著者
西尾 幸一郎 中野 誠也 杉林 一哲 松原 斎樹
出版者
一般社団法人 日本家政学会
雑誌
日本家政学会誌 (ISSN:09135227)
巻号頁・発行日
vol.61, no.10, pp.679-684, 2010-10-15 (Released:2013-06-24)
参考文献数
20

This research aims to estimate the states of sleep / wake time from measurement records of physical activity using an actigraph and to clarify the effect that sleep / wake time has on students living in a dormitory, both with and without roommates. Discoveries made as a result of the study are as follows:1) In subjects with roommates, regression in sleep-onset time and a reduction in night sleeping time were observed (p<0.01,p<0.05).2) In subjects with roommates, daytime sleep increased (p<0.1), while the average amount of activity during the day decreased (p<0.1). Furthermore, several cases were observed in which students with roommates slept approximately 1 hour during classes, something that was not observed among subjects without roommates. It was also confirmed that this had a major influence on attitude in class, etc.
著者
中野 誠
出版者
特定非営利活動法人 組織学会
雑誌
組織科学 (ISSN:02869713)
巻号頁・発行日
vol.57, no.1, pp.18-27, 2023-09-20 (Released:2023-09-30)
参考文献数
12

本稿の目的は,人的資本を会計・ファイナンスの視点から問い直すことにある.そのため,第1に人的資本会計の概念整理を行い,貸借対照表(以下,BS)借方を「人的資産」,貸方を「従業員持分」として明示的に峻別する.第2にBSに計上されている人的資産の事例を取り上げる.サッカーチームの「選手登録権」は個人を測定単位とした人的資産の事例である.組織を測定単位とした人的資産の事例としては,R&D活動のうちの「開発資産」を取り上げる.第3にBS貸方に目を転じて,「従業員持分」概念の提示を通じて,マルチ・ステークホルダー型のBS,「従業員資本コスト」,マルチ・ステークホルダー型WACCという考え方を紹介し,未来の会社の姿をイメージする.
著者
中野 誠士 藤本 忠博 千葉 則茂
出版者
芸術科学会
雑誌
芸術科学会論文誌 (ISSN:13472267)
巻号頁・発行日
vol.2, no.3, pp.85-86, 2003 (Released:2008-07-30)
参考文献数
5
被引用文献数
3 2

倒壊・崩壊による瓦礫の落下運動ように,相互作用しながら複雑な運動をする多数の物体のアニメーションを生成するためには,その運動の物理シミュレーションによるのが効率的である.本研究では原理が解り易くインプリメントし易い多面体の運動シミュレーション法の開発を目的とし,粒子要素法における,法線方向とせん断方向にフォークトモデルを用いたペナルティ法を多面体に拡張し,衝突,接触,摩擦力を統一的に扱うことができる手法を開発した.
著者
長谷部 雄飛 福田 浩二 中野 誠 近藤 正輝 佐竹 洋之 平野 道基 下川 宏明
出版者
公益財団法人 日本心臓財団
雑誌
心臓 (ISSN:05864488)
巻号頁・発行日
vol.46, no.SUPPL.3, pp.S3_36-S3_42, 2014 (Released:2015-10-26)
参考文献数
7

症例1は, 15歳女性. 小学生の時にWPW症候群を指摘. 運動中に出現した心拍数300/分台の偽性心室頻拍で当科紹介. C型顕性WPW症候群, デルタ波はⅡ誘導で陰性であり, 心外膜側Kent束と予測された. 順伝導ERPは220msec, 心室早期刺激にて容易に房室回帰性頻拍が誘発された. 冠状静脈洞 (CS) 内の順伝導最早期部位における心室側への通電で離断に成功した.  症例2は, 22歳男性. 小学生の時にWPW症候群を指摘. 強い精神的ストレス下で, 心拍数280/分台の偽性心室頻拍を発症. ピルジカイニド内服後もデルタ波残存し, Ⅰ, Ⅱで陽性, V1, aVFで (±) であり, 後中隔Kent束と予測された. Kent束の順伝導ERPは240msec未満. CS入口部前面に順伝導最早期を認め, 入口部から内部に入った逆伝導最早期部位への通電と, さらに奥での追加通電にて離断に成功した. CS内通電を要した後中隔Kent束で, 心房細動合併時に速い心室応答を示したハイリスク偽性心室頻拍の若年2症例経験したので文献的考察を加えて報告する.
著者
中野 誠一 岩﨑 英隆 秋月 裕則 藤井 義幸
出版者
徳島赤十字病院
雑誌
徳島赤十字病院医学雑誌 = Tokushima Red Cross Hospital Medical Journal (ISSN:13469878)
巻号頁・発行日
vol.15, no.1, pp.100-104, 2010-03-25

日常診療で遭遇することが比較的まれな逆生歯の1例を経験したので報告する.逆生歯とは歯牙が正常歯列から外れ,鼻腔や上顎洞に萌出する疾患である.症例は67歳の女性.近医耳鼻咽喉科を受診した際,偶然左鼻腔内の白色隆起性病変を指摘され,精査加療目的で当科を紹介された.CTでは1.3cm×2.0cm大のhigh density areaとして認められた.鼻内内視鏡によるアプローチで隆起性病変を摘出し得た.病理組織検査により歯牙組織と確認された.
著者
伊藤 智也 中野 誠士 藤本 忠博 千葉 則茂
出版者
芸術科学会
雑誌
芸術科学会論文誌 (ISSN:13472267)
巻号頁・発行日
vol.3, no.3, pp.197-199, 2004 (Released:2008-07-30)
参考文献数
12

筆者等は,これまで方状節理と柱状節理の生成に基づく岩場景観のモデリング法と,粒子要素法的アプローチによる剛体の運動シミュレーション法を提案している.本論文では,これらの手法を併用することにより,岩塊の崩落による堆積を伴うより自然な岩場景観のビジュアルシミュレーションが可能となることを示す.
著者
前田 健永 中野 誠 愈 燕蕾 間宮 純一 宍戸 厚 塩野 毅 池田 富樹
出版者
公益社団法人 高分子学会
雑誌
高分子学会予稿集 第53回高分子学会年次大会
巻号頁・発行日
pp.1405, 2004 (Released:2010-03-29)

アゾベンゼン液晶モノマーを様々な配向状態で光重合し,均一に配向した透明な液晶フィルムを得た。液晶フィルムに光照射を行い,屈曲挙動を検討した。
著者
佐竹 洋之 福田 浩二 近藤 正輝 中野 誠 瀬川 将人 伊藤 健太 下川 宏明
出版者
公益財団法人 日本心臓財団
雑誌
心臓 (ISSN:05864488)
巻号頁・発行日
vol.47, no.SUPPL.1, pp.S1_147-S1_152, 2015 (Released:2016-12-14)
参考文献数
5

症例は30歳代男性, 市民ハーフマラソン大会に出場し, スタートから15km付近を走行中に心肺停止状態となった. 同マラソン大会に救命救急のプロジェクトとして参加していた医師・看護師により, 速やかにCPRが施行され, AED (VFドキュメント) にて心拍再開を得た. その後, 当院へ救急搬送・低体温療法にて神経学的後遺症を残さず回復した. 心エコーおよび画像検査からは器質的心疾患の存在は否定的であり, 後日施行した冠動脈造影では器質的狭窄は認めず, 冠攣縮誘発試験でSpasm陽性, 電気生理検査ではVFは誘発されず, サンリズム負荷試験も陰性であった. VFの発生に冠攣縮の関与も疑われたが, 過去, またCPA時に胸痛がないため, 特発性心室細動と診断し, ICD植込みを施行, Ca拮抗薬の内服も開始し退院となった. 若年者のスポーツ中の突然死は, 肥大型心筋症などの器質的心疾患に多いとされているが, 今回, 器質的心疾患を認めない若年者に発生した特発性心室細動を経験したので報告する.
著者
中野 誠士 李 仕剛 千葉 則茂
雑誌
情報処理学会研究報告コンピュータビジョンとイメージメディア(CVIM)
巻号頁・発行日
vol.2003, no.109(2003-CVIM-141), pp.87-94, 2003-11-06

本論文では,半球以上の視野を持った魚眼コンバージョンレンズを取り付けたカメラ(本論文では魚眼カメラと呼ぶ)を用いて,レンズ中心を回転軸が通るように回転して撮像した前後2方向の半球画像から全天周の球面画像を獲得するための魚眼カメラの校正手法について述べる.3次元空間における平行な直線のもつ消失点対が半球画像上に現れることから,はじめに撮影した人工的な直線パターンの消失点を推定し,その性質を用いた魚眼カメラのパラメータの推定を行う.次に前後の半球画像が一つの全球画像になるという拘束条件を利用して,前後の半球画像が持つ重複部分領域の相関を計算することにより,前後の半球画像の相対回転姿勢と前に推定された内部パラメータの微調整を行う.また,背中合わせに取り付けた2台の魚眼カメラからなる実時間全天周球面画像撮像試作装置にその手法を適用する.
著者
大村 悦二 小川 健輔 熊谷 正芳 中野 誠 福満 憲志 森田 英毅
出版者
一般社団法人日本機械学会
雑誌
日本機械学會論文集. A編 (ISSN:03875008)
巻号頁・発行日
vol.76, no.764, pp.446-448, 2010-04-25

In stealth dicing (SD), a permeable nanosecond laser is focused inside a silicon wafer and scanned horizontally. A thermal shock wave is propagated every pulse toward the side to which the laser is irradiated, then a high dislocation density layer is formed inside a wafer after the thermal shock wave propagation. In our previous study, it was supposed that an internal crack whose initiation is a dislocation is propagated when the thermal shock wave by the next pulse over-laps with this layer partially. In this study, a two-dimensional thermal elasticity analysis based on the fracture mechanics was conducted. The internal crack propagation was analyzed by calculating the stress intensity factor at the crack tips and comparing with a threshold of that. As a result, validity of the previous hypothesis was suggested.
著者
大村 悦二 小川 健輔 熊谷 正芳 中野 誠 福満 憲志 森田 英毅
出版者
一般社団法人日本機械学会
雑誌
M&M材料力学カンファレンス
巻号頁・発行日
vol.2009, pp.73-74, 2009-07-24

In stealth dicing (SD), a permeable nanosecond laser is focused inside a silicon wafer and scanned horizontally. A thermal shock wave is propagated every pulse toward the side to which the laser is irradiated, then a high dislocation density layer is formed inside a wafer after the thermal shock wave propagation. In our previous study, it was supposed that an internal crack whose initiation is a dislocation is propagated when the thermal shock wave by the next pulse overlaps with this layer partially. In this study, a two-dimensional thermal elasticity analysis based on the fracture mechanics was conducted. The internal crack propagation was analyzed by calculating the stress intensity factor at the crack tips and comparing with a threshold of that. As a result, validity of the previous hypothesis was suggested.