著者
瀧 和夫 関 竜宏 物部 長順 加藤 耕一
出版者
Japan Society of Civil Engineers
雑誌
環境システム研究論文集 (ISSN:13459597)
巻号頁・発行日
vol.35, pp.425-430, 2007-10-13 (Released:2010-06-04)
参考文献数
8

生態系保全を重視した富栄養化湖沼の水質改善のためには, 異常増殖した植物プランクトンのみならず栄養塩も含めた除去が必要であり, その除去物も資源として捉えるべきである。本研究では, 浮上分離技術を用いてマグネシウム化合物による植物プランクトンおよび湖水中のアンモニア性窒素, リン酸性リンの除去可能性について検討した. 結果, 効果的な浮上除去に至らなかったが, 水酸化マグネシウムの凝集効果による固液分離ならびに原水のpHを制御することで, 各pHでのPO4-PおよびNH3-N除去量の総和および除去率は0.25mg-P/L (90%), 0.10mg-N/L (17%) と同時除去可能であった。以上より, 植物プランクトンおよび栄養塩の同時処理による水質改善, リン資源回収の可能性が見出された。
著者
加藤 耕一
出版者
日本建築学会
雑誌
日本建築学会計画系論文集 (ISSN:13404210)
巻号頁・発行日
vol.67, no.554, pp.337-342, 2002-04-30 (Released:2017-02-04)

The constructions of most of the early gothic cathedrals were started under the reign of Louis VII. This paper investigates the actual relationship between Louis VII and the construction of the cathedrals. Regarding the finances of the constructions, Louis VII gave economic aid in some case, but they weren't the great patronages. As for his power of ruling over the "royal bishopric", it reduced under his reign. Thus. Louis VII wasn't the great patron of the early gothic style. The fact that the king renounced his right to deprive the bishops' possessions might help the construction of the gothic cathedrals.
著者
加藤 耕一
出版者
日本建築学会
雑誌
日本建築学会計画系論文集 (ISSN:13404210)
巻号頁・発行日
vol.67, no.554, pp.337-342, 2002

The constructions of most of the early gothic cathedrals were started under the reign of Louis VII. This paper investigates the actual relationship between Louis VII and the construction of the cathedrals. Regarding the finances of the constructions, Louis VII gave economic aid in some case, but they weren't the great patronages. As for his power of ruling over the "royal bishopric", it reduced under his reign. Thus. Louis VII wasn't the great patron of the early gothic style. The fact that the king renounced his right to deprive the bishops' possessions might help the construction of the gothic cathedrals.
著者
加藤 耕一
出版者
日本建築学会
雑誌
日本建築学会計画系論文集 (ISSN:13404210)
巻号頁・発行日
vol.72, no.611, pp.203-209, 2007-01-30 (Released:2017-02-25)

Designing the Bibliotheque Sainte-Genevieve (BSG), H. Labrouste was inspired by the 13th century gothic architecture which was then renovated into the library of Conservatoire National des Arts et Metiers (CNAM). This paper reveals that the unique slender cast-iron columns of the BSG were influenced by the gothic columns of the CNAM. Right after the BSG, L.-A. Boileau also built the iron church copying the columns of the same gothic architecture. Therefore, it could be concluded that there was an influence of the gothic architecture on the birth of the "architecture" in iron, especially on its cast-iron columns.
著者
藤井 恵介 川本 重雄 平山 育男 溝口 正人 後藤 治 大野 敏 藤川 昌樹 光井 渉 大橋 竜太 清水 重敦 藤原 重雄 加藤 耕一 角田 真弓 野村 俊一 上野 勝久
出版者
東京大学
雑誌
基盤研究(A)
巻号頁・発行日
2013-04-01

本研究は、日本の建築と都市にかかわって、<天災・人災→被害→修理・再建・再生>というプロセスについて、日本の7世紀から20世紀まで、実例を調査、収集する。そして特にその際に起きた技術革新と建築様式の変化を明らかにすることが目的である。主要な成果は以下の通り。①安元3年(1177)に起きた京都大火と治承4年(1180)の南都焼討は、大仏様を誘発する契機となり、和様を中心様式から引きずり下ろした。②明治24年の濃尾地震(1891)は、その後の近代建築の耐震性上昇などの大きな誘因となった。しかし、被害が過剰に報告されるなど、情報が操作された点も多い。
著者
加藤 耕一
出版者
東京理科大学
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2003

本研究は、農村舞台の保存・活用の実態調査およびその方策を示すことを目的としている。今年度は、3ヵ年計画の初年に当たり、農村舞台の保存・活用に関する基礎調査を中心課題とした。基礎調査は、舞台建築の実測調査および使われ方のヒアリング調査からなり、調査対象地域としては、徳島県を中心としているが、舞台形式に関連性のみられる淡路島(兵庫県)を補足的に踏査した。調査の結果、徳島県に農村舞台が112棟現存していることを確認した。加えて、舞台機構または舞台装置の仕掛けに関して重要と思われる農村舞台(今山、小祖谷、拝宮、府殿、法市)については、復原のための実測および痕跡調査を行い、小祖谷と法市の両舞台が仮設舟底舞台形式(多目的な平舞台から人形芝居専用の舞台形式である舟底舞台へと転換する舞台形式)であることを明らかにした。また、これらの農村舞台調査と並行して、「小屋掛け舞台」と呼ばれる仮設式の舞台を調査した。小屋掛け舞台は吉野川流域および淡路島に分布しており、悉皆的調査には及んでいないが、比較的保存状態のよい小屋掛け舞台の部材を実測し、痕跡調査と併せて組立て方法の聞き取りを行い、小屋掛け舞台の構造および仮設工法を明らかにした。本研究では、地域の人々との共同作業を通して、地域から人的組織を掘り起こし、活用支援のための人的ネットワークをつくることを基本理念としている。平成15年度は、研究者・建築家などの専門家や一般市民らとともに、農村舞台活用支援団体「阿波農村舞台の会」の設立に参加し、組織的に農村舞台調査、保存・活用方法の検討、支援活動をはじめた。平成15年9月22日に復活公演を催した法市農村舞台では、調査および住民への調査報告・説明会を本研究により行い、舞台の修復・復原や公演企画などの作業を、地域住民と阿波農村舞台の会、教育委員会との連携で取り組んだ。
著者
藤井 恵介 川本 重雄 平山 育男 溝口 正人 後藤 治 上野 勝久 大野 敏 藤川 昌樹 光井 渉 大橋 竜太 加藤 耕一 角田 真弓
出版者
東京大学
雑誌
基盤研究(A)
巻号頁・発行日
2008

日本建築史の分野において、従来の建築様式史を批判的に検討し、それがもはや現在においては必ずしも有効ではないことを確認した。そして、新たな研究領域が拡大しつつあることを確認して、日本・東アジアの木造建築を対象とする、新しい建築様式史を提案する必要があることを認識した。この5年間で、新しい建築様式史を構築するための基礎的検討を行ったが、具体的な作業は、建築史の全分野、建築史以外の報告者を得て開いたシンポジウムにおける討論を通じて実施した。その記録集10冊を印刷して広く配布した。
著者
加藤 耕一
出版者
日本建築学会
雑誌
日本建築学会計画系論文集 (ISSN:13404210)
巻号頁・発行日
vol.66, no.540, pp.295-300, 2001

This paper describes how the cathedral of Laon contributed to the progress in the early gothic style in the twelfth century. On the interior elevation of Laon, the shaft-rings placed on each cornice level seem to create the horizontal line drawn over the detached shafts. In the other early gothic cathedrals, the continuous horizontal lines of their cornices are broken by the detached shafts. On the contrary, in the "classic" cathedrals as Chartres, every cornice is drawn over the detached shafts. Therefore, it brings us to the conclusion that Laon had an effect on die horizontality of the "classic" cathedrals.
著者
加藤 耕一
出版者
日本建築学会
雑誌
日本建築学会計画系論文集 (ISSN:13404210)
巻号頁・発行日
vol.71, no.600, pp.211-216, 2006

This paper tries to reinterpret the text of Abbot Suger in terms of "colonne en delit" and "colonnette en delit". About "colonne en delit", Suger wrote three times, and he strictly distinguished the word "column (columna)" from "pier (fundamentum)" in his writings. About "colonnette en delit", he wrote nothing but one anecdote. In his anecdote about the tempest, Suger's words "podium" and "suffragia" have been translated as "scaffolding" and "centering" so far, but this paper reveals that the words could be undoubtedly interpreted as "colonnette en delit".