著者
姜 允敬 加藤 信介 成 旻起 金 鐘訓 柳 宇 阿部 恵子 原田 光朗 柳原 隆司
出版者
日本建築学会
雑誌
日本建築学会環境系論文集 (ISSN:13480685)
巻号頁・発行日
vol.76, no.667, pp.793-798, 2011-09-30 (Released:2012-01-13)
参考文献数
17

For possible applications in the humidifier-elements of air-conditioning systems, we investigated the germicidal effect of microwave irradiation on fungal spores, e.g. Cladosporium herbarum and Fusarium solani as well as bacteria, e.g. Bacillus subtilis. For the irradiation of our samples we used a general-purpose microwave oven as well as a specially assembled microwave source that could emit microwave radiation at a frequency of 2.45 GHz. In our first experiment, we determined the optimum condition of the two parameters of radiation output power and exposure time to achieve the desired germicidal effects. Microbes on both dry and wet filters were used as samples. The second part of the study was aimed to determine whether the germicidal effect originates directly from microwave irradiation or rather from the radiation-induced heat. Our results indicate that the degradation of microbes is affected by the type of strain, microwave output power, exposure time and sample moisture (and thus induced temperature increase). And it was identified that germicidal effect by microwave is mainly due to the thermal effect.
著者
原田 光明 佐野 岳 水上 昌文 居村 茂幸
出版者
理学療法科学学会
雑誌
理学療法科学 (ISSN:13411667)
巻号頁・発行日
vol.24, no.4, pp.609-611, 2009 (Released:2009-09-24)
参考文献数
7
被引用文献数
1 1

〔目的〕重症心身障害児(者)(以下,重症児(者))は長期間にわたり臥位姿勢で過ごす時間が多く,筋緊張の不均衡や重力の影響により,二次障害として側彎や胸郭の変形などを併発しやすい。また重度の側彎症に伴い胸郭の変形が非対称性に進行してくる等の報告がある。しかし,臨床上において胸郭変形は視診的評価が主であり,客観的評価がなされていないのが現状である。そこで本研究において胸郭扁平率を用いて胸郭変形を検討することを目的とした。〔対象〕重症児(者)17名(平均年齢42.12±9.82歳)と健常成人18名(平均年齢40.56±10.05歳)とした。〔方法〕本研究ではGoldsmithらが考案,今川らが提唱している定量的胸郭扁平率について検討した。〔結果〕胸郭扁平率の平均は,重症児(者):0.63±0.08,健常成人:0.72±0.06であり,重症児(者)にて有意に低値を示した。また重症児(者)の胸郭扁平率は体重との間に有意な相関が認められた(r=0.463)。しかし,身長,BMIとの間には相関は認められなかった。〔結語〕このように胸郭扁平率は健常者に比べて,重症児(者)で低下する傾向にあったことから,胸郭扁平率は胸部変形を反映する指標となりうる可能性が示唆された。また今後の研究課題として症例数の増加による胸郭扁平率の数値的意味の検討,拘束性換気障害との関連性の検討が必要と考えられた。
著者
原田光著
出版者
林木育種協会
巻号頁・発行日
2008
著者
玉木 七八 森岡 幸子 池田 建比古 原田 光子 浜 堯夫
出版者
Center for Academic Publications Japan
雑誌
Journal of Nutritional Science and Vitaminology (ISSN:03014800)
巻号頁・発行日
vol.26, no.2, pp.127-139, 1980 (Released:2009-04-28)
参考文献数
26
被引用文献数
9 12

The biosynthesis and destruction of anserine and carnosine in the rat were investigated in vivo using radioactive β-alanine, histidine and methylhistidine. In the normal rat, the incorporation of 14C-histidine and 14C-β-alanine into carnosine was found to proceed at significant rates, but their incorporation into anserine was hardly detectable. Radioactive anserine arising from 3H-Nπ-methylhistidine was detected in gastrocnemius muscle of the rat pretreated with β-alanine. Neither anserine nor carnosine biosynthesis was found in liver, but was found in gastrocnemius muscle. At 8 hr after the administration of a single dose of 14C-histidine or 14C-β-alanine, the incorporation of radioactivity into carnosine attained a plateau, and then maintained the level for the investigated period. Incorporation of 14C-histidine into carnosine was increased about 2-fold when rats were injected in advance with f-alanine. The half-lives of histidine and β-alanine were 0.67 and 0.41 hr in liver, and 3.6 and 2.3 hr in gastrocnemius muscle, respectively. β-Alanine and histidine in rat gastrocnemius muscle disappeared at the rates of 39 and 29 nmol/wet tissue (g)/hr, respectively. The half-life of carnosine, as was determined from the decrease in carnosine contents in the gastrocnemius muscle of a rat fed a histidine-free diet, was 29 days. The rate constant of carnosine biosynthesis in rat gastrocnemius muscle was 0.321 μmol/DNA (mg)/day, that is, 0.286 μmol/wet tissue (g)/day.
著者
原田 光明 佐野 岳 水上 昌文 居村 茂幸
出版者
The Society of Physical Therapy Science
雑誌
理学療法科学 (ISSN:13411667)
巻号頁・発行日
vol.24, no.4, pp.609-611, 2009-08-20
被引用文献数
1

〔目的〕重症心身障害児(者)(以下,重症児(者))は長期間にわたり臥位姿勢で過ごす時間が多く,筋緊張の不均衡や重力の影響により,二次障害として側彎や胸郭の変形などを併発しやすい。また重度の側彎症に伴い胸郭の変形が非対称性に進行してくる等の報告がある。しかし,臨床上において胸郭変形は視診的評価が主であり,客観的評価がなされていないのが現状である。そこで本研究において胸郭扁平率を用いて胸郭変形を検討することを目的とした。〔対象〕重症児(者)17名(平均年齢42.12±9.82歳)と健常成人18名(平均年齢40.56±10.05歳)とした。〔方法〕本研究ではGoldsmithらが考案,今川らが提唱している定量的胸郭扁平率について検討した。〔結果〕胸郭扁平率の平均は,重症児(者):0.63±0.08,健常成人:0.72±0.06であり,重症児(者)にて有意に低値を示した。また重症児(者)の胸郭扁平率は体重との間に有意な相関が認められた(r=0.463)。しかし,身長,BMIとの間には相関は認められなかった。〔結語〕このように胸郭扁平率は健常者に比べて,重症児(者)で低下する傾向にあったことから,胸郭扁平率は胸部変形を反映する指標となりうる可能性が示唆された。また今後の研究課題として症例数の増加による胸郭扁平率の数値的意味の検討,拘束性換気障害との関連性の検討が必要と考えられた。<br>
著者
今村 孝 原田 光 章 忠 三宅 哲夫
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. NC, ニューロコンピューティング (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.113, no.223, pp.29-33, 2013-09-17

本研究では,VR技術の基礎となる錯覚現象の一つとして,視覚誘導性身体動揺を取り上げ,その定量計測と解析,およびVR機器や身体運動の制御応用を検討している.本報告では,その定量解析における,身体動揺の誘導性の有無判定に資する心拍変動解析について述べる.
著者
原田 光 HUAN Nguyen Van 山本 宗幸
出版者
日本作物学会
雑誌
日本作物学会四国支部会報 (ISSN:0915230X)
巻号頁・発行日
no.43, pp.1-11, 2006-12

四国山地全域および九州山地の一部の山村から収集したトウモロコシ地域品種のうち,四国山地の系統について聞き取り調査の結果を分析し,遺伝資源としての検討を行った.1.愛媛県23系統,高知県51系統,徳島県25系統および九州4系統(熊本県2系統,宮崎県1系統,大分県1系統)の合計103系統を収集した.2.トウモロコシの播種時期には地域的な差があり,徳島県と高知県では多くの系統が4月初旬から5月初旬にかけて播種されるのに対し,愛媛県では5月中旬から6月中旬にかけて播種される例が多かった.3.トウモロコシの栽培は100m^2以下の狭い面積で行われることが多く,これは必然的に近親交配をもたらすが,実のつきのよい健全な穂から次年度の種子を選ぶことが一般的に行われており,これによって近交弱勢が抑えられていると考えられた.4.聞き取りを行った農家の82%で種子は親から受け継がれたものと判断された.また約80%の農家が以前に焼畑を経験しており,このことからトウモロコシの地域品種は焼畑作物として農家単位で代々受け継がれてきたものと考えられた.5.聞き取りを行った農家の80%でスイートコーンなどの市販品種を栽培しており,交雑によるこれらの品種からの遺伝子浸透が危惧された.