著者
東長 靖 濱田 正美 竹下 政孝 林 佳世子 三沢 伸生 仁子 寿晴
出版者
京都大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2009

本研究は、これまでほとんど研究されてこなかったオスマン朝期イスラーム思想を解明することを目指した。3年間にわたる共同研究により、スーフィズム、神学、論理学、歴史学、政治思想、近代思想の各分野を概説する書籍を編集し、刊行した。『オスマン朝思想文化研究』と題された本書は、上記各学問分野の概観と代表的思想家の説明に加え、その著作を対訳の形で含んでいる。ほかに、オスマン朝期イスラーム思想にとって中核となるスーフィズムについて、イブン・アラビー学派の文献目録、スーフィズム関連用語集などを作成・刊行した。
著者
大月 康弘 加藤 博 坂内 徳明 中島 由美 齊藤 寛海 立石 博高 長澤 栄治 大稔 哲也 三沢 伸生 亀長 洋子 堀井 優 竹中 克行 松木 栄三 三浦 徹 栗原 尚子 臼杵 陽 勝田 由美 黒木 英充 堀内 正樹 岩崎 えり奈 青山 弘之 飯田 巳貴
出版者
一橋大学
雑誌
基盤研究(A)
巻号頁・発行日
2008

地中海世界の歴史において人びとの活動の重要拠点となった「島嶼」に注目し、自然・生態環境に規定された人々の生活・経済空間としてのマイクロエコロジー圏、および当該マイクロエコロジー圏が対外世界と切り結んだ経済社会ネットワークの構造分析を行った。政治的、人為的に設定され認知されてきた「地域」「海域」概念、および歴史的統一体としての地中海世界の存在論にも批判的検討を加えた。