著者
戸丸 信弘
出版者
森林遺伝育種学会
雑誌
森林遺伝育種 (ISSN:21873453)
巻号頁・発行日
vol.2, no.2, pp.56-61, 2013-04-25 (Released:2020-07-13)
参考文献数
37
被引用文献数
2
著者
陶山 佳久
出版者
森林遺伝育種学会
雑誌
森林遺伝育種 (ISSN:21873453)
巻号頁・発行日
vol.8, no.2, pp.85-89, 2019-04-25 (Released:2019-04-25)
参考文献数
13
著者
原口 雅人 木村 恵 大谷 雅人 平岡 宏一 高橋 誠
出版者
森林遺伝育種学会
雑誌
森林遺伝育種 (ISSN:21873453)
巻号頁・発行日
vol.10, no.2, pp.70-79, 2021-04-25 (Released:2021-05-01)
参考文献数
29

要旨:埼玉県内に生育するブナの天然集団と植栽集団について葉緑体DNAと核マイクロサテライトを解析し、天然集団の分布パターンと植栽集団で使用された苗木の由来に着目して、それらの遺伝的特徴について評価した。調査した天然13集団の主要な葉緑体ハプロタイプはFであったが、うち1個体では長野県南部・山梨県東部・静岡県東部などに分布し、これまで埼玉県では報告のないハプロタイプEが検出された。また、4植栽地のうち3 か所で主に日本海側に分布するが埼玉県内の天然集団では報告がないハプロタイプBが検出された。これらはいずれも群馬県北部の多雪地域の天然林由来の実生苗が植栽された集団であった。核マイクロサテライトにより解析した天然集団の遺伝的多様性は、集団の分布パターンに着目すると面状、帯状、点状の順に低下し、面状と点状の集団間で有意差が認められた。点状の天然集団のうちいくつかでは、集団の縮小に伴い、遺伝的多様性の低下と近親交配が生じたことが示唆された。植栽実生苗の遺伝的多様性は県内の面状・帯状の天然集団とほぼ同等であった。現時点では移入ハプロタイプの苗木に先枯れ被害などの生育阻害は確認されていないが、異なる遺伝グループに属する植栽木による遺伝子撹乱が将来的に生じる恐れがある。植栽の際には植栽地および種苗の遺伝的特徴について十分配慮する必要があろう。
著者
木村 恵 古本 良 遠藤 圭太
出版者
森林遺伝育種学会
雑誌
森林遺伝育種 (ISSN:21873453)
巻号頁・発行日
vol.8, no.2, pp.78-84, 2019-04-25 (Released:2019-04-25)
参考文献数
29

シードバンクとは種子を施設内に保存する方法で、成長すると大型になる森林遺伝資源の保存に特に有効である。一方で、効率的な収集と保存のためには対象種の生活史、種子の乾燥耐性や発芽条件などの様々な情報が必要だが、遺伝資源の中でも野生種ではこれらの情報が限られるため困難である。本論文ではシードバンク事業による遺伝資源の持続的な活用を目指し、イギリスの王立キュー植物園で行っているミレニアムシードバンクおよび日本国内のシードバンク施設(農業生物資源ジーンバンク、絶滅危惧種の種子保存、林木ジーンバンク)を紹介し、野生種を扱う上での課題について考察した。野生種の保存には効率的な収集と種子特性に対応した適切な保存処理が必要である。予測モデルや簡易実験などの新しい手法の活用が期待される。また、国内外のシードバンク施設の連携によって、保存に関わる様々な情報をデータベース化し活用することで、収集と保存の効率化とコレクションの品質向上が期待できる。こうした連携の実現を目指した準備が必要である。
著者
伊津野 彩子 井鷺 裕司
出版者
森林遺伝育種学会
雑誌
森林遺伝育種 (ISSN:21873453)
巻号頁・発行日
vol.8, no.1, pp.21-26, 2019-01-25 (Released:2019-02-08)
参考文献数
35
著者
河原 孝行
出版者
森林遺伝育種学会
雑誌
森林遺伝育種 (ISSN:21873453)
巻号頁・発行日
vol.3, no.1, pp.15-22, 2014-01-25 (Released:2020-07-13)
参考文献数
15