
関東東山病害虫研究会
雑誌
関東東山病害虫研究会年報 (ISSN:03888258)
巻号頁・発行日
vol.1997, no.44, pp.303-305, 1997-11-01 (Released:2010-03-12)
参考文献数
2

臭化メチルの代替技術として, 熱水土壌消毒の殺線虫効果について検討した。95℃の熱水をビニルマルチ被覆下に散水したところ, サツマイモネコブセンチュウ, キタネグサレセンチュウおよびダイズシストセンチュウは地表面下20cmではいずれも良く死滅したが, 40cmでは一部生存虫が認められた。ダイズ根粒菌に及ぼす影響は低かった。
著者
西 和文 佐藤 剛 福田 徳治
出版者
関東東山病害虫研究会
雑誌
関東東山病害虫研究会年報 (ISSN:03888258)
巻号頁・発行日
vol.1992, no.39, pp.37-38, 1992-11-01 (Released:2010-03-12)
参考文献数
9

夏作ダイズの黒根腐病防除対策として熱水土壌消毒を実施したところ, その効果は次作コムギにも持続し, 立枯病の発生が抑制された。これは, 熱水土壌消毒の防除効果が, 目的とする病原菌だけでなく, 同一圃場内に混在している他の病原菌などにも及び, かつその効果が次作にも持続したためと考えられた。
著者
国安 克人 竹原 利明
出版者
関東東山病害虫研究会
雑誌
関東東山病害虫研究会年報 (ISSN:03888258)
巻号頁・発行日
vol.1992, no.39, pp.121-123, 1992-11-01 (Released:2010-03-12)
参考文献数
3

ホウレンソウの萎ちょう病発病圃場において熱水土壌消毒区からの Fusarium oxysporum の検出数は無消毒区に比し約1/100に低下し, 検出された F. oxysporum のうち病原菌の検出率は無消毒区48.7%, 消毒区29.3%であった。この結果から非病原性フザリウム菌が病原菌に比し耐熱性が高い傾向が認められた。
著者
西東 力
出版者
関東東山病害虫研究会
雑誌
関東東山病害虫研究会年報 (ISSN:03888258)
巻号頁・発行日
vol.1991, no.38, pp.207-208, 1991-11-01 (Released:2010-03-12)
参考文献数
11

Light-colored forms were produced at higher temperatures and dark-colored forms were produced at lower temperatures in a clone of A. gossypii isolated from melon. These color forms in the clone or a population of melon did not have difference of aliesterase activity, associating with organophosphorus resistance.