- 著者
-
平松 隆円
- 出版者
- 一般社団法人 日本繊維製品消費科学会
- 雑誌
- 繊維製品消費科学
- 巻号頁・発行日
- vol.55, no.11, pp.849-856, 2014
<p><tt>本研究は,化粧規範意識を他者意識・自意識・形式主義・独自性欲求がどのように規定するのかについて検討を行なうことが目的である.学生男子</tt>190<tt>人(平均年齢</tt>=20.08<tt>歳,</tt>SD=1.69<tt>),学生女子</tt>342<tt>人(平均年齢</tt>=19.33<tt>歳,</tt>SD=1.27<tt>),親世代男子</tt>47<tt>人(平均年齢</tt>=49.30 <tt>歳,</tt>SD=4.99<tt>),親世代女子</tt>158<tt>人(平均年齢</tt>=47.44<tt>歳,</tt>SD=4.33<tt>)を対象に,化粧規範意識,自意識,他者意識,形式主義,独自性欲求などを内容とする質問紙調査を行なった.その結果,おおむね学生男子では形式主義と独自性欲求が,学生女子では外的他者意識,公的自意識,私的自意識,形式主義,独自性欲求が,親世代男子では私的自意識が,親世代女子では内的他者意識,空想的他者意識,公的自意識,形式主義が化粧規範意識を規定していた.</tt></p>