著者
酒井 敏
出版者
社団法人 可視化情報学会
雑誌
可視化情報学会誌 (ISSN:09164731)
巻号頁・発行日
vol.10, no.38, pp.203-206, 1990-07-10 (Released:2009-09-03)
参考文献数
1

Internal gravity wave is visualized by moiré method. This method detects horizontal deflection of the ray path caused by internal gravity wave using 2 gratings of vertical stripes. It is extremely inexpensive comparing with conventional schlieren technique.
著者
三宅 陽一郎
出版者
社団法人 可視化情報学会
雑誌
可視化情報学会誌 (ISSN:09164731)
巻号頁・発行日
vol.38, no.151, pp.28-33, 2018 (Released:2019-10-01)
参考文献数
13

デジタルゲームのサイズと複雑度はますます大きくなり、ゲーム開発者も自分の作るゲームの全容を把握できない状況になりつつある。しかし、人工知能は、データを収集し、解析し、重要な情報を抽出し、可視化することでそのような状況を打開できる力を持つ。本記事では、FINAL FANTASY XVの実例を通じて、AIがどのようにゲームデータを可視化し開発者をサポートするかを説明する。
著者
中山 泰喜 青木 克巳 沖 真
出版者
社団法人 可視化情報学会
雑誌
可視化情報学会誌 (ISSN:09164731)
巻号頁・発行日
vol.26, no.Supplement1, pp.223-226, 2006-07-01 (Released:2009-12-08)

It is said that the Jomon Age began about 12, 000 years ago and continued till about 2, 500 years ago. The potteries of that age are known as Jomon pottery. Among them, a pottery discovered from the Umataka ruin in Niigata Prefecture in 1931 has an excellent shape. It is said that this pottery was made about 4, 500 years ago. Jomon potteries of similar artistic styles have been discovered in various parts of Japan. These potteries have very nice shapes, but the pottery discovered from the Umataka ruin excels other potteries by its excellent proportion. In this report, it was made clear that the vortex patterns of side wall consist of twin vortex and Karman vortex applying visualization methods using the pollen of cedar and pine trees, and computer simulation.
著者
中山 泰喜 菊池 徹夫 沖 真 青木 克巳 丸岡 計
出版者
社団法人 可視化情報学会
雑誌
可視化情報学会誌 (ISSN:09164731)
巻号頁・発行日
vol.24, no.Supplement1, pp.165-168, 2004-07-01 (Released:2009-07-31)
参考文献数
1

It is said that Jomon Age began about 12, 000 years ago and continued till about 2, 500 years ago. The potteries of that age are known as Jomon pottery. Among them, a pottery discovered from the Umataka ruin in Niigata Prefecture in 1931 has an excellent shape. It is said that this pottery was made about 4, 500 years ago. Jomon potteries of similar artistic styles have been discovered in various parts of Japan. These potteries have very nice shapes, but the pottery discovered from the Umataka ruin excels other potteries by its excellent proportion. From the shape of lip, it was named "Kaen pottery". However, from the patterns of its lip and side wall, it is more appropriate to consider that they are related to water flow. In this report this hypothesis is examined by a visualization method using the pollen of cedar and pine trees, and computer simulation.
著者
鬼追 一雅 波多野 雅俊 藤本 勲
出版者
社団法人 可視化情報学会
雑誌
可視化情報学会論文集 (ISSN:13465260)
巻号頁・発行日
vol.31, no.10, pp.57, 2011 (Released:2011-11-01)
参考文献数
13

近赤外線分光画像による酸化ヘモグロビン濃度分布および還元ヘモグロビン濃度分布の可視化に関して基礎検討を行った.本手法はLambert-Beer則とパターン分離法に基づき非侵襲で測定が行える.今回,掌の分光画像からパターン分離を行い,酸化ヘモグロビン濃度分布画像と還元ヘモグロビン濃度分布画像の時間変化取得に成功したので報告する.
著者
石綿 良三 平井 厚朗 飯田 匠
出版者
社団法人 可視化情報学会
雑誌
可視化情報学会論文集 (ISSN:13465260)
巻号頁・発行日
vol.34, no.4, pp.1-7, 2014 (Released:2014-04-28)
参考文献数
8
被引用文献数
1

球技スポーツにおいてボールの軌道変化はその競技の多様性を引き出すものとして重要な要素の一つである.多くの場合,その変化はボールの回転によって生み出されている.そこで本研究では,空中を飛行するボールを高速度カメラで撮影し,連続画像からその3次元的な回転を検出するシステムを開発した.Hough変換によってボールの位置と大きさを検出し,ボールのパターン情報を仮想3次元空間内で回転させて相関をみる方法を用い,野球とサッカーでの適用例を示した.
著者
神田 健介 八木 恭平 楊 明
出版者
社団法人 可視化情報学会
雑誌
可視化情報学会論文集 (ISSN:13465260)
巻号頁・発行日
vol.25, no.11, pp.78-83, 2005 (Released:2005-11-30)
参考文献数
13
被引用文献数
2 1

近年注目されているマイクロ生化学分析チップにおいてはイムノアッセイ等の壁面を利用した物質検出が行われている.そのためには対象の分子が壁面近傍に存在することが必要である.本研究では壁面から数100nmを可視化できるエバネッセント顕微鏡システムを構築し,直接観察により壁面近傍の粒子濃度分布およびブラウン運動解析を行うことを目的とした.実験においては壁面特性の影響を評価するため親水性,疎水性に表面処理した壁面上において,生体分子の代わりに微小ポリスチレン粒子を用いた.ブラウン運動解析では壁面近傍で粒子の平均移動量が減少することを明らかにし,濃度分布測定では壁面近傍での濃度が低く,壁面から離れるに従い高くなること,粒子分布が親水性,疎水性では異なることを明らかにした.壁面近傍の粒子分布には粒子と壁面との流体的相互作用や種々の物理・化学的相互作用が大きな影響を及ぼすと考察した.
著者
李家 賢一
出版者
社団法人 可視化情報学会
雑誌
可視化情報学会誌 (ISSN:09164731)
巻号頁・発行日
vol.13, no.51, pp.222-227_1, 1993-10-15 (Released:2009-07-31)
参考文献数
22
被引用文献数
1 1
著者
佐藤 誠四郎
出版者
社団法人 可視化情報学会
雑誌
可視化情報学会誌 (ISSN:09164731)
巻号頁・発行日
vol.10, no.38, pp.139-146, 1990-07-10 (Released:2009-09-03)
参考文献数
26
被引用文献数
1
著者
林田 隆幸 酒向 達也 井上 浩史 本宮 嘉弘 福山 邦男
出版者
社団法人 可視化情報学会
雑誌
可視化情報学会誌 (ISSN:09164731)
巻号頁・発行日
vol.25, no.2, pp.183-186, 2005

In this study, the authors investigated the effectiveness of using a computer simulation for a traffic accident. The accident being simulated was a highway head-on collision caused by a tire blowout on a truck. The accident was investigated in great detail through observing the behavior of the vehicles by reconstructing the accident using various data collected, of which included skid marks left on the road and damage of the vehicles from the computer founded data. Furthermore, the circumstances of the accident were reconstructed in animation to included view of those persons involved (drivers, eye witness) and the efficacy of the accident was examined through the computer simulation.
著者
松山 佐和 小口 雄康 松山 志保 斎藤 兆古 國井 利泰
出版者
社団法人 可視化情報学会
雑誌
可視化情報学会誌 (ISSN:09164731)
巻号頁・発行日
vol.20, no.1, pp.145-148, 2000

One of the distinguished properties of the discrete wavelets transform is that the major dominant factors can be extracted from the data. We have applied this property to the data compression and reducing the noise data. In the present paper, we have tried to shrink and enlarge the wind vector image data by the three dimensional discrete wavelets transform. Several examples demonstrate the usefulness of our new method to work out the graphical communication tools.
著者
室谷 浩平
出版者
社団法人 可視化情報学会
雑誌
可視化情報学会誌 (ISSN:09164731)
巻号頁・発行日
vol.39, no.152, pp.12-18, 2019 (Released:2019-04-26)
参考文献数
7

単純な流体解析を解くためには,粒子法を用いるのは計算精度の面で不向きであるが,境界面が複雑に変形し合うような解析や,多くの接触判定が必要となる解析では,粒子法は大きな力を発揮する.本稿では,前者の解析として,水滴が載っているレールの上を車輪が転がる解析を紹介し,後者の解析として,鉄道車両が走行時に舞い上げる雪が台車へ着雪する解析を紹介する. 本稿で紹介する可視化例は,POV-Rayによるフォトリアリスティックな可視化例と,3Dプリンターによる縮小模型の作成例である.粒子法による解析結果に対して,これらの可視化を行おうとすると,三角形ポリゴンで構成された等値面が必要となる.ParaViewを用いれば,簡単に等値面を生成することができるだけでなく,レイトレーシングによる可視化できる.可視化は,解析結果の解釈を助けるだけでなく,アウトリーチ活動にも効果的であるため,多くの可視化技術の普及が期待されている.
著者
門田 章宏 鈴木 幸一
出版者
社団法人 可視化情報学会
雑誌
可視化情報学会論文集 (ISSN:13465260)
巻号頁・発行日
vol.28, no.1, pp.1-8, 2008 (Released:2008-01-31)
参考文献数
18

河川の境界に存在する水制構造物は様々な役割を持ち,ヨーロッパ諸国では主に貨物船等の航行に必要な航路の確保に水制が使われている.その他,日本の河川では護岸や水生生物にとっての環境改善の目的でも用いられている.また,日本の主な気象・河川特性として挙げられるのは,降雨量の季節的変動が大きく,流路が短く急峻であることである.近年観察される様々な自然現象は,温暖化による影響と併せて,突発的な豪雨・洪水が多く,水制等の河川構造物周辺の流れは瞬間的に大きなエネルギーを持つ流れが支配的となり,従来研究が行われている洗掘等の物質輸送現象の解明の基本情報となった平均流的な流れとは大きく異なる.以上の様な背景により,本研究では河川構造物周辺の流れの中でも,組織的でかつ瞬間的な流れの局所的な場に及ぼす影響がむしろ重要であるという観点から,河川水制周辺の二次元浅水流の瞬間的に発生する組織的流れの構造を浅水流可視化実験により解明した.また,これらの瞬間流速データを正規直交分解法(POD法)や条件付き時空間相関解析(CST法)を適用することで,水制周辺に発生する特徴的な組織渦構造を抽出し移流過程を明らかにした.
著者
谷口 輝 梅田 眞三郎 長谷川 盛三 Yang Wen-Jei
出版者
社団法人 可視化情報学会
雑誌
可視化情報学会論文集
巻号頁・発行日
vol.24, no.11, pp.62-69, 2004

菱形角柱群管路からの流出噴流にフリップ・フロップ流れが発現する条件の一つには,少なくとも三列以上の菱形角柱群管路であることが必要となっているが,菱形角柱群の列数の違いによる流路内の分流領域における流れの特性については十分に明らかにされていない. 本研究では,単一菱形角柱の後流との比較も含め,菱形角柱の列数を変化させた場合の流路内での流速変動を二次元レーザ・ドップラー流速計(LDV)を用いて計測を行い,パワースペクトル特性を調べた.その結果,カルマン渦列とフリップ・フロップ流れのそれぞれの振動に関する定量的な違いや菱形角柱列数を変化させた場合の分流領域での流れの違いを明らかにするとともに, 第三列目の分流領域の分岐点付近には,カルマン渦列と交差流れのせん断層及びフリップ・フロップ流れのそれぞれの振動が干渉し合っている特異な点が存在することを発見することができた.
著者
伊藤 貴之
出版者
社団法人 可視化情報学会
雑誌
可視化情報学会誌 (ISSN:09164731)
巻号頁・発行日
vol.35, no.136, pp.3-7, 2015 (Released:2016-01-01)
参考文献数
14

近年のマルチメディア技術の発達により,音楽鑑賞機器の主役は音楽再生専用機からコンピュータやモバイル機器に移り,ディスプレイや操作デバイスが手元にあることを前提とした音楽鑑賞環境を構築することが可能になった.本稿はこのような環境を前提として,ユーザインタフェースの一部としての情報可視化技術がどのように音楽鑑賞環境に貢献できるかについて議論する.本稿の前半では,音楽情報可視化手法のサーベイと分類,また音楽鑑賞のためのインタラクションの一部としての可視化手法を紹介する.本稿の後半では音楽情報可視化に関する著者らの研究を紹介し,今後の課題について議論する.
著者
趙 令家
出版者
社団法人 可視化情報学会
雑誌
可視化情報学会誌 = Journal of the Visualization Society of Japan (ISSN:09164731)
巻号頁・発行日
vol.30, no.116, pp.28-33, 2010-01-01
被引用文献数
5

ポンプの入口流れは吸込水槽の形状に依存する.ポンプを安定した状態で運転するために,吸込水槽内に発生した有害な渦を極力抑えることは,ポンプ設計上又は運転上の重要な課題となっている。本報では、国内外模型試験及びCFDによるポンプ吸込み水槽内の空気吸込み渦と水中渦の可視化について紹介する。TSJ基準による国内の模型試験では,渦発生の有無を目視で判定することが定められていることに対して,HI基準による海外の模型試験では,肉眼で確認できる程度の渦は発生しにくくなるため,染料を用いて渦を可視化する.一方, CFDによる渦の予測が近年多く試みられている.RANSによる定常解析は,現実的な計算コストを踏まえた格子分割数で検討できるため,実績が多い.LESによる非定常解析は実用レベルになりつつあるが、まだ実績が少ない.
著者
菅原 徹
出版者
社団法人 可視化情報学会
雑誌
可視化情報学会誌
巻号頁・発行日
vol.34, no.133, pp.14-19, 2014
被引用文献数
3

コミュニケーションにおけるなにげない笑顔は情報の受発信のスピード,容量,親和性を一変させるほどのチカラがある.また,笑顔を随意的につくることにより,表情筋活動の生理的フィードバックがポジティブな感情を喚起することも報告されている.笑顔は多様性があり,本物の笑顔だけが精神的,身体的な健康上の恩恵につながる可能性は高い.一般的に好感を持たれる,喜びを感じることができる笑顔は「デュシェンヌスマイル」と呼ばれる.これとは対照的に,不自然な笑顔や社交辞令的ほほ笑みは「ノンデュシェンヌスマイル」と総称される.この二つの笑顔の違いについて,顔の何学的な特徴の分析から明らかにする.さらにそれぞれの笑顔の表情筋活動パターンを筋電図により明らかにする.その結果,デュシェンヌスマイルには黄金比が表れ,表情筋の収縮に特異なパターンがあることがわかった.人と人との関係性を深める笑顔について,分析を通して解説したい.