著者
清水 香代
出版者
森林遺伝育種学会
雑誌
森林遺伝育種 (ISSN:21873453)
巻号頁・発行日
vol.6, no.4, pp.166-170, 2017-10-25 (Released:2020-04-22)
参考文献数
6
被引用文献数
2
著者
松下 通也
出版者
森林遺伝育種学会
雑誌
森林遺伝育種 (ISSN:21873453)
巻号頁・発行日
vol.11, no.4, pp.172-176, 2022-10-25 (Released:2022-10-25)
参考文献数
29
著者
木村 恵 山田 浩雄 生方 正俊
出版者
森林遺伝育種学会
雑誌
森林遺伝育種 (ISSN:21873453)
巻号頁・発行日
vol.4, no.3, pp.105-114, 2015-07-25 (Released:2020-07-13)
参考文献数
49
被引用文献数
1

植物遺伝資源の長期的な維持・管理方法として、生殖質の生息域外保存は有効な方法のひとつである。遺伝資源を効率的に確保する上で、種子の保存は利点の多い手段であるが、乾燥耐性がほとんどない難貯蔵種子も数多く存在する。本総説ではコナラ亜属を例に、難貯蔵種子の取り扱いに関する問題点を生理的要因と生物的要因の面からまとめた。コナラ亜属においては種子が生理的な活性を保てる温度と湿度において、いかに生物学的な害(虫害、菌害)を取り除くかが重要であると考えられた。また、生理的な休眠機構を活用するには、種子の採取時期やコーティングなどの技術を検討する必要性が示唆された。今後は低温耐性や保存条件を調べることで、海外樹種で成功している−2℃程度の低温保存の検討が望まれるであろう。
著者
齊藤 陽子 津田 吉晃 内山 憲太郎 福田 知秀 井出 雄二
出版者
森林遺伝育種学会
雑誌
森林遺伝育種 (ISSN:21873453)
巻号頁・発行日
vol.7, no.1, pp.1-10, 2018-01-25 (Released:2020-04-22)
参考文献数
60

アベマキは二次林構成種であり、人里近くに多く見られる。本研究では本州のアベマキを対象に、7集団について核 DNAおよび葉緑体 DNA由来の SSRマーカーを用いて遺伝構造を調べた。葉緑体 DNAではアベマキの全個体が1つのハプロタイプに固定しており、過去のボトルネックの経験と近年の急速な分布拡大が示唆された。アベマキの核 DNAの遺伝的多様性は高く(平均RS=4.58、HE=0.694)、ある程度の集団間分化もみられた(F’ST=0.087.0.100)。STRUCTURE解析では、アベマキから2つのクラスターが検出され、東北の1集団を除いて、これら2クラスターの混合パターンがみられた。一方、日本原産の多くの樹種とは異なり明確な空間遺伝構造は見られず、人為の影響は否定できなかった。近縁種であるクヌギとの種間関係も評価したところ、葉緑体DNAはアベマキと同一のハプロタイプに固定されている一方、核DNAでは明確な種分化がみられた。また両種が同所的に生育する集団では種間混合パターンが見られた。これらのことからアベマキの遺伝構造の理解には過去の分布変遷の他、人間活動の影響や種間交雑も考慮すべきことがわかった。
著者
金子 周平
出版者
森林遺伝育種学会
雑誌
森林遺伝育種 (ISSN:21873453)
巻号頁・発行日
vol.2, no.3, pp.113-116, 2013-07-25 (Released:2020-07-13)
参考文献数
8
著者
藤澤 義武
出版者
森林遺伝育種学会
雑誌
森林遺伝育種 (ISSN:21873453)
巻号頁・発行日
vol.4, no.2, pp.77-81, 2015-04-25 (Released:2020-07-13)
参考文献数
9