著者
伊勢田 知子 松前 祐司 岩崎 晴美 斎藤 兆古 堀井 清之
出版者
社団法人 可視化情報学会
雑誌
可視化情報学会誌 (ISSN:09164731)
巻号頁・発行日
vol.20, no.1Supplement, pp.291-294, 2000-07-01 (Released:2009-09-03)
参考文献数
7

The colors on picture books by Dick Bruna have been analyzed by using computer.Fundamental colors including red, blue and green specified by Bruna himself are revealed to be not pure fundamental colors. These picture books have taken reposeful colors that mixed one fundamental color to another fundamental one. The thread of narrative is made a development along the changes of these reposeful colors that increases the charm of picture books by Bruna.
著者
大山 正
出版者
社団法人 可視化情報学会
雑誌
可視化情報学会誌 (ISSN:09164731)
巻号頁・発行日
vol.17, no.64, pp.2-6_2, 1997-01-05 (Released:2009-07-31)
参考文献数
1
被引用文献数
2
著者
中山 泰喜 青木 克巳 沖 真
出版者
社団法人 可視化情報学会
雑誌
可視化情報学会誌 (ISSN:09164731)
巻号頁・発行日
vol.25, no.Supplement2, pp.339-342, 2005-10-01 (Released:2009-07-31)
参考文献数
2

It is said that the Jomon Age began about12, 000 years ago and continued till about 2, 500 years ago. The potteries of that age are known as Jomon pottery. Among them, a pottery discovered from the Umataka ruin in Niigata Prefecture in 1931 has an excellent shape. It is said that this pottery was made about 4, 500 years ago. Jomon potteries of similar artistic styles have been discovered in various parts of Japan. These potteries have very nice shapes, but the pottery discovered from the Umataka ruin excels other potteries by its excellent proportion. From the shape of lip, it was named "Kaen pottery" meaning " flame pottery" . However, from the patterns of its lip and side wall, it is more appropriate to consider that they are related to water flow. In this report, this hypothesis by a visualization method using the pollen of cedar and pine trees, and computer simulation.
著者
今井 晨介 尾上 洋介 宮野 公樹 日置 尋久 小山田 耕二
出版者
社団法人 可視化情報学会
雑誌
可視化情報学会論文集
巻号頁・発行日
vol.37, no.8, pp.40-47, 2017
被引用文献数
1

<p> 現代社会は複雑化が進み,様々な分野で解決困難な社会課題に直面している.学術界はこれらの課題解決を担ってきたが,学術分野の細分化が増すにつれて,単一の学術分野でこれらの社会的課題を解決することが困難になってきている.この様な状況下で,学際研究は重要な位置付けとなる.学際研究では,異なる分野の研究者が互いの研究の価値観,文化を理解することが重要となる.本研究の目的は,異なる研究分野間での研究者の相互理解を促進させることである.本研究では,研究者を対象に行われたアンケート結果を分析した.アンケートでは研究者の研究に対する価値観,行動様式を調査している.我々は,このアンケート結果から研究コミュニティを検出し,コミュニティの文化的特徴を抽出した.この分析結果を,学術分野の文化を表現するレーダーチャートとネットワークによって可視化した.これらの可視化結果によって学術分野間の文化的差異をより簡単に比較可能になり,異なる分野の研究者の相互理解の助けとなると考えられる.</p>
著者
水書 稔治 ハラルド クライネ 片山 雅英 高山 和喜
出版者
社団法人 可視化情報学会
雑誌
可視化情報学会論文集
巻号頁・発行日
vol.22, no.10, pp.79-86, 2002
被引用文献数
2

本論文は,実験室内で発生可能な微小爆発を利用した大規模爆発のアナログ実験手法開発に向けた基礎研究として,微小爆薬で発生させた衝撃波の初期伝播様態を可視化計測と数値解析を用いて検討し,球状衝撃波が得られるまでの伝播様態を詳細に明らかにした. 微小爆発は,アジ化銀ペレット(AgN<sub>3</sub>,直径1.5 mm,長さ1.5 mm,質量10 mg)のレーザ起爆で発生させた. 可視化手法は,方向指標型カラーシュリーレン法(Direction-Indicating Color Schlieren method: DICS)である. DICSは,従来型のカラーシュリーレン法と異なり,可視化面の密度こう配ベクトルを色分布として表現する特長を持つ. 起爆方法に関しては,光ファイバ経由でレーザ光を微小爆薬に伝達する方法と空中で直接照射する方法により計4種類の起爆様式を検討した. これらにより発生初期(起爆後180 μs)の衝撃波をそれぞれ計測した. その結果,ペレットから発生する爆発生成気体噴流が,衝撃波形状に強く影響を与えていることを確認した. そこで,噴流発生の支配要因としてペレット形状と起爆点に着目し,実験と数値解析で考察した. 実験は,10 mgペレットを砕いて作成した質量 500 μgの不定形アジ化銀微小片をレーザ起爆し,超高速フレームカメラを用いた連続撮影法で発生した衝撃波の伝播様態の可視化計測を行った. その結果,不定形アジ化銀の起爆では,噴流が衝撃波に影響を与えないことを確認した. 次に,起爆点の影響を衝撃解析コード(AUTODYN-2D)で評価した結果,衝撃波形状及び反応生成気体噴流形状など,可視化計測での観測結果とよく一致する結果を得た. さらに,衝撃波が受けた影響(形状の歪み等)は,伝播するにつれ小さくなり,中心から距離約120 mm 以遠では,完全な球状衝撃波を形成することを確認した.
著者
廣瀬 通孝
出版者
社団法人 可視化情報学会
雑誌
可視化情報学会誌 (ISSN:09164731)
巻号頁・発行日
vol.24, no.Supplement1, pp.9-12, 2004-07-01 (Released:2009-07-31)

Since the word "Virtual Reality" was invented in 1989, quality of the technology has been improved more and more. Especially, development of IPT (Immersive Projection Technology) largely contributed to generate highly defined virtual world, and to give VR technology lots of 'serious applications'. Doubtlessly, visualization is one of the most promising applications. In this paper, several recent topics of VR technology such as virtual archeology and multi-sensory info-communication technology are introduced in terms of visualization technology.
著者
大野 暢亮
出版者
社団法人 可視化情報学会
雑誌
可視化情報学会誌 (ISSN:09164731)
巻号頁・発行日
vol.39, no.152, pp.3-7, 2019 (Released:2019-04-26)
参考文献数
13

没入型のバーチャルリアリティ装置であるCAVE装置で大規模なデータの可視化を実現した.興味領域の抽出と自動詳細度設定機能をVFIVEと呼ばれるCAVE装置用の対話的可視化ソフトウェアに実装した.興味領域の選択は,CAVE装置の中で対話的かつ直感的に行うことができる.この自動詳細度設定機能は,等値面表示などのスカラーデータの可視化手法では,興味領域の大きさにかかわらず常に一定の解像度のデータをもとに可視化を行うことを可能にする.流線表示などのベクトルデータの可視化手法では,興味領域の大きさに応じて流線の解像度を調節する.本機能を用いて大規模なデータを実際に可視化することで,大規模データの対話的な可視化が可能なことを確認した.
著者
尾亦 範泰
出版者
社団法人 可視化情報学会
雑誌
可視化情報学会誌 (ISSN:09164731)
巻号頁・発行日
vol.38, no.151, pp.9-13, 2018 (Released:2019-10-01)
参考文献数
18

本稿では,人工知能分野と可視化分野における低次元特徴量の必要性という共通点を指摘した上で,人工知能分野における特徴抽出法であるオートエンコーダについて概説した.はじめに,オートエンコーダの構造について述べたうえで,その構造が可視化分野における手法とも関連性を持つことを指摘した.また,オートエンコーダが現在の人工知能の発展に寄与した経緯について述べ,最近のオートエンコーダの研究動向について紹介した.さらに,可視化における応用例として,オートエンコーダを非定常流れの時間変化の可視化に用いた研究について述べた.今後も両分野において,新しいオートエンコーダの構造利用法についても発展していくことが期待される.
著者
鎌田 祐一 平沢 太郎 中村 祐二
出版者
社団法人 可視化情報学会
雑誌
可視化情報学会論文集 (ISSN:13465260)
巻号頁・発行日
vol.29, no.9, pp.35-41, 2009 (Released:2009-09-30)
参考文献数
7
被引用文献数
4 2

マルチピーク型光学フィルターとカラーCCDカメラを組み合わせた熱画像カメラを用い、近赤外線における2色法による温度分布の可視化を行った。本方式では従来型の2色法と比べてより低温域(>500℃)を高解像度で計測が可能である。試作した熱画像カメラは1000℃近傍によって、空間解像度10μmで3℃、300μmで0.2℃の繰り返し精度(1σレベル)を達成する事ができた。
著者
石井 慶子 大野 淑子 及川 麻衣子 大西 典子
出版者
社団法人 可視化情報学会
雑誌
可視化情報学会論文集 (ISSN:13465260)
巻号頁・発行日
vol.41, no.7, pp.21-27, 2021 (Released:2021-06-30)
参考文献数
11

新型コロナウイルスは無症状感染する特徴により爆発的に感染者数が増えている可能性が指摘されている.咳やくしゃみ,発話で発する飛沫のうち,2~3μm以下の微小粒子のもの(エアロゾル)は広範に拡散し,空中で数時間漂うと言われている.密集・密閉した環境での集団感染が多く報告されたこともあり,この原因と言われはじめたのが,エアロゾル感染である.現象を理解したうえで,適切な感染対策を行い,安心を示した上で接客を行うことが,社会の混乱を避けながら,経済停滞を防ぎ,生活の質を維持することに重要である.そこで,本研究ではマスクやフェイスシールドの有無による呼気エアロゾルの流れの可視化を行った.感染が問題となる呼気エアロゾルの粒形と,電子タバコの粒径が近いため,電子タバコの煙のレーザー散乱光をカメラで撮影した.マスクをすると,呼気エアロゾルは体の表面に滞留し,ゆっくりと体の表面に沿って上昇した.下を向いている場合,マスクをしていても,マスクの上下端から漏れ出した呼気エアロゾルが乱れながら下方に向かった.フェイスシールドには感染症予防に意味がないという話が広く認識されているが,フェイスシールドを着用すると,呼気エアロゾルが体の表面に滞留しやすくなり,暖められたエアロゾルが下に向かわず,上昇した.すなわち,介護や医療,美容関係者等が下方にいる人間に接近する場合,マスクとフェイスシールドをどちらもつけると,顧客に呼気エアロゾルを浴びせる量を効果的に低減させることができると考えられる.
著者
佐野 友紀 高柳 英明 渡辺 仁史
出版者
社団法人 可視化情報学会
雑誌
可視化情報学会誌 (ISSN:09164731)
巻号頁・発行日
vol.20, no.2Supplement, pp.65-68, 2000 (Released:2009-09-03)
参考文献数
5

The purpose of this study is to analyze the patterns of complicated pedestrian flow with visible pedestrian area model. The coordinates of all pedestrians at each frame is calculated.The pedestrian area is defined as the 90cm circle from the coordinates of each pedestrian. The condition of monodirectional pedestrians which forms groups is similar to the distribution of electric field, so Blobs, Meta-ball, with Bezier Clipping method is used to visualize the pedestrian area. (1) The conflict among pedestrians is reduced by the forming group of monodirectional pedestrians; (2) The pedestrian move along the edge of other group's area because he/she can't cross inside the group; (3) The overlap of group's area illustrates the conflict between groups;The condition of pedestrian flow is analyzed with visible pedestrian area model.

1 0 0 0 OA シンボル論

著者
宇波 彰
出版者
社団法人 可視化情報学会
雑誌
可視化情報学会誌 (ISSN:09164731)
巻号頁・発行日
vol.17, no.66, pp.180-186, 1997-07-01 (Released:2009-07-31)
著者
鄭 星在 与那嶺 牧子 青木 俊之
出版者
社団法人 可視化情報学会
雑誌
可視化情報学会誌 (ISSN:09164731)
巻号頁・発行日
vol.27, no.2, pp.67-70, 2007

The present paper describes the effect of duct length on acoustic characteristics of over-expanded jet which are discharged from convergent-divergent nozzle. A duct made of annular metal was installed at the nozzle exit and varied in length from 0 and 6D. A Schlieren optical system is used to visualize detailed jet structures. Acoustic measurement is performed to obtain noise spectra. The results obtained show that the frequency of the acoustic tone due to the shock wave within the nozzle somewhat increases with an increase in the nozzle pressure ratio, and the acoustic tones take place in two stages. The duct devices suppress the acoustic tone and the screech tone.