著者
笹尾朋貴 日浦慎作 佐藤宏介
雑誌
画像の認識・理解シンポジウム(MIRU2011)論文集
巻号頁・発行日
vol.2011, pp.899-906, 2011-07-20

本研究では,撮像素子の各画素形状をコード化することで超解像を高性能化する手法を提案する.従来の研究では撮像素子の各画素が矩形であることを前提としている.そのため,各画素のサンプリングは点サンプリングではなく正方形の畳み込みによって原画像の高周波成分が失われることになる. そこで本研究では,撮像素子の上に細かい黒色粉末を振りかけることで各画素の受光分布のランダムなコード化を行い,正方形の畳み込みによる原画像の高周波成分の損失を低減する手法を提案する.黒色粉末を振りかけた場合,どのようなコードになっているか未知となるため,その推定方法を示し,実験によりコードの推定を確かめた.更に,推定したコードを用いて作成した超解像画像を評価する.
著者
北村 謙典 武村 紀子 岩井 儀雄 佐藤 宏介
出版者
一般社団法人 電気学会
雑誌
電気学会論文誌C(電子・情報・システム部門誌) (ISSN:03854221)
巻号頁・発行日
vol.134, no.2, pp.218-224, 2014-02-01 (Released:2014-02-01)
参考文献数
13

In this study, we investigated expressive facial reactions in response to changes in the visual environment and their automatic extraction from sensors, in order to construct a comfortable level of illumination in personal living spaces. We conducted an experiment that showed that expressive facial reactions occur when illumination in the visual environment changes. We captured facial images and manually classified them as expressing or not expressing discomfort. We then conducted a second experiment that showed that automatic image processing can be used to extract and identify these expressive facial reactions. We extracted facial features and used a support vector machine to learn the classification in this experiment.
著者
狩塚 俊和 佐藤宏介
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告コンピュータビジョンとイメージメディア(CVIM) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2003, no.88, pp.141-146, 2003-09-08
被引用文献数
5

現実環境に仮想物体をシームレスに融合する複合現実感(Mixed Reality)が新たな情報提示方法として注目され、今までに様々な形態のシステムが開発されてきた。その一例として、プロジェクタを利用し、実物体をスクリーンとするプロジェクション方式が複合現実感ディスプレイとして提案されている。 また、一方でコンピュータを身につけられるほど小型化して、常時利用を可能にするウェアラブルコンピュータの研究が行われている。複合現実感による便益をユーザの状態にかかわらず享受できるようにするため、両者を融合する「ウェアラブル複合現実感」が新たなメディア環境として注目されてきた。本発表では、小型プロジェクタを用いたウェアラブル複合現実感システムを提案する。One of methods achieving Mixed Reality (MR) displays is the texture projection method using digital projectors. Another kind of emerging information environments is a wearable information device. which realizes ubiquitous computing. It is very promising to integrate these technologies. Using this kind of fusion system, two or more users can get the same MR environments without using HMD at the same moment. In this paper, we propose a wearable MR system with an on board projector and image-based sensor, and also introduce some applications with this system.
著者
汪 増福 加藤 博一 佐藤 宏介 井口 征士
出版者
The Institute of Electronics, Information and Communication Engineers
雑誌
電子情報通信学会論文誌 D (ISSN:09151923)
巻号頁・発行日
vol.J75-D2, no.7, pp.1177-1186, 1992-07-25

鏡面物体の3次元復元問題は視線の拘束,スネルの反射法則および理想的な結像の拘束といった拘束条件下での局所的最小化問題として形式化される.そこで,周囲の物体などの3次元環境および物体の鏡面像の3次元位置を既知として,物体とその鏡面像の対応関係を用いて鏡面物体の3次元情報を再構成する手法を提案し,これを実現する実験的なシステムを構成し,実物の鏡面物体を対象に,手法の有効性を示した.
著者
井口 征士 奥山 雅則 加藤 博一 佐藤 宏介 沼田 卓久 千原 国宏
出版者
大阪大学
雑誌
試験研究(B)
巻号頁・発行日
1991

研究計画調書・研究交付申請書に基づき、三次元立体物の画像認識のために非常に有効なデータである三次元画像を超高速に計測するICチップセンサを回路シミュレーションとディスクリート回路によるプロトタイプ計測装置でその構成技術を確立した。昨年度購入したシミュレーション用コンピュータ(Apple-MacIIfx一式)およびSPICEシュミレーショタソフト(Microsim-PSpice)、回路図入力CADソフト(Capilano-DesignWorks)により、回路図入力CADソフトで入力したセンサの回路構成をアナログ電子動特性シミュレーションを行った。その結果、昨年度の成果である、2つのホトディテクタを相補的に用いて素子のばらつきを補正させる点やDRAMのセンスアンプに似た電流比較回路が、通常のデジタルCMOS-ICの製作プロセスで製作可能な素子(CMOSインバータ、アナログスイッチ、ダイオード等)を用いて最終的な回路構成が決定できた。これにより実際に製作可能なことを確認できた。さらに、昨年度購入した制御用コンピュータ(Apple-MacIIci一式)およびデジタルストレージスコープ(日立電子VC-6045一台)、レーザダイオード、ガルバノミラーで、16×8画素のCMOS-ICを基本デバイスレベルとしたディスクリート回路によるプロトタイプ計測装置を開発した。120ヘルツ以上の動作を確認した。同時に、キャリブレーション方やこのシステムで得られる距離画像の時系列データから動く物体の認識を効率よく行うアルゴリズム、動距離画像の差分に基づく追跡アルゴリズムを開発した。
著者
岩井 大輔 佐藤宏介
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.48, no.3, pp.1294-1306, 2007-03-15
参考文献数
22
被引用文献数
3

机上に積み重ねられた書類探索を支援するため,下層の書類の映像をカメラで取得し,あたかも上層の書類が透けるかのように処理した映像を,投影型複合現実感技術の色補正処理を施しつつ,上層の書類へプロジェクタ投影するシステムLimpid Desk を提案する.ならびに,ユーザの手の書類への接触を,特殊な道具を身につけたり持ったりせずにセンシングする手法を,熱画像を利用することで実現する.この入力インタフェースを利用して,机上の書類に触れることで書類の透過を操作するインタラクションを可能とする.提案システムでは,現実の机上空間で,上に置かれた書類を物理的に移動させることなく,下層書類の情報を視覚的に取得することが可能となる.これによって,探索空間・操作空間・情報提示空間が一致し,ユーザはPC を介さずに積み重ねられた書類に直接アクセスすることができる.我々は,この操作の一貫性に主眼を置き,すべて実世界の机上の同一空間で行うことのできる直観的インタラクションを目指す.We propose Limpid Desk which realizes intuitive document search on a real desktop with virtual transparentizing of the upper layer of a document stack in projection-based mixed reality (MR) environments. In the system, users can visually access a lower layer document without physically removing the upper documents. This is accomplished by projecting a special pattern of light that is calculated to compensate the appearances of the upper layer documents as if they are transparent. We also propose a touch sensing method using a thermal image for the input interface of the system. User touch areas on real documents are detected without any user-worn or hand-held devices in the method. This interface allows users to select the stack they would like to look through by their simple touch gestures. We present three intuitive document search interaction techniques in which the search, operation and display space are completely unified onto a real desktop. We claim that this kind of spatial consistency of the operations is the key for realizing the intuitive interaction.
著者
楠本 夏未 日浦 慎作 佐藤宏介
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告コンピュータビジョンとイメージメディア(CVIM) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2008, no.36, pp.85-92, 2008-05-01
参考文献数
8
被引用文献数
2

撮影後に写真の焦点を変化させ,ぼけ部分の描写を制御する研究は多く行われているが,どれも特別な装置,または撮影法を必要とする.また,一般に普及している小型デジタルカメラでは十分な大きさのぼけを得ることが出来ず,主要被写体を引き立たせるような作画が出来ない.そこで本研究では,小型デジタルカメラのみを使用し,位置・姿勢が未知の複数視点から撮影を行って得た画像群をもとにユーザの意図した「ぼけ」を含む画像を作成する手法を提案する.更に,合成時にぼけ像の大きさや形状,重み付けを変化させることで,様々な「ぼけ味」を作り出す手法も提案する.また,以上のようなシステムで作成したぼけ画像を評価する.There are a lot of researches for controlling the focus and blur of previously taken pictures. However, all of these researches require some special devices or techniques for taking pictures. Besides, enough size of blur can not be created with an ordinary compact digital camera, so it is hard to take pictures with impressively attracting main subject. Therefore, In this paper, we propose a method to create the image with demanded blur from the set of images taken by a compact digital camera placed at unknown viewpoints. Moreover, it is possible to produce various taste of blur by changing size, shape or weight of the blur kernel. In addition, we evaluated the quality of blurred images made by our system.
著者
宮城 玲子 日浦 慎作 佐藤宏介
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告コンピュータビジョンとイメージメディア(CVIM) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2004, no.40, pp.93-100, 2004-05-06

侵入者の追跡など一般の日常シーンにおける画像処理では様々な未知の対象を即座に取り扱う必要があるため,対象のモデルをオンライン的に構築する必要がある.そこで我々は複数のステレオカメラを用いて対象の全周形状モデルを得ることを目的として研究を行った.対象物体が計測に適した位置に移動したことを知るため,また対象を背景から切り出すために視差に基づく背景差分法とテンプレートマッチングにより対象の位置を求めた.テクスチャが乏しい面や鏡面反射を持つ面などについては視差が安定に求められないことがあるため,背景の視差の変動を調べ利用することで安定化した.また基準物体を用いて2台のカメラ同士の位置関係を求め距離画像の位置あわせを行った.In this paper, we propose a measurement system of human body with multiple stereo cameras. This system focuses to an application of surveillance and monitoring in daily life. Prior to the measurement, the region of the object is extracted using background subtraction of disparity value, and then the position of the object is tracked using two-stage template matching. To remove the noise of background subtraction caused by specular reflection or lack of texture, statistical model of background is used. Calibration of two cameras is achieved using reference object and the shape and texture model of human face is correctly aligned as shown in experimental result.
著者
川端 聡 日浦 慎作 佐藤 宏介
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. D, 情報・システム = The IEICE transactions on information and systems (Japanese edition) (ISSN:18804535)
巻号頁・発行日
vol.91, no.11, pp.2673-2683, 2008-11-01
参考文献数
12
被引用文献数
3

コンピュータビジョンにおいて,画像中の処理対象物体の領域を抽出する手段として背景差分法が広く用いられているが,単純な背景差分法は背景の変化に対応できない.そこで多くの拡張がなされているが,背景物体の動きに再現性がある場合についてはあらかじめ得た背景画像列を固有空間により表現し,入力画像を固有空間に射影することで侵入物体の領域と背景画像とを同時推定する手法が提案されている.ここで侵入物体の領域は,画像修復問題における欠損領域と同様に扱われる.一方,固有空間を用いた欠損画像推定では,カーネルトリックを用いた非線形部分空間を利用する手法が提案されている.ところが,この手法では欠損領域が変化するとカーネル行列を再計算する必要があるため,侵入物体の検出のように,欠損領域が未知である場合には計算量が膨大になるという問題がある.そこで本論文ではカーネルトリックと繰返し投影により背景画像と未知物体領域を高速に同時推定する手法を提案する.
著者
越澤 勇太 日浦 慎作 佐藤 宏介
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告コンピュータビジョンとイメージメディア(CVIM) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2005, no.38, pp.171-178, 2005-05-12
被引用文献数
1

今後,家電機器はより一層高機能化し,それに伴って操作は複雑化していくものと考えられる.そのような複雑な操作に柔軟に対応でき,またリモコンのように機器を手に取る必要のない操作インタフェースとして,ジェスチャを用いたインタフェースが考えられる.ジェスチャ操作用のインタフェースにおいても,GUIのようにウィジェットと呼ばれる基本操作に対応した部品を提供し,その組み合わせでインタフェースを構築することで様々な機器の操作方法を統一し学習を容易にすること,また操作法をユーザへ アフォードすることができると考えられる.そこで本研究では,特に音量などの連続量の操作に注目し,ジェスチャ操作に適した量操作ウィジェットを設計,評価した.その結果,従来のGUIに見られる量操作ウィジェットを用いた場合と比較して,提案するウィジェットの方が高速かつ正確な操作が行えることがわかった.The ways to operate electric appliances will be more complicated if new functions are added without careful organization. A gestural interface with visual presentation is one of the solutions for such complicated operations without taking any devices like remote controllers. For ease of learning and to afford users how to operate various appliances, it is effective to use a set of widgets for constructing interfaces, because each widget can be shared by all different appliances. Therefore, in this research, we designed value-control widgets for gestural interfaces and then compared them with existing GUI widgets for evaluation. We showed that users can control values more rapidly and accurately with the proposed widgets than the ones for GUI.
著者
越澤 勇太 日浦 慎作 佐藤 宏介
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告. CVIM, [コンピュータビジョンとイメージメディア] (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.149, pp.171-178, 2005-05-12
参考文献数
8
被引用文献数
1

今後, 家電機器はより一層高機能化し, それに伴って操作は複雑化していくものと考えられる.そのような複雑な操作に柔軟に対応でき, またリモコンのように機器を手に取る必要のない操作インタフェースとして, ジェスチャを用いたインタフェースが考えられる.ジェスチャ操作用のインタフェースにおいても, GUIのようにウィジェットと呼ばれる基本操作に対応した部品を提供し, その組み合わせでインタフェースを構築することで様々な機器の操作方法を統一し学習を容易にすること, また操作法をユーザヘアフォードすることができると考えられる.そこで本研究では, 特に音量などの連続量の操作に注目し, ジェスチャ操作に適した量操作ウィジェットを設計, 評価した.その結果, 従来のGUIに見られる量操作ウィジェットを用いた場合と比較して, 提案するウィジェットの方が高速かつ正確な操作が行えることがわかった.