著者
西村 典子 中村 豊 恩田 哲也 伊藤 栄治 甲斐 堯介
出版者
東海大学
雑誌
東海大学スポーツ医科学雑誌 (ISSN:09153659)
巻号頁・発行日
vol.19, pp.63-68, 2007

The purpose of this study is to investigate the effect of artificial carbon dioxide-rich water for peripheral circulatory improvement on fingers of baseball players with circulatory disturbances catching hands with index fingers suffering from repetitive ball impact. A trial therapy of bathing in artificial carbon dioxide-rich water and fresh water for following the nine university baseball players having symptoms of circulatory disturbances graphic evaluation of thermograph and analysis of temperature on fixed point was done. Results suggest circulatory improvement of fingers : two players of the artificial carbon dioxide-rich water tended toward increased temperature on their catching hands, indicating improved blood flow in the index finger and center-point of the palm area. The measurement conditions were not always ideal because there were some variance in this trial therapy, for example environmental temperatures, degrees of circulatory disturbances, problem progress of bathing and so on ; nevertheless treatments for circulatory disturbances in the fingers under the condition of low temperature don't currently exist. The therapy of bathing in artificial carbon dioxide-rich water seems to be useful on the sports field.
著者
伊藤栄治 著
出版者
玉成堂
巻号頁・発行日
1901
著者
塚越 敬三 六山 亮昌 福泉 靖史 正田 淳一郎 川田 裕 内田 澄生 岡田 郁生 伊藤 栄作
出版者
公益社団法人日本ガスタービン学会
雑誌
GTSJガスタービンセミナー資料集 (ISSN:13418491)
巻号頁・発行日
no.34, pp.57-64, 2006-01-20
被引用文献数
1

大型発電用ガスタービンの開発は,これ迄コンバインドサイクル発電設備の主機として熱効率の向上に注力してきた。一方で,地球環境を取り巻く情勢は刻々と深刻化しており,最近では地球温暖化による異常気象のニュースを目にする機会が増える中,日本は2005年2月に発効された京都議定書の削減目標を確実に達成する事が求められている。この様な状況下,2004年度から4年間のスケジュールで,1700℃級高効率ガスタービンの要素技術開発の国家プロジェクトが開始された。1700℃級ガスタービンが実用化した場合,125万kWの石炭焚き火力を、同ガスタービンを利用したコンバインドプラントに置き換えることで,日本のCO2総排出量の0.4%が削減可能となる。この効果は,京都議定書の削減目標6%と比べた場合非常に大きな値であり,1700℃級ガスタービンの開発成果は日本のみならず全世界へ波及し,地球環境に大いに貢献するものと期待されている。本稿は,この要素開発研究の現在までの取り組み内容と成果及び,今後の予定について紹介する。
著者
村尾 奈美 関谷 仁美 石黒 久貴 足立 ヒトミ 野村 淑子 伊藤 栄子
出版者
東京女子医科大学学会
雑誌
東京女子医科大学雑誌 (ISSN:00409022)
巻号頁・発行日
vol.61, no.9, pp.943-943, 1991-09-25

第22回消化器病センター例会 平成3年1月27日 東京女子医科大学弥生記念講堂
著者
林 進 伊藤 栄一 岡田 正樹 塚本 睦 中川 一 野平 照雄 山口 清 横井 秀一
出版者
岐阜大学
雑誌
岐阜大学農学部研究報告 (ISSN:00724513)
巻号頁・発行日
vol.57, pp.9-26, 1992-12-25
被引用文献数
1

国指定天然記念物「臥龍桜」は,岐阜県宮村にある推定樹齢一千年の,淡墨桜に次ぐ県下第二位の老大樹である。その姿には,一千年という時間の厳しさ,またそれを生き技いてきた樹自身の生命力の強さが表されている。しかし,近年腐朽が進み樹勢維特上不安が持たれている。このため早急に何らかの対策を講じなければならない。樹木保護に当たっては総合的な対策が必要であるが,現在そのための調査方法や,対策技術が未確立な状況にある。そこでそれらの確立に向けて基礎調査研究を行った。調査は,現状を把握するため,桜本体の形状,腐朽部,成長状況,葉・花・根の様子,病虫害について行った。調査の結果から,臥龍桜の樹勢は旺盛である点,しかし,腐朽が強度に進行している部分もありそれらに対しての防腐対策,さらには,樹形保存のための外科手術など,多くの保護対策を講じる必要がある点などが考えられる。これらの保護対策は,それぞれ個別の対策ではなく,総合的に実施されること必要である。そのため,臥龍桜の保護管理サポートシステムを確立すること,モニタリングを長く継続して行うことが必要となる。以上のことから体系的樹木医学の確立へのステップとなり得る研究として報告する。
著者
秦 多恵子 川畑 篤史 伊藤 栄次 喜多 富太郎
出版者
一般社団法人日本心身医学会
雑誌
心身医学 (ISSN:03850307)
巻号頁・発行日
vol.29, no.7, pp.651-658, 1989-12-01
被引用文献数
1

自律神経失調症の1モデル動物であるSARTストレスマウスでは, 血小板数減少, 骨髄巨核球数増加および出血時間の延長が既に報告されている。今回はこれらの現象について, SARTストレスとは異なったタイプのストレスを負荷した動物との比較の観点から, さらに詳細な検討を行った。1)ラットにおいても, マウスの場合と同様, SARTストレスによる血小板数減少は認められた。2)2日間の寒冷ストレス負荷によって血小板数の増加がみられたが, 1時間負荷および5日間の負荷では無変化であった。急性の拘束水浸ストレスマウスでは血小板数減少が認められた。電気ショックおよび拘束ストレスを急性的に負荷すると血小板数の増加が認められたが, 慢性的に負荷すると急性時の変化は消失していた。3)骨髄巨核数はSARTストレス以外のストレスによっては変化しなかった。4)拘束水浸ストレスによる血小板数の減少はストレス負荷中止3時間後には完全に回復していたが, SARTストレスによるそれは中止後5日経過してもなお認められた。5)SARTストレスにより出血時間は2倍以上に延長したが, 拘束水浸ストレスによっては約35%の延長が認められたのみであった。6-Hydroxydopamineにより体表面血流量の増加を来したマウスでは, 約50%の出血時間延長が認められた。以上の成績より, 自律神経失調症を伴ったSARTストレス動物における血小板数減少は, このストレスの1つの特徴であると考えられる。また, SARTストレスによる出血時間の延長には血小板数減少のほか, 血流量の増加も関与している可能性が示唆される。