著者
奥村 弘 市沢 哲 坂江 渉 佐々木 和子 平川 新 矢田 俊文 今津 勝紀 小林 准士 寺内 浩 足立 裕司 内田 俊秀 久留島 浩 伊藤 明弘 松下 正和 添田 仁 三村 昌司 多仁 照廣
出版者
神戸大学
雑誌
基盤研究(S)
巻号頁・発行日
2009-05-11

大規模自然災害と地域社会の急激な構造転換の中で、歴史資料は滅失の危機にある。その保存活用を研究する新たな学として地域歴史資料学の構築をめざした。その成果は、第1に、地域住民もまた保存活用の主体と考え地域歴史資料を次世代につなぐ体系的な研究手法を構築しえたことにある。第2は、それを可能とする具体的な地域歴史資料の保存と修復の方法を組み込んだことである。第3は、科研の中間で起こった東日本大震災での地域歴史資料保存について理念と具体的な方法を提示するとともに、全国的な研究者ネットワークによる支援体制を構築したことである。第4は、地域歴史資料学をグローバルイシューとして国際的に発信したことである。
著者
上椙 英之 上椙 真之 多仁 照廣
雑誌
研究報告人文科学とコンピュータ(CH)
巻号頁・発行日
vol.2012, no.6, pp.1-6, 2012-10-05

石造遺物表面の文字情報を取得するため,先ず斜光撮影画像を複数枚用意する.次にその差分を採ることで,色情報を削除し,残った凹凸の陰影を合成することにより通常撮影では判別が困難な文字情報を効率よく取得することが可能となった.In this paper, we propose a new technique for the imaging of the characters on the surface of stone monuments. We acquired images of a stone monument illuminating from different directions, and reconstructed a new image by differentiating and integrating the source images. Using the reconstructed image, we can identify the characters without the stone monuments being damaged.
著者
多仁 照廣
出版者
敦賀短期大学
雑誌
敦賀論叢 (ISSN:09135960)
巻号頁・発行日
no.14, pp.1-11, 1999
著者
上椙 英之 上椙 真之 多仁 照廣
雑誌
研究報告電子化知的財産・社会基盤(EIP)
巻号頁・発行日
vol.2012-EIP-55, no.11, pp.1-5, 2012-02-03

本論文では,デジタルカメラを使用し,石造遺物の文字情報を取得する撮影手法を提案する.安定した撮影環境が望めない,フィールドワーク中に於いても,光を遮り,フラッシュライトを用いることで,文字の復元も可能な程の陰影のコントラストの取得が可能であることが確認された.
著者
上椙 英之 上椙 真之 多仁 照廣
雑誌
じんもんこん2012論文集
巻号頁・発行日
vol.2012, no.7, pp.179-184, 2012-11-10

本論文では,画像を登録すると,過去の解析実績から類似した残存状況の石像遺物に適用された解析手法を検索・適用し,自動解析を行う,解析型のアーカイブシステムの開発を行った.