著者
増田 和高
出版者
鹿児島国際大学附置地域総合研究所
雑誌
地域総合研究 (ISSN:09142355)
巻号頁・発行日
vol.45, no.2, pp.55-63, 2018-03-15

In Japan, about 30% of the population is expected to be elderly by 2025. Therefore, there is a sense of anxiety regarding the rapid increase in social security expenditures for medical and other health-care costs. In an effort to cope with this phenomenon, the government has introducedcommunity-based integrated care systems. This paper aims to understand issues relatedto the structuring of community-based integrated care systems and to suggest measures to promote the same. Research revealed the importance of collaboration between the formal services and resident activities. It was concluded that, to promote community-based integrated caresystems, it was necessary to 1) secure staff on site and develop the requisite human resources, 2) monitor and evaluate activities, and 3) share the accomplishments of activities.
著者
辻内 琢也 増田 和高
出版者
早稲田大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2013-04-01

原子力発電所事故広域避難者に対して、大規模アンケート調査、半構造化インタビュー調査、人類学的フィールド調査を行なった。その結果、避難者には極めて高い心的外傷後ストレス障害(PTSD)の可能性が見いだされ、その精神的被害には、原発事故によってもたらされた経済的問題、住宅問題、賠償格差の問題、家族やコミュニティ分断の問題、などの社会経済的問題が関与していることを統計学的に明らかにした。避難者のメンタルヘルスの問題は決して個人的なものではなく、社会のいわば「構造的暴力」が避難者の生活や人生を傷つけていると考えられた。避難者の自殺予防には、様々な社会経済的問題の解決といった「社会的ケア」が必要である。
著者
白澤 政和 増田 和高 畑 亮輔
出版者
桜美林大学
雑誌
挑戦的萌芽研究
巻号頁・発行日
2013-04-01

コミュニティマネジメント過程を明らかにし、それとケースマネジメントの連結で、ソーシャルワーク論の確立を目指した。その結果、コミュニティマネジメントは、「地域活動の実施とモニタリング」「地域の情報収集」「地域活動実施準備」「地域活動プランニング」「地域アセスメント」の5因子で構造化されていること、コミュニティマネジメントはケースマネジメントと同じPDCAサイクルで展開していること、ケースマネジメントでの個別ニーズへの対応から地域ニーズが抽出され、地域ニーズに対応したコミュニティマネジメントの展開により、ケースマネジメントとコミュニティマネジメントが循環していることを明らかにした。