著者
刈間 文俊 若林 正丈 村田 雄二郎 クリスティーン ラマール 生越 直樹 伊藤 徳也 代田 智明 瀬地山 角 高橋 満 古田 元夫 若林 正丈 黒住 真 代田 智明 深川 由紀子 生越 直樹 クリスティーン ラマール 高見澤 磨 楊 凱栄 谷垣 真理子 伊藤 徳也 瀬地山 角 田原 史起 有田 伸 岩月 純一
出版者
東京大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2005

中国では、漢字が、簡略化や教育によって、血肉化され、作家達も、前近代的なものを凝視し続けた.戦前の日中関係では、日本の漢学者と漢字紙が大きな役割を果たした.戦後韓国は、漢字を駆逐する一方、伝統的な同姓不婚制度を再構築させ、台湾は、漢字を簡略化せず、80 年代以降には、多文化主義的な社会統合理念を形成した.それに対して、中国大陸では今や、漢字文化からも消費文化からも疎遠な農村が、自律と国家による制御の間で揺れ動いている.本研究は以上を実証的に解明した.
著者
代田 智明
出版者
一般社団法人中国研究所
雑誌
中国研究月報 (ISSN:09104348)
巻号頁・発行日
vol.63, no.7, pp.1-12, 2009-07-25

近年竹内好が再び論壇に登場し,再読されている現象が起きている。これに対する肯定的評価は孫歌,加々美光行などによってなされているが,一方これに対応する形で批判的継承を試みる子安宣邦の言論も生じた。拙稿は,これを簡便に整理したうえで,再度竹内の議論を吟味し,その現在的意義のありかと限界を探るとともに,中国を焦点のひとつとせざるを得ない危機的な「世界金融危機」にあって,グローバルな<資本>の運動に対し,思想的対抗軸の可能性を不完全ながら提示する試みである。
著者
代田 智明
出版者
一般社団法人中国研究所
雑誌
中国研究月報 (ISSN:09104348)
巻号頁・発行日
vol.48, no.8, pp.46-47, 1994-08-25