著者
佐藤 純 溝口 博之 深谷 佳乃子
出版者
日本生気象学会
雑誌
日本生気象学会雑誌 (ISSN:03891313)
巻号頁・発行日
vol.48, no.1, pp.3-7, 2011 (Released:2011-05-07)
参考文献数
12

うつ病性障害に代表される気分障害の出現頻度は増加しており,現代社会での大きな問題となっている.以前より天候変化が気分障害の発症と悪化に影響すると考えられているが,実証研究は行われていない.そこで,筆者らは気分障害が前線通過や悪天候の際に悪化する現象の科学的実証とそのメカニズムを明らかにする目的で,抑うつモデルラットを用いて人工環境暴露実験を行ってきた.これまでに,天気変化で見られる程度の気圧低下(大気圧から 20 hPa 減圧)により,抑うつモデルラットが示すうつ様行動が増強することを明らかにし,気分障害(うつ病)が気圧低下時に悪化する現象を動物モデルで再現することに成功した.
著者
井上 博允 溝口 博 稲葉 雅幸 池端 重樹 磯貝 文彦
出版者
公益社団法人 計測自動制御学会
雑誌
計測自動制御学会論文集 (ISSN:04534654)
巻号頁・発行日
vol.23, no.12, pp.1289-1295, 1987-12-30 (Released:2009-03-27)
参考文献数
14
被引用文献数
5

This paper describes a versatile multi-window vision system, which is developed for providing robots with flexible and multiple visual attention capability. Chapter 1 is introduction. A window is a local region to be processed for one attention. The multi window vision system provides a large number of windows. The location, shape, size, and resolution of each window can be controlled by a special LSI, independently and simultaneously. In Chapter 2, we describes the concept and architecture of the multi window vision system. The multi window vision system is designed to build a pandemonium model by means of multi microprocessors. In order to avoid the image access bottleneck in parallel processing, we introduced a transmiter-receiver into the multi window vision system. Chapter 3 describes the transmitter unit which broadcasts input images to the window receivers. In Chapter 4, the details of the logic circuits inside the window control LSI is described. The LSI chip controls window parameters which are location, size, shape, spatial sampling rate, window memory access, and the display of the window image. In Chapter 5, the image processing unit that implements the LSI chips is described. Chapter 6 shows the experimental results using the image processing unit. Chapter 7 is Concluding Remarks.
著者
佐藤 純 溝口 博之 深谷 佳乃子
出版者
Japanese Society of Biometeorology
雑誌
日本生気象学会雑誌 (ISSN:03891313)
巻号頁・発行日
vol.48, no.1, pp.3-7, 2011

うつ病性障害に代表される気分障害の出現頻度は増加しており,現代社会での大きな問題となっている.以前より天候変化が気分障害の発症と悪化に影響すると考えられているが,実証研究は行われていない.そこで,筆者らは気分障害が前線通過や悪天候の際に悪化する現象の科学的実証とそのメカニズムを明らかにする目的で,抑うつモデルラットを用いて人工環境暴露実験を行ってきた.これまでに,天気変化で見られる程度の気圧低下(大気圧から 20 hPa 減圧)により,抑うつモデルラットが示すうつ様行動が増強することを明らかにし,気分障害(うつ病)が気圧低下時に悪化する現象を動物モデルで再現することに成功した.<br>
著者
溝口 博之 野田 幸裕 鍋島 俊隆
出版者
公益社団法人 日本薬理学会
雑誌
日本薬理学雑誌 (ISSN:00155691)
巻号頁・発行日
vol.126, no.1, pp.17-23, 2005 (Released:2005-09-01)
参考文献数
32

ヒトは,風邪薬を飲むと共通して眠気を感じ,アルコール飲料の種類に係らず適量を飲むと多幸感が得られる.このような薬理作用を介してヒトは,ある種の薬物の摂取体験からその薬物を認知し,自覚する.これは,摂取感覚効果(自覚効果)と呼ばれ,ヒトばかりでなく,サルをはじめとする多くの動物でも認められる.依存性薬物は,それぞれ特異的な感覚自覚効果を持ち合わせており,この自覚効果が快感(陽性強化)であればそれを求めて乱用される.したがって,自覚効果は依存形成の重要な因子の一つとして考えられている.ヒトでの自覚効果は,薬物を投与したときの摂取感覚を質問表によって調べる方法が用いられている.実験動物の場合は,自覚効果を直接知ることはできないことから,薬物の摂取感覚効果を利用した薬物弁別試験が用いられている.我々はこれまでにラットの薬物弁別試験を用いて,依存性薬物の1つであるメタンフェタミンの自覚効果の発現機序について検討してきた.すなわち,メタンフェタミンに対する弁別を獲得したラットの側坐核と腹側被蓋野において,神経の活性化の指標となるc-Fosタンパクの発現の増大が認められたことから,メタンフェタミンの弁別刺激効果には,ドパミン作動性神経系を中心とした神経回路が重要であることを明らかにした.メタンフェタミンの弁別刺激効果は,ドパミンD2およびD4受容体拮抗薬によって抑制され,さらに,細胞内cyclic AMP(cAMP)量を増加させるロリプラムやネフィラセタムによっても同様に抑制された.これらの結果から,メタンフェタミンの弁別刺激効果は,D2様受容体とリンクした細胞内cAMP系シグナル経路を介して発現しているものと示唆される.したがって,細胞内cAMP量を増大させるような薬物やD2様受容体を介したシグナル経路を抑制するような薬物は,薬物依存の予防・治療薬となる可能性がある.
著者
溝口 博之 山田 清文
出版者
公益社団法人 日本薬理学会
雑誌
日本薬理学雑誌 (ISSN:00155691)
巻号頁・発行日
vol.153, no.5, pp.224-230, 2019 (Released:2019-05-14)
参考文献数
35

依存症は世界銀行・WHO(世界保健機関)が報告するDALY(障害調整生命年)によると,世界トップ10に入る健康を脅かす疾患である.中でも,アルコール乱用を初めとする物質依存・薬物使用障害のDALYは若年層において非常に高い数値を示している.国内に目を向けても,薬物逮捕ラッシュの芸能界が表すように薬物汚染は止まっていない.また統合型リゾート推進法の成立により日本でもカジノが解禁されることから,ギャンブル依存者の急増という社会的且つ医薬学的問題も懸念される.さらにWHOはゲーム障害を精神疾患と認定したことからも,新たな依存症の包括的理解に向けた機序解明と医学的に適切な予防対策や治療戦略の発信が期待されている.ではなぜ,私たちはゲーム,ギャンブル,薬物に〝はまる〟のか? なぜ,一度手を染めた人はリスクを負っても危険ドラッグや覚せい剤の売買をするのか? なぜ治療したはずなのに依存症は再発するのか? どうして自分をコントロールできなくなるのか? そして,こうした症状は脳のどこから生まれるのか? 私たちはちょっと変わった視点(意思決定)から,依存者の脳と心の問題に迫ってきた.一方,近年の目まぐるしい実験技術の進歩により,遺伝子発現を制御するための多種多様なウイルスベクターが開発された.細胞特異的に遺伝子を発現させ,その細胞・神経の活動をコントロールすることも可能となった.今ではウイルスベクターを用いた行動薬理実験が当然のように行われ,顕著で分かりやすい研究成果が発表されている.著者らもこの手法を用いて特定の脳領域の活動や細胞活性を操作した時の意思決定について検討してきた.本稿では,意思決定について概説するとともに,当研究室で行ったウイルスベクターを用いた意思決定・行動選択研究への応用について述べる.
著者
江草 遼平 和田 久美子 生田目 美紀 楠 房子 溝口 博 稲垣 成哲
出版者
一般社団法人 日本科学教育学会
雑誌
日本科学教育学会年会論文集 (ISSN:21863628)
巻号頁・発行日
vol.35, pp.456-457, 2011
参考文献数
1
被引用文献数
2

本研究では,生田目・楠(2010)が開発したユニバーサル・パペット・シアターに学習者が物語の展開を選択できる分岐場面を実装し,その効果を予備的に検証した.対象は健常者の大学生14名であり,上演後に,分岐について自由記述による評価を求めた.その結果,分岐場面の設定が動植付けを高めること,物語への没入が促進されること等の肯定的な回答を得ることができた.改善点としては,分岐画面のデザイン等が指摘された.
著者
西村 聡 竹村 裕 溝口 博
出版者
一般社団法人 日本機械学会
雑誌
ロボティクス・メカトロニクス講演会講演概要集
巻号頁・発行日
vol.2006, pp._2P1-D16_1-_2P1-D16_2, 2006

This paper introduces a person following shopping cart robot. The developed prototype robot is using a shopping cart as the robot's main body and attaching a driving module. The aim of this study is to develop a porting system for large-sized facilities (i.e. shopping mall, airport, etc.), where the object item is autonomously carried by a person following ("after you") porting robot. We believe such study on porting robots is highly practical and necessary in today's aging society. By using the computer's signal output for autonomous run and the radio control operation function for risk aversion, a compatible control with computer and radio control is realized. The structure and the principle of control system are described.
著者
荒井 亮磨 竹村 裕 溝口 博
出版者
一般社団法人 日本機械学会
雑誌
ロボティクス・メカトロニクス講演会講演概要集
巻号頁・発行日
vol.2010, pp._2A2-D27_1-_2A2-D27_3, 2010

Recently, robots are coming into our daily life. Many researches for purpose which is coexistence and cooperation of robots and people have been studied. But in our familiar environment, there is no relation of autonomous mobile robots and us in fact. The purpose of this research is the development of the autonomous mobile robot assuming a shopping cart. This robot can return to where it was by itself, after carrying packages to the car. This paper shows the system which a robot can return autonomously. We developed and evaluated self-localization, estimation of the destination, and obstacle avoidance of these functions.
著者
毛利 彰宏 野田 幸裕 溝口 博之 鍋島 俊隆
出版者
公益社団法人 日本薬理学会
雑誌
日本薬理学雑誌 (ISSN:00155691)
巻号頁・発行日
vol.127, no.1, pp.4-8, 2006 (Released:2006-03-01)
参考文献数
40
被引用文献数
2 2

非競合的N-methyl-D-aspartate(NMDA)受容体拮抗薬であるフェンシクリジン(PCP)の乱用者は,統合失調症とよく似た精神症状を示すことから,統合失調症の病態仮説として「グルタミン酸作動性神経系機能低下仮説」が提唱されている.PCPは単回で投与した場合には一過性の多様な薬理作用を示すが,連続投与した場合は,依存患者が摂取を中止した後も,その精神症状が数週間持続する様に,動物でも行動変化が持続する.例えばPCPをマウスに連続投与すると,休薬後において少量のPCPを投与すると運動過多が増強(自発性障害:陽性症状様作用)され,一方,強制的に水泳をさせても泳がなくなる無動状態が増強(意欲低下の増強:陰性症状様作用)され,水探索試験における潜在学習や恐怖条件づけ試験における連合学習が障害(認知機能障害)される.このようなPCP連続投与マウスに認められる情動・認知機能障害にグルタミン酸作動性神経系がどのように関与しているのか分子機序を調べたところ,運動過多の増強はPCPがNMDA受容体拮抗作用を示し,その結果ドパミン作動性神経系を亢進することによっていた.生理食塩水連続投与マウスでは強制水泳ストレス負荷および水探索や恐怖条件づけ試験で訓練するとCa2+/calmodulin kinase IIやextracellular signaling-regulated kinaseのリン酸化が著しく増加するが,PCP連続投与マウスでは増加しなかった.一方,PCP連続投与マウスの細胞外グルタミン酸の基礎遊離量は著しく減少していた.これはグリア型グルタミン酸トランスポーターのGLASTの発現が増加し,グルタミン酸の再取り込みが増加しているためであることが考えられた.したがって,PCP連続投与マウスに認められる精神行動障害には,グルタミン酸作動性神経系の前シナプス機能およびNMDA受容体を介する細胞内シグナル伝達の低下が関与しているものと考えられる.
著者
中臺 一博 日台 健一 溝口 博 奥乃 博 北野 宏明
出版者
一般社団法人 日本ロボット学会
雑誌
日本ロボット学会誌 (ISSN:02891824)
巻号頁・発行日
vol.21, no.5, pp.517-525, 2003-07-15
参考文献数
11
被引用文献数
6 3

This paper describes a real-time human tracking system by audio-visual integrtation for the humanoid <I>SIG</I>. An essential idea for real-time and robust tracking is hierarchical integration of multi-modal information. The system creates three kinds of streams - auditory, visual and associated streams. An auditory stream with sound source direction is formed as temporal series of events from audition module which localizes multiple sound sources and cancels motor noise from a pair of microphones. A visual stream with a face ID and its 3D-position is formed as temporal series of events from vision module by combining face detection, face identification and face localization by stereo vision. Auditory and visual streams are associated into an associated stream, a higher level representation according to their proximity. Because the associated stream disambiguates parcially missing information in auditory or visual streams, &ldquo;focus-of-attention&rdquo; control of <I>SIG</I> works well enough to robust human tracking. These processes are executed in real-time with the delay of 200 msec using off-the-shelf PCs distributed via TCP/IP. As a result, robust human tracking is attained even when the person is visually occluded and simultaneous speeches occur.
著者
溝口 博之 山田 清文
出版者
金原一郎記念医学医療振興財団
巻号頁・発行日
pp.372-373, 2009-10-15

[用いられた物質/研究対象となった受容体] メタンフェタミン/GABA受容体 覚せい剤であるアンフェタミンやメタンフェタミンは代表的な依存性薬物であり,日本のみならず世界中でその乱用および依存症が社会的な問題となっている。覚せい剤乱用の初期には,病的爽快,注意力の増強,疲労軽減,無食欲症といった症状が観察されるが,長期間の使用により幻覚・幻聴や妄想症状などが出現する(覚せい剤精神病)。覚せい剤を慢性的に乱用すると次第に脳障害が形成されることから,覚せい剤精神病は器質性精神病と規定されている。覚せい剤精神病は,一旦発症すると薬を止めても回復しない場合が多く,再発脆弱性や症状の慢性化においても妄想型の統合失調症と酷似している。さらに,メタンフェタミンの長期使用により認知障害が惹起され,依存症に加えて認知障害の重症度が社会転帰と深く関わっている。これらのことから,覚せい剤依存者における認知障害の発症機序の解明およびその治療法の確立が重要な課題である。実際,メタンフェタミン依存者は言語記憶や運動機能の実行性が低下していることや,記憶の想起テストが非常に悪いこと,メタンフェタミン乱用者では健常人に比べ情報処理機能試験の成績が著しく悪いことなどが報告されている1)。磁気共鳴機能的画像検査法(fMRI)を用いた研究では,注意力や作業機能を評価するtwo-choice prediction taskにおけるメタンフェタミン依存者の試験成績の低下と,眼窩前頭皮質および背外側前頭前野における脳賦活の低下とが相関すると報告されている。 覚せい剤精神病や依存症のメカニズムに関しては,脳内報酬系に関係するドパミン作動性神経系を中心に研究が重ねられ,その他の神経伝達に関する報告ではドパミンとの相互作用が論じられることが多い。代表的な抑制性神経伝達物質であるγ-アミノ酪酸(γ-aminobutyric acid:GABA)はドパミン神経の発火を抑制することから,GABA作動性神経系の役割について注目されてきた。例えば,遺伝子多型の研究により,GABAA受容体γ2サブユニット遺伝子の多型がメタンフェタミン依存症の脆弱性に関係することが明らかになっている。また,GABAB受容体アゴニストはドパミン神経の発火を安定化することにより,コカイン,ニコチン,ヘロインなどの依存性薬物によるドパミン遊離の増大を抑制し,その報酬効果を減弱するという報告がある。最近の研究では,GABAB受容体アゴニストbaclofenがメタンフェタミン依存患者の依存症の治療に有用であるとの臨床試験もある2)。また,エタノールによる記憶障害をbaclofenが抑制することも示されている。以上より,GABA受容体が覚せい剤による認知障害に関与する可能性が考えられるが,直接的な因果関係について述べた臨床報告や基礎研究は十分ではない。本稿では,メタンフェタミン認知障害モデル動物におけるGABA受容体アゴニストの効果について紹介する。
著者
西田 佳史 武田 正資 森 武俊 溝口 博 佐藤 知正
出版者
The Robotics Society of Japan
雑誌
日本ロボット学会誌 (ISSN:02891824)
巻号頁・発行日
vol.16, no.5, pp.705-711, 1998-07-15 (Released:2010-08-25)
参考文献数
14
被引用文献数
18 28

This paper proposes a monitoring system for a human respiration and posture in sleep using pressure sensor array. The proposed system consists of 221 pressure sensors (Force Sensing Resistors: FSRs) attached to the surface of the bed. Each sensor of the pressure sensor array is set 5 [cm] apart. The novel features of the proposed system lie in non-invasive and unrestrained monitoring of the human respiration and posture. Non-invasive monitoring eliminates the need for monitoring needles or catheters to invade the human body, sensors thus do not impose a physiological burden such as pain on him or her. In unrestrained monitoring, sensors and their electrical cords do not limit degrees of freedom of his or her movement. Unrestrained sensing therefore does not impose a psychological burden caused by the limitations on him or her. Experimental results demonstrate that the proposed system is feasible for monitoring a human respiration and posture for over 6 hours.
著者
幸坂 博史 吉川 雅博 田中 秀幸 松本 吉央 溝口 博
出版者
一般社団法人 日本機械学会
雑誌
ロボティクス・メカトロニクス講演会講演概要集 2013 (ISSN:24243124)
巻号頁・発行日
pp._1A2-K07_1-_1A2-K07_3, 2013-05-22 (Released:2017-06-19)

In order to develop useful assistive devices, it is necessary to analyze and understand the function of human. In this study, the activities of daily living were recorded and the performance of dominant and non-dominant hand was classified according to ICF (International Classification of Functioning, Disability and Health) approved by WHO. As a result, it was revealed that the use of both hands makes a great difference. It will be reasonable to design assistive devices such as prosthetic hands for non-dominant hand to have less function (degree of freedoms, payloads etc.) than assistive devices for dominance hand.
著者
溝口 博幸
出版者
近畿大学工業高等専門学校
雑誌
近畿大学工業高等専門学校研究紀要 = Research reports Kinki University Technical College (ISSN:18824374)
巻号頁・発行日
vol.7, pp.81-88, 2014-03-01

[Abstract] There are several institutes which use songs when teaching Japanese language. It seems, however, research on the effect of music in teaching Japanese seldom occurs. Therefore, to verify its effects, an investigation was conducted on affective strategies and memory strategies expected in the use of music (songs) at schools in which music was being used to teach Japanese language education. A questionnaire to students in Japan and South Korea was conducted to analyze the personal feelings toward Japanese study with music, and a skills test was conducted to evaluate the effectiveness of music when studying Japanese. The results of the questionnaire showed that students have a favorable impression toward the use of music teaching materials in Japanese language education, and that using music is an effective teaching method. This paper shows and considers the results of the investigation.
著者
佐藤 純 溝口 博之 深谷 佳乃子
出版者
日本生気象学会
雑誌
日本生気象学会雑誌 (ISSN:03891313)
巻号頁・発行日
vol.48, no.1, pp.3-7, 2011-04-01
参考文献数
12
被引用文献数
1
著者
鮫島 一平 加賀美 聡 溝口 博 河内 まき子
出版者
一般社団法人 日本ロボット学会
雑誌
日本ロボット学会誌 (ISSN:02891824)
巻号頁・発行日
vol.31, no.8, pp.761-768, 2013 (Released:2013-11-15)
参考文献数
9

This paper describes a method to estimate a set of body dimensions of a subject using the Microsoft Kinect sensor. Principal Component Analysis(PCA) of the AIST anthropometric database shows principal components are interpreted as scale, degree of obesity, length of the upper body, size of the thigh and size of the buttocks respectively. A few body dimensions were chosen by linear multiple regression analysis. Applying the resulting estimator to a given subject using the Kinect sensor to obtain joint positions and 5 body dimensions by analyzing depth image, we can estimate a set of body dimensions for the subject. The system is described and experimental results are shown.
著者
大内 久和 西田 佳史 本村 陽一 溝口 博
出版者
一般社団法人日本機械学会
雑誌
ロボティクス・メカトロニクス講演会講演概要集
巻号頁・発行日
vol.2009, pp."2A1-B14(1)"-"2A1-B14(4)", 2009-05-25

Designing age-appropriate and safe playground equipment requires scientific data. However, data is scarce. To collect data useful in playground equipment design, a playground equipment, 'Noboreon,' was created. Noboreon equipped sensors by which children's behaviors were recorded while they were playing on it. The paper describes data recording and collecting procedures using Noboreon and modeling process with data collected.
著者
溝口 博
出版者
東京理科大学
雑誌
特定領域研究
巻号頁・発行日
2003

本研究の目的は,実時間の動画像処理と音響信号処理とを融合させることにより,対象とする人の周りでのみ局所的に音のやりとりができる,新しい自然で非束縛型のヒューマンインタフェースを実現することにある.具体的には,「人の存在を認識」してその人に注意を向け,「聞き耳をたてる」形で音声を拾い,「耳元で語りかける」形で音を聴かせる技術の確立を目指す.今年度は,昨年度に続き「耳元で語りかける」技術に注力すると共に,「人の存在を認識」する技術にも着手した.「耳元で語りかける」技術に関しては,昨年度,直交2軸16台(8×2)スピーカー(SP)アレイを用いスポット状高音圧分布の生成に成功した.ただし,これは一カ所のみであった.この成果を踏まえて,今年度はSP128台(32×4)の大規模SPアレイを構築し,別内容音声の複数箇所同時送出に成功した.すなわち,同時に複数の人の耳元で「それぞれ別の内容を語りかける」ことを可能とした.「人の存在を認識」して注意を向ける技術に関しては,複数台のTVカメラと実時間顔追跡視覚とを組合せ,対象とする人が広い範囲で動いてもそれに追従してその人の位置座標を得ることに成功した.今年度の具体的内容は次のとおりである.1)128チャンネル大規模SPアレイの構築,2)これを用いた別内容音声の複数箇所同時送出実験,および3)複数台カメラと顔追跡視覚との組合せによる広範囲実時間顔追跡実験.1)と2)は「耳元で語りかける」技術の一環である.正方形状配置の128ch大規模SPアレイにより,別内容音声のサウンドスポットを4カ所同時に生成できた.一方,3)は「人の存在を認識」する技術の一環である.複数台カメラと実時間顔追跡視覚とを用いることで,対象人物が動いても,広い範囲でその人の顔を追跡,顔位置の情報を得ることができた.
著者
佐々木 洋子 金吉 雅人 加賀美 聡 溝口 博 榎本 格士
出版者
一般社団法人日本機械学会
雑誌
ロボティクス・メカトロニクス講演会講演概要集
巻号頁・発行日
vol.2009, pp."1P1-C13(1)"-"1P1-C13(4)", 2009-05-25

This paper proposes a sound identification method for a mobile robot in home and office environment. We propose a simple sound database called Pitch-Cluster-Maps(PCMs) based on Vector Quantization approach. Binarized frequency spectrum is used for PCMs codebook generation. It can describe a variety of sound sources, not only voice, from short term sound input. The proposed PCMs sound identification requires several tens(msec) of sound input, and is suitable for a mobile robot application which condition is dynamically changing. We implemented the proposed method on our mobile robot audition system equipped with a 32ch microphone array. Robot noise reduction using proposed PCMs recognition is applied to each input signal of a microphone array. The performance of daily sound recognition for separated sound sources from robot in motion is evaluated.