著者
佐藤 建
出版者
日本笑い学会
雑誌
笑い学研究 (ISSN:21894132)
巻号頁・発行日
vol.17, pp.83-90, 2010-07-10 (Released:2017-07-21)

漫才を面白くしている笑い要素は、漫才固有の要素と、論文“落語の面白さの数値的表現”で整理した笑い誘発要素、およびその派生要素とで構成されている。物語の舞台設計と登場人物が発する笑い要素との相互作用で笑いを取る構成は、基本的に落語と同じであるが、落語比較で物語性がなく、相互作用も弱い。むしろ漫才師の人間特性が台本の主要部を成す傾向が強まっている。漫才の台本に見られる笑い要素を整理して、永続性のある笑いの視点からそれらの要素の時代的推移を論じた。
著者
佐藤 建吉 小野 正則
出版者
プロジェクトマネジメント学会
雑誌
プロジェクトマネジメント学会研究発表大会予稿集
巻号頁・発行日
vol.2002, pp.168-173, 2002-02-26

本論文は多くの市民による風力発電事業を行うためのビジネスモデルを提案している。グリーン・プレミアム・カードGPCが風力発電所建設資金を集めるために導入されており, グリーン・コミュニティが同時に形成される。GPCによるベネフィットがクレジットカード会社, 協賛会社, およびグリーン・コミュニティから提供される。このコミュニティは京都議定書, 環境税, 地域エコマネーの動向にもとづいて進んだ環境社会を形成するために寄与できる。
著者
佐藤 建吉 小野 正則
出版者
一般社団法人 プロジェクトマネジメント学会
雑誌
プロジェクトマネジメント学会誌 (ISSN:1345031X)
巻号頁・発行日
vol.5, no.1, pp.23-28, 2003

本論文は多くの市民による風力発電事業を行うためのビジネスモデルを提案している.グリーン・プレミアム・カードGPCが風力発電所建設資金を集めるために導入されており,グリーン・コミュニティが同時に形成される.GPCによるベネフィットがクレジットカード会社,協賛会社,およびグリーン・コミュニティから提供される.このコミュニティは京都議定書,環境税,地域エコマネーの動向にもとづいて進んだ環境社会を形成するために寄与できる.
著者
佐藤 建吉 白井 靖幸 赤坂 拓郎
出版者
一般社団法人 日本機械学会
雑誌
日本機械学会論文集 C編 (ISSN:03875024)
巻号頁・発行日
vol.74, no.746, pp.2429-2434, 2008-10-25 (Released:2011-03-04)
参考文献数
8

The working model of Brunel's atmospheric railway (BAR) was made and demonstrated at a museum event and a university festival event. The original system of BAR was run commercially in England for a year during 1847-1848. The driving system of BAR is very simple but there were many difficult problems in working service. In this paper, the authors made the working model of BAR to realize and show the Brunel's challenge : the driving mechanism, the design know-how, the dream and passion, etc. The all person played with and watched at the model enjoyed very much due to the running by a vacuum cleaner. The present paper describes the summary the detail of the model, such as materials, sizes and shapes, performance, problems, and further applications.
著者
東島 圭志郎 佐藤 建 安ヶ平 一也 村方 栄真 河原 恭一 Keishiro Higashijima Tatsuru Sato Kazuya Yasugahira Eishin Murakata Kyouichi Kawahara
雑誌
南極資料 = Antarctic Record (ISSN:00857289)
巻号頁・発行日
vol.47, no.2, pp.171-271, 2003-07

これは,第40次南極地域観測隊気象部門が,1999年2月1日から2000年1月31日まで,南極昭和基地において気象観測を行った結果の報告である.気象観測の方法,測器,統計方法等は,第39次隊とほぼ同様である. 越冬期間中,特記される気象現象として,次のものがあげられる.1) 地上気象観測において,7月,12月,1月の気温,5月,10月,12月,1月の気圧が平年に比べ著しく低かった.10月5日に最低海面気圧932.1hPa(歴代2位)を記録した.ブリザードは,A級が4回,B級が10回,C級が11回の計25回あり,平年並みであった.2) オゾン全量観測において,昨年に引き続き大規模なオゾンホールを観測し,11月の月平均オゾン全量は過去最低を記録した.その後,12月中旬にオゾンホールは消滅したが,オゾン全量値の回復は過去一番遅かった.3) それに伴い,成層圏の昇温が遅れ,春季に下部成層圏で記録的に低い月平均気温を観測した.4) エアロゾルゾンデ観測において,春期南極上空で形成されるオゾンホールの重要要因となっていると思われる極成層圏雲(PSCs)の雲粒子の分布状況を観測した.5) 地上オゾン濃度観測において,観測を始めた第38次隊以来連続して地上オゾン濃度急減現象を観測した.
著者
小高 文博 佐藤 建吉
雑誌
研究報告情報システムと社会環境(IS)
巻号頁・発行日
vol.2011-IS-117, no.8, pp.1-4, 2011-08-29

現代社会を支える情報システムは,巨大化し階層化された複雑なシステムであるが,複雑化した仕様によるシステム完全理解の困難さによる実装の不完全のため,未来に障害となりうる要因を宿命的に抱えているシステムとも言える.情報システムの核となるソフトウェア開発プロセスの信頼性向上や生産性向上を目的とした言語や開発方法・技法が生まれたが決定打はない.これは,プログラミングの開始時点ではまだ設計工程が完了形ではないにも関わらず,製造工程として,プログラミングを行うためである.プログラミングを設計工程としてとらえ,詳細設計とプログラムコードを同時に表せるような設計記法の可能性について考察する.
著者
佐藤 建
出版者
日本笑い学会
雑誌
笑い学研究 (ISSN:21894132)
巻号頁・発行日
vol.18, pp.74-81, 2011-07-23 (Released:2017-07-21)

寄席に行って笑う場合、面白いネタで笑うのは、そのネタは笑いの十分条件である。一方、寄席に行く事自身が必要条件となる。即ち第3者的立場に自身を置く事が笑いの必要条件である。スポーツは一見笑いとは無関係に思えるが、笑いの必要十分条件を見て取り易い観察対象である事が知れる。選手が懸命に生を生きている瞬間は、即ちイン・プレー時には笑いは見られないが、自分を客感的に見ている瞬間のオフ・プレー時に笑いが見られる事が観察できる。これら両瞬間の時間的推移も考慮して、スポーツを例にして笑いの一般的な必要十分条件を整理して論じた。
著者
佐藤 建吉
出版者
一般社団法人 日本機械学会
雑誌
日本機械学会論文集 C編 (ISSN:03875024)
巻号頁・発行日
vol.74, no.746, pp.2411-2417, 2008-10-25 (Released:2011-03-04)
参考文献数
9

The father and son, Marc Isambard Brunel and Isambard Kingdom Brunel, were well known as the great engineers of England in the 19th century. They were worked in the fields of mechanical and civil engineering, which were broadly developed in the post-industrial revolution age. Marc, the father, engaged in his jobs that were relating to over twenty his patents. Isambard, the son, also engaged innovatively in the wider fields by denying the system of patent. In this paper, firstly, the engineer's spirits of the father and son have been discussed, and secondly, the above clear difference between their views on patents has been discussed. The aim of this paper is to give a chance to think how today's Japanese engineers should behave toward patents and the patent system.
著者
馬場 尚一郎 堀 政義 佐藤 建樹
出版者
一般社団法人日本機械学会
雑誌
日本機械学会関東支部総会講演会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2003, no.9, pp.61-62, 2003-03-13

On Dynamic-type ice storage system, the continuously preventing technique of the ice growing and adhering to the pipe wall from supercooled releaser to Supercooling chiller is proposed. -2.0 degree level supercooled water cooled by the evaporator of an electric refrigerator is able to be changed to sherbet ice perfectly by the supercooled releaser. Heating (less than 100W) the plastic pipe prevents the ice growing and adhering. 50USRT level experiment results are discussed and the stability prevention of the ice growing and adhering condition is shown.