- 著者
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奥乃 博
中臺 一博
公文 誠
糸山 克寿
吉井 和佳
佐々木 洋子
昆陽 雅司
合原 一究
鈴木 麗璽
加賀美 聡
田所 諭
- 出版者
- 早稲田大学
- 雑誌
- 基盤研究(S)
- 巻号頁・発行日
- 2012-05-31
本研究では,ロボット聴覚ソフトHARKの「聞き分ける技術」を基に,自然環境・災害現場でも通用するように,豊富な機能拡充・高性能化と応用に取り組んだ.HARKはWindows版提供により9万件弱のダウンロードがあった.多人数インタラクション,音楽共演ロボットの可能性を示し, iGSVD-MUSICの開発によるUAV用音源定位の頑健化,索状ロボット用に姿勢推定・音声強調の開発により,レスキューロボットへの音利用の可能性を示し,さらに,カエルの合唱の解明,野鳥の鳴交解析のためのHARKBirdの開発と実地検証により音響生態学への可能性を実証し,ロボット聴覚の多面的展開のための基礎技術が確立できた.