著者
銭 新耀 市川 眞祐 伊藤 信孝
出版者
The Japanese Society of Agricultural Machinery and Food Engineers
雑誌
農業機械学会誌 (ISSN:02852543)
巻号頁・発行日
vol.56, no.6, pp.77-85, 1994

本報では市販の防霜ファンとそれを軽量化した試作ファンを供試し, その振動・騒音特性を比較し, 軽量化の効果を検証した。モード解析法を用いて供試ファンの固有振動数, 減衰比等の振動特性と1次モード, 2次モード, および供試ファンの稼働時における羽根全体の振動状態を解明し, 軽量化後のファンの振動特性が軽量化前のファンに比べ性能上ほとんど差のないことを明らかにした。供試ファンの騒音特性を調べた結果, 軽量化前後の両ファンの騒音水準がほぼ同じであること, また, 発生する騒音に回転騒音の成分の騒音レベルが高いことが判明した。さらに音響インテシシティ法によって両ファンの音場解析を行い, 騒音低減の方法を探った。
著者
ブクタ アッティラ 笹尾 彰 酒井 憲司 渋澤 栄
出版者
The Japanese Society of Agricultural Machinery and Food Engineers
雑誌
農業機械學會誌 (ISSN:02852543)
巻号頁・発行日
vol.60, no.4, pp.45-53, 1998-07-01
被引用文献数
2

高生産性, 高作業能率を達成するために, トラクタの走行速度向上への要求が強まっている。しかし, トラクタのほ場間における高速度行時に, 作業機ヒッチング部に大きな負荷が作用し, 破損や事故を引き起こす場合もある。本研究では, 3点リンクにおけるフリープレイ (あそび) がトラクタ作業機系の非線形振動を発生させるものを考えた。Collins, 酒井らによって行われた研究結果に基づき, 3点リンクにおけるフリープレイを, 衝突要素とする衝撃加振器としてトラクタ作業機系をモデリングした。得られたモデルを用いて数値実験を実施し, 系の非線形挙動を調べた。起振力の周波数を制御パラメータとする, 周期振動, 倍周期振動, カオス振動の分岐構造を明確にした。
著者
ジャベル ニザル 塚本 隆行 野口 伸
出版者
The Japanese Society of Agricultural Machinery and Food Engineers
雑誌
農業機械學會誌 (ISSN:02852543)
巻号頁・発行日
vol.70, no.3, pp.97-105, 2008-05-01
被引用文献数
2

環境負荷低減を目的として, バイオガス・軽油二燃料機関による農用トラクタの開発を行った。本研究では, バイオガス・軽油二燃料トラクタ機関について, バイオガス供給量を自動制御するバイオガス供給アルゴリズムの開発を目的とした。<br>二燃料運転によるディーゼル機関の基本性能について, 特にバイオガスと軽油の熱量換算の燃料消費率 (BSHC) 及び燃料代替率の検討を行った。二燃料運転の基本性能を把握した後, 吸気管内圧力 (MAP) を機関負荷推定のパラメータとして, バイオガス供給制御アルゴリズムの試作と性能試験を行った。試験の結果, 試作アルゴリズムは安定して機関回転数と負荷に応じてバイオガス供給量を制御できた。
著者
戸田 勝善 林 艾光 矢田 貞美
出版者
The Japanese Society of Agricultural Machinery and Food Engineers
雑誌
農業機械学会誌 (ISSN:02852543)
巻号頁・発行日
vol.64, no.3, pp.70-78, 2002-05-01 (Released:2010-04-30)
参考文献数
17

本研究は, ホタテガイの耳吊り養殖における自動開孔のための左右殻の方向制御方法を開発するために, 着目した力学的現象の解析を行ったものである。著者らは, 適当な条件の下で貝を静水中に投入した場合, 水中において左殻が鉛直方向上側へ向くように回転することを発見し, この現象を動力学的に解析することによって左右殻の方向制御に対する適用可能性を検討した。この運動を表現する動力学モデルを構築し, 運動計測実験により同モデルにおけるパラメータを同定した。同定したパラメータに基づくシミュレーション結果は計測結果と良く一致しており, 動力学モデルの妥当性が確認された。また, 同運動を本モデルに基づいて解析し, その力学的原理を明らかにした。さらに, 構築した動力学モデルをもとに種々の条件下でシミュレーションを行い, 左殻上向き運動の左右殻の方向制御に対する適用の可能性を示した。
著者
目崎 孝昌 佐竹 利子 福森 武 池田 善郎
出版者
The Japanese Society of Agricultural Machinery and Food Engineers
雑誌
農業機械学会誌 (ISSN:02852543)
巻号頁・発行日
vol.68, no.3, pp.35-45, 2006-05-01 (Released:2010-11-19)
参考文献数
8

米飯食味の良否はデンプン胚乳の糊化特性が大きく関与し, 胚乳内部への吸水ムラが大きく影響すると言われているが, 未だ明らかにされていない。このため, 水浸漬時の精白米への吸水現象を微細構造的に観察した結果, 胚乳部への吸水深さは背面よりも腹面が大きく, 疎水性タンパク質 (PB-1) の分布特性とよく一致した。背面では, 複粒デンプン内の単粒間に吸水されず, 胚乳細胞壁沿いでも吸水されない部位が存在した。また, 洗米水濁度が高い精白米では, 洗米水中に浮遊するデンプン粒の大半が単粒として分離しており, 精白米最外面の単粒間によく吸水した。
著者
寺尾 日出男 西村 弘行 松居 勝広
出版者
The Japanese Society of Agricultural Machinery and Food Engineers
雑誌
農業機械学会誌 (ISSN:02852543)
巻号頁・発行日
vol.45, no.3, pp.289-296, 1983 (Released:2010-04-30)
参考文献数
25

道産品のハツカ草の揮発性精油がユーカリ油に近い性状であることを知り, 寒冷地植物ハツカ油の火花点火機関燃料としての適応性を検討している。第1報はハツカ油2種類―ペパーミント油およびスペアーミント油を―無鉛ガソリンに混合したブレンド燃料で機関で運転した結果, 1) ガソリンに対する気化器設定のままでは, 空気過剰率は希薄側へ移行する。その結果, ガソリン単味使用時に比べ, 見掛上, ハツカ油ブレンド燃料の方が軸出力・正味熱効率とも向上する結果が得られた。2) しかし, 同一の空気過剰率で比較した場合, ガソリン単味およびペパーミント単味の両者間には軸出力・正味熱効率とも全く差異は認められないことが判つた。
著者
井上 慶一
出版者
The Japanese Society of Agricultural Machinery and Food Engineers
雑誌
農業機械学会誌 (ISSN:02852543)
巻号頁・発行日
vol.60, no.1, pp.27-36, 1998-01-01 (Released:2010-04-30)
参考文献数
10

大豆の乾燥制御のためのシミュレーションモデル作成のために, 大豆の比容積, 見かけ体積, 空隙率など乾燥に影響する大豆固有の物性量について理論的考察を行い, これらを基本的な物性量 (乾物比容積, 充てん係数) と水分の関数として表わした。さらに調査した5品種 (タチナガハ, タマホマレ, フクユタカ, スズユタカ, エンレイ) の大豆に適合する以下の近似式を得た。Vm=V0+γ・m=0.771+0.965m (0.1<m)Vm={(m/ρw)2+2V0c(m/ρw)+V02}1/2 (0<m)Vm′=Vm/(1-ε)=6Vm/kπただし, m(d. b. decimal), Vm; 乾量基準の比容積 (10-3m3/kg), Vm′; 見かけ体積, ε; 空隙率, V0=0.771(10-3m3/kg), V0c=0.746, k=1.00-0.029m以上の結果, 乾燥シミュレーションに必要な物性量を少ない基本的定数で表すことができるようになった。
著者
古谷 正
出版者
The Japanese Society of Agricultural Machinery and Food Engineers
雑誌
農業機械学会誌 (ISSN:02852543)
巻号頁・発行日
vol.41, no.4, pp.587-592, 1980 (Released:2010-04-30)
参考文献数
17

根菜の収穫作業は, 人力手作業を主体とする重労働にたよっており, 機械化技術の開発が望まれている。収穫の機械化研究は, 一方ではトレンチャーやサブソイラなど既存の機械利用の多目的化により, 他方では欧米諸国で開発された根菜収穫機の改良研究という方向で検討が進められている。収穫の機械化がいづれの方向で進むにせよ, まず, 根菜収穫の基礎事項として根菜の物理性を明らかにしておく必要がある。本報では, 根菜の物理性を明らかにするとともに, わが国の農業事情下でも適応した小型でしかも構造的に単純な根菜収穫機構を開発し, 収穫機の作物に対する適応性を解析した。第1報では根菜の物理性に基づく問題を提起し, 第2報では平行した2枚の矩形板により根菜を周囲の土ごと収穫する根菜収穫機構について解析, 第3報では小型円板による根菜収穫の模型実験について解析, 第4報では試作した新しい根菜収穫機の性能を解析した結果を報告する。
著者
清水 浩 林 節男
出版者
The Japanese Society of Agricultural Machinery and Food Engineers
雑誌
農業機械学会誌 (ISSN:02852543)
巻号頁・発行日
vol.38, no.4, pp.551-557, 1977 (Released:2010-04-30)
参考文献数
4
被引用文献数
1

この報文は, もみがらを熱利用した残滓のもみがらくん炭が, ろ材として利用されるときに示す特性についての研究結果である。研究には, もみがらおよび各種燃焼度で各種破砕度のもみがらくん炭の計7種の材料を対象とした。これをろ材として利用するときに関係する基礎的な物性値を, まず把握した。その同一材料を供試して, 各種加圧力条件下での流水抵抗と圧縮歪とを求め, これを Kozeny-Corman の式に適用して, 圧縮層の仮想毛細管の直径を供試材料別に算定した。また, 実用装置の場合について, 流速と層厚との関係で最終加圧力を計算し, 供試材料別にろ過層の機能を明かにして, 適正条件を探究したものである。
著者
佐竹 利子 福森 武 劉 厚清 河野 元信 佐々木 泰弘
出版者
The Japanese Society of Agricultural Machinery and Food Engineers
雑誌
農業機械学会誌 (ISSN:02852543)
巻号頁・発行日
vol.66, no.1, pp.115-121, 2004-01-01 (Released:2010-04-30)
参考文献数
11
被引用文献数
2

玄米の水浸漬条件が, 米粒内のGABA (γ-アミノ酪酸) と遊離必須アミノ酸の生成量, 並びにビタミンB1とミネラルMgの含有量に及ぼす影響を明らかにし, 高い機能性を有する主食用米の調製加工技術の開発を図る。本報では浸漬工程における処理条件を解明することに主眼を置き, 続く蒸熱, 加湿熱風, 通風冷却, 精米, 通風乾燥の一連の工程については同一条件で処理した。試験の結果, GABAと遊離必須アミノ酸の生成量は浸漬条件によって大きく異なり, ビタミンB1とミネラルMgについては, 粒内各部位の含有率に変化が生じた。試験条件の範囲では, 水温30℃で2時間浸漬後に水切りし, 吸水玄米が乾かないようにして雰囲気温度30℃で22時間放置した場合に, GABAと遊離必須アミノ酸が最も顕著に増加し, ビタミンB1とミネラルMgと同様に胚乳部に移行することを認めた。
著者
林 尚孝 森泉 昭治 弓矢 智生 唐橋 需 森本 国夫
出版者
The Japanese Society of Agricultural Machinery and Food Engineers
雑誌
農業機械学会誌 (ISSN:02852543)
巻号頁・発行日
vol.47, no.3, pp.343-348, 1985 (Released:2010-04-30)
参考文献数
18

耕うんの効果を判定するためには, 土壌状態の変化を評価できる試験法が確立されねばならない。そのためには砕土状態や反転状態を定量化して表現する必要がある。砕土状態を表わす土塊分析法にも多くの問題がある。採土法や篩の目開き体系などが標準化されていない上, 篩別された土塊の評価法も確立されているとは言えない。本報告では, レイリー分布によりロータリ耕うん後の土塊分布がきわめて良く近似でき, 近似式のふたつのパラメータから平均重量直径と標準偏差, その他の土塊に関するパラメータが簡単に求められることを明らかにした。砕土状態を数量化することができるので, 土塊分析にとり本方法は有力な手法となろう。
著者
常松 栄 吉田 富穂 松居 勝広
出版者
The Japanese Society of Agricultural Machinery and Food Engineers
雑誌
農業機械学会誌 (ISSN:02852543)
巻号頁・発行日
vol.17, no.2, pp.37-40, 1955-11-15 (Released:2010-04-30)
参考文献数
5

The pulling performance of the tractors, which are well adapted to heavy duties, as soil-improvement work and reclamation work etc., should be determined with not only the drawbar horse power but the maximum drawbar pull and the increasing rate of slip causing by the draft.This paper contains the maximum drawbar pulls and the maximum specific drawbar pulls (The maximum drawbar pull/Total weights of tractor including fuel, oil, water and operater) characterized to the type of tractor-crawler, semi-crawler, and wheel-which were investigated in the different types of soils-dry or wet heavy clay soil, clay-loam and volcanic light sandy loam or gravelly soil. i. e.1. If the type of tractor and the method of hitching are both similar, the max. specific drawbar pulls are approximately constant value concerning with the type of soil. (vid. Table 3)2. The value of the max. specific drawbar pull may be higher in heavy clay soil, lower in volcanic soils, and medium in clay-loam.3. In heavy clay soil, increasing the moisture content, decreases the max. specific drawbar pull. But just opposite in volcanic soils.4. Where the moisture content is not so much in heavy clay soils, the max. specific drawbar pull of crawler tractor is a little higher than wheel tractor. But in volcanic soils, the difference of these values is evidently large amount.5. If wheel tractors are set the wheels on the land for subsoil-plowing, where the furrow walls may collapse easily, the max. specific drawbar pull decreases evidently, in such field it is almost impossible to increase the max. drawbar pull by setting the wheels in the furrow-sole.
著者
新家 憲 前川 司 常松 哲 高 鋭 趙 和平
出版者
The Japanese Society of Agricultural Machinery and Food Engineers
雑誌
農業機械学会誌 (ISSN:02852543)
巻号頁・発行日
vol.52, no.4, pp.61-66, 1990 (Released:2010-04-30)
参考文献数
8

アスパラガスの主根群域へ液体肥料を深層高圧圧入するインジェクタを開発した。まずアスパラガス根系域の広がなりを調べ, 根をなるべく切断しないように液肥を圧入すべき位置を決定した。つぎに室内ほ場で水の高圧圧入によるけん引抵抗力試験を行い, けん引抵抗力の減少及び全所要動力の低減を試みた。結果としてアスパラガスの根は深さ10-30cmに大部分あり, 横の広がりは50cmであった。従ってこの根域をさけて圧入する必要がある。けん引抵抗力の減少量は走行速度, 水の測量, 水を流さない時の初期けん引抵抗力の大小に影響された。けん引抵抗力は条件の良い時におよそ45%, 所要動力は16%が減少した。
著者
陳 介余 宮里 満 石黒 悦爾
出版者
The Japanese Society of Agricultural Machinery and Food Engineers
雑誌
農業機械学会誌 (ISSN:02852543)
巻号頁・発行日
vol.55, no.3, pp.65-72, 1993 (Released:2010-04-30)
参考文献数
15

スイカを完全弾性球体モデルと仮定し, その質量, 周波数, 伝播速度とセン断弾性係数の関係を理論的に解析し, 内部品質判定の指標を導いた。試料の打撃音および振動波形をFFTアナライザで解析し, これらの結果を判定措標に用いることにより簡便にスイカ内部の空洞や煮え等の内部品質の検出が可能であることを示した。さらにパワースペクトル解析により第1ピークと第2ピークの振幅差と第1ピークの振幅の比と重量の関係を利用すると空洞の大きさの推定が可能であった。
著者
繆 冶煉 アガド マルシャル D. 豊島 英親 吉崎 繁
出版者
The Japanese Society of Agricultural Machinery and Food Engineers
雑誌
農業機械學會誌 (ISSN:02852543)
巻号頁・発行日
vol.58, no.4, pp.71-77, 1996-07-01
参考文献数
11
被引用文献数
3

米の食味改善および健康食品の開発を目的に玄米の培養処理を提案し, 精米粉の糊化に及ぼすその影響を反応速度論的および組織学的に検討した。30℃のまき床で培養を行うと, 玄米内部の既存酵素が活性化され, さらにこれらの酵素反応によりアミロプラストの包膜が破れ, 澱粉粒が分解された。培養玄米の精米粉は異なる糊化特性をもっており, 最高粘度およびブレークダウンが培養時間によって増加と減少の二段階で変化した。また, 一次反応モデルを用いてシミュレーションを行った結果, 米粉の糊化過程はアレニウス方程式で表され, 活性化エネルギーは30℃まき床での培養により1.157×10<sup>5</sup>から1.492×10<sup>5</sup>J/molに増加したことが明らかになった。
著者
ブクタ アッティラ 笹尾 彰 酒井 憲司 渋澤 栄
出版者
The Japanese Society of Agricultural Machinery and Food Engineers
雑誌
農業機械學會誌 (ISSN:02852543)
巻号頁・発行日
vol.60, no.4, pp.45-53, 1998-07-01
参考文献数
15
被引用文献数
2

高生産性, 高作業能率を達成するために, トラクタの走行速度向上への要求が強まっている。しかし, トラクタのほ場間における高速度行時に, 作業機ヒッチング部に大きな負荷が作用し, 破損や事故を引き起こす場合もある。本研究では, 3点リンクにおけるフリープレイ (あそび) がトラクタ作業機系の非線形振動を発生させるものを考えた。Collins, 酒井らによって行われた研究結果に基づき, 3点リンクにおけるフリープレイを, 衝突要素とする衝撃加振器としてトラクタ作業機系をモデリングした。得られたモデルを用いて数値実験を実施し, 系の非線形挙動を調べた。起振力の周波数を制御パラメータとする, 周期振動, 倍周期振動, カオス振動の分岐構造を明確にした。
著者
北野 昌則 渡辺 啓二 篠村 和也 藤島 明宏
出版者
The Japanese Society of Agricultural Machinery and Food Engineers
雑誌
農業機械学会誌 (ISSN:02852543)
巻号頁・発行日
vol.56, no.2, pp.23-31, 1994 (Released:2010-04-30)
参考文献数
7

本報文では, 装軌車の超堤性能, すなわち垂直段差障害に対する装軌車の走行性能を明らかにすることを目的としており, 車両諸元および履帯と地盤間のすべり特性などから超堤運動の理論モデルを確立するとともに, 理論解析と模型実験の両面から比較検討した。その結果, 履帯と路面の相互作用を考慮した超堤運動の理論モデルにより装軌車の超堤性能の解明が可能となった。また, 装軌車の超堤性能は車両の幾何学的形状と地盤特性に大きく影響を受けることが明らかとなった。