著者
佐々木 周作 大竹 文雄
出版者
行動経済学会
雑誌
行動経済学 (ISSN:21853568)
巻号頁・発行日
vol.11, pp.110-120, 2019-02-15 (Released:2019-02-15)
参考文献数
54

本稿では,これまでに,医療・健康分野でどのような行動経済学研究の成果が蓄積されてきたかを整理する.本分野の研究は,患者を対象に,以下二つの分類で進められてきた.一つは,患者の意思決定上の行動経済学的な特性が積極的な医療・健康行動を取りやすくしたり,逆に,阻害したりしていることを明らかにする実証・実験研究である.具体的には,リスク回避的な人ほど積極的な医療・健康行動を取りやすいこと,一方で,時間割引率の大きい人・現在バイアスの強い人ほど取りにくいことがさまざまな医療・健康分野で観察されている.もう一つは,患者の行動経済学的な特性を逆に利用して,積極的な医療・健康行動を促進しようとする,ナッジの介入研究であり,実際に,ナッジが患者の行動変容を促すことが,多くの研究で報告されている.さらに,近年の研究動向として,医療者を対象にした行動経済学研究を紹介するとともに,長期的かつ安定的に効果を発揮するナッジの開発の必要性について議論する.

言及状況

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先日山根さんの講義でも取り上げていた「意思決定のバイアス」と「ナッジ」が!!! レギュラー会員の方はよくご存知のハズでは…
国内外の研究動向がまとまっていてめっちゃ面白かった。ナッジという介入が倫理的に許される基準は難しいテーマなんですね。どんなに時間をかけても非合理な意思決定をする個人はどうするのかな。社会保障費増など他者権利を侵害しない限りはあくまでも本人の意思を尊重? https://t.co/U48MsNE4EE
佐々木周作・大竹文雄(2018)「医療現場の行動経済学:意思決定のバイアスとナッジ」『行動経済学』11,pp.110-120. https://t.co/uEBXRueHfd
佐々木周作・大竹文雄(2018)「医療現場の行動経済学:意思決定のバイアスとナッジ」『行動経済学』11,pp.110-120. https://t.co/uEBXRueHfd
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【骨髄バンク登録者・幹細胞提供者の行動経済学的特性_行動経済学 第13巻(2020)32-52】 https://t.co/5r3RCClCpJ 【医療現場の行動経済学: 意思決定のバイアスとナッジ_行動経済学 第11巻(2018)110‒120】 https://t.co/NOBRkLnKo9
芥川賞について知りたかったわけではなく、佐々木先生が医療領域に行動経済学が応用された結果をレビューしていたのどれだったっけ、と佐々木先生の名前で論文を検索していたのでした。これこれ。「医療現場の行動経済学」 https://t.co/kFxIhJ4NQc
テーマはこういうかんじのをメンタルヘルス受診勧奨に応用したものです。@行動医学会 https://t.co/kFxIhJ4NQc
佐々木周作・大竹文雄(2018)「医療現場の行動経済学:意思決定のバイアスとナッジ」『行動経済学』11,pp.110-120. https://t.co/uEBXRueHfd 依田高典・石原卓典(2018)「金銭的インセンティブとナッジが健康増進に及ぼす効... #NewsPicks https://t.co/MhaeR1XIvY
佐々木周作・大竹文雄(2018)「医療現場の行動経済学:意思決定のバイアスとナッジ」『行動経済学』11,pp.110-120. https://t.co/uEBXRueHfd
佐々木周作・大竹文雄(2018)「医療現場の行動経済学:意思決定のバイアスとナッジ」『行動経済学』11,pp.110-120. https://t.co/uEBXRueHfd / 喫煙率 男女合わせて16.7% 調査開始以降最低に (NHKニュース) #NewsPicks https://t.co/ZwKSI6uAL4
【医療現場の行動経済学:意思決定のバイアスとナッジ(行動経済学 2019 年 11 巻 p. 110-120)】 https://t.co/ezl7CMlp5p 【行動変容のメカニズムと政策的含意(行動経済学 2019 年 12 巻 p. 26-36)】 https://t.co/dnMk4sgtMp
佐々木周作、大竹文雄(2018)「医療現場の行動経済学:意思決定のバイアスとナッジ」『行動経済学』第11巻、2018年。 https://t.co/ZHBDOYhGCc / 「ドラクエウォーク」にタニタ監修のライフログ機能 食べてもいい食事やお菓子が分かる (ITmedia NEWS) #NewsPicks https://t.co/7NrK9bkB1U
本記事とは関係ありませんが、 佐々木周作、大竹文雄(2018)「医療現場の行動経済学:意思決定のバイアスとナッジ」 https://t.co/9wIY8qu0rU / 都の「健康管理アプリ」日本MSが技術協力 「わずか数日で」開発 GitHubでテンプレ公開 (ITmedia NEWS) #NewsPicks https://t.co/x6jmJNWKSH
メディアによるメッセージの伝え方も工夫していくべきかもしれないですね(たとえば、行動経済学の利得フレーム・メッセージや損失フレーム・メッセージ、等)。 ご参考ですが、 佐々木周作、大竹文雄(2018)「医療現場の行動経済学:意思決定のバイアスとナッジ 」 https://t.co/9wIY8qcp3k
佐々木周作、大竹文雄(2018)「医療現場の行動経済学:意思決定のバイアスとナッジ」https://t.co/9wIY8qcp3k https://t.co/NsBUiMAAcx
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今日、たまたま学部生のゼミ活動に居合わせたら、拙著「医療現場の行動経済学:意思決定のバイアスとナッジ」を題材に発表と議論が繰り広げられていたので、コメントとぷちエピソードの紹介をしておきました。 https://t.co/dUJLsThfgz
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行動経済学を活用した利得フレーム・メッセージと損失フレーム・メッセージで予防接種率が変わる効果も考えられそう。 https://t.co/9wIY8qcp3k https://t.co/s2kf2lQGKQ
医療現場の行動経済学:意思決定のバイアスとナッジ https://t.co/GQetWurkEI
行動経済学会創立10周年記念書籍が届いていました。 https://t.co/329h3AiKmZ 「医療現場の行動経済学:意思決定のバイアスとナッジ」が第1部・第2章に収録されています。 https://t.co/dUJLsTyQF9 https://t.co/6UGBY6Oia6
J-STAGE Articles - 医療現場の行動経済学:意思決定のバイアスとナッジ https://t.co/Y4o0Uf8ZLF
実際に,ナッジが患者の行動変容を促すことが,多くの研究で報告されている https://t.co/WcbMj4iFqY
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