- 著者
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三宅 洋一
中口 俊哉
- 出版者
- 一般社団法人 電子情報通信学会
- 雑誌
- 電子情報通信学会 基礎・境界ソサイエティ Fundamentals Review (ISSN:18820875)
- 巻号頁・発行日
- vol.2, no.3, pp.3_29-3_37, 2009-01-01 (Released:2011-05-01)
- 参考文献数
- 18
- 被引用文献数
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画像評価は銀塩写真,印刷,CRTテレビを中心に長い歴史を通して地道な研究が行われ,今日の高い画質を持つ多様なディジタル画像システムへと発展してきた.画質評価の研究は,主観評価と対応の良い物理評価パラメータを見いだす研究として行われてきたが,いまだに完全なる解明はなされていない.本稿では,銀塩写真,印刷,CRTに代表されるアナログ画像から最近のフラットパネルディスプレイやインクジェットプリンタに至る画質の問題を概観する.まず主観評価と客観評価の基礎から解説し,視覚特性と画質,更に高次な表現パラメータである質感について述べる.また画質と深く関連している疲労についての研究成果など,筆者の研究室で行っている研究を中心に概説する.