著者
奥村 弘 市沢 哲 坂江 渉 佐々木 和子 平川 新 矢田 俊文 今津 勝紀 小林 准士 寺内 浩 足立 裕司 内田 俊秀 久留島 浩 伊藤 明弘 松下 正和 添田 仁 三村 昌司 多仁 照廣
出版者
神戸大学
雑誌
基盤研究(S)
巻号頁・発行日
2009-05-11 (Released:2009-04-01)

大規模自然災害と地域社会の急激な構造転換の中で、歴史資料は滅失の危機にある。その保存活用を研究する新たな学として地域歴史資料学の構築をめざした。その成果は、第1に、地域住民もまた保存活用の主体と考え地域歴史資料を次世代につなぐ体系的な研究手法を構築しえたことにある。第2は、それを可能とする具体的な地域歴史資料の保存と修復の方法を組み込んだことである。第3は、科研の中間で起こった東日本大震災での地域歴史資料保存について理念と具体的な方法を提示するとともに、全国的な研究者ネットワークによる支援体制を構築したことである。第4は、地域歴史資料学をグローバルイシューとして国際的に発信したことである。
著者
平川 新
出版者
近世史サマーフォーラム2009実行委員会
雑誌
近世史サマーフォーラムの記録
巻号頁・発行日
vol.2009, pp.1-29, 2010-03-03

帝国の技法 : 個から迫る歴史世界 (近世史サマーフォーラムの記録 ; 2009)
著者
石川 日出志 七海 雅人 中野 泰 佐藤 信 平川 新 平川 南
巻号頁・発行日
2014-04-01 (Released:2014-04-04)

本研究では、気仙地域が持つ歴史・文化の魅力を学術的に研究し、その基礎情報を関係自治体に提供して、今後の文化資源の保全と活用に資する条件を整えること、および研究成果の要点を市民に還元し、地域と生活文化の復興に資することを目的としている。今年度の調査研究は、①津波被災石碑の現状調査を終了し、周辺地域の関連石碑のデータ収集と入力を進めた点、②古代~中世集落・貝塚遺跡(東北~北海道)データベース作成に向けたデータ収集・入力を進めた点、③中世城館群・板碑群の現状調査およびその分布と文献資料調査成果との比較検討を進めた点、④横田地区において生業・社会構成・信仰・行屋慣行などの民俗調査を実施した点、⑤戦前に中近世の気仙地域の研究を行っていた大島正隆氏の未発表論文の活字化作業の実施(刊行は来年度)、⑥市民向け本科研報告会(歴史・考古・民俗学3分野の報告5件)および研究集会「奥州藤原氏平泉政権と気仙地域」(歴史・考古2分野の報告5件)を開催、⑦市民向け報告会を、岩手県立博物館のミニ展示・講演会「海に生きた歴史」と連携して開催し、かつ陸前高田市歴史文化研究会の全面的支援を得たこと、など実に多岐にわたった。特に、2回目となる市民向け科研報告会は前回と同様170名を超える参加者があり、確かな学術的な裏付けのある地域の歴史と文化への理解は、地域の人々にとって重要な意味があることをあらためて痛感させられた。また、県立博物館との連携は、本科研のような取り組みを単独ではなく、より組織的・継続的に発展させるための好事例になるであろう。今年度は、3か年の調査研究計画の2年次に当たっており、歴史・考古・民俗学的調査およびデータの収集を積極的に推進した。もちろん今年度内に集約を済ませるまでには至っておらず、次年度の補足調査を経て集約・編集・公開へと向かう。
著者
平川 新
出版者
愛知教育大学歴史学会
雑誌
歴史研究 (ISSN:02879948)
巻号頁・発行日
vol.60, pp.1-19, 2014-03-31
著者
平川 新 佐藤 大介 菊池 勇夫 モリス ジョン 斎藤 善之 菊池 慶子 中川 学 千葉 正樹 高橋 美貴 菅野 正道 畑井 洋樹 籠橋 俊光 水野 沙織 坂田 美咲 栗原 伸一郎 高橋 陽一
出版者
宮城学院女子大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2010-04-01 (Released:2010-08-23)

本研究課題では、旧仙台藩領の個人宅など地域社会に残されている歴史資料の保全を実施すると共に、研究期間中に発生した東日本大震災に対しては、行政や市民と連携して被災した仙台藩関係の古文書資料を約6万点を救済することが出来た。上記の保全活動や、仙台市史など1990年代以降の自治体史編さん事業などで新たに確認された史料を活用し、仙台藩主の動向、家臣団の編成、年貢制度の実態、生業の発展による地域間関係、災害史、幕末の政治史などについて、新たな史実の発掘と解釈を示すことが出来た。
著者
平川 新 寺山 恭輔 畠山 禎
出版者
東北大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2005 (Released:2005-04-01)

本研究では、幕末開国以前の日露関係を研究するために、主としてロシア側史料の収集を行った。日本における日露関係史の研究は、言語の壁もあって日本側の記録でおこなわれることが多かったからである。まだ日本の学界に紹介されていないロシア側史料を収集し、それを翻訳刊行して日露関係史の研究条件を改善しようというのがプロジェクトのねらいであった。2004年に出版した『ロシア史料にみる18〜19世紀の日露関係』第1集に引き続き、本研究期間に次の2冊の続編を刊行した。*『ロシア史料にみる18〜19世紀の日露関係』第2集(2007年3月刊行)1760年代から1790年代までの49点を収録した。内容は、ロシアが千島列島を南下して日本に接近してくる過程の史料が中心。帝国ロシアや毛皮商人によるアリュート人やアイヌ支配の進展なども具体的に把握可能であり、日本人漂流民大黒屋光太夫を根室に送還した遣日使節ラクスマン関係の史料も収録した。*『ロシア史料にみる18〜19世紀の日露関係』第3集(2008年3月刊行)1701年1762年までの史料54点を収録した。ロシアがカムチャツカ半島を征服し、北太平洋地域へと雄飛していく時期である。これまでに発見された日本人漂流民のもっとも古い記録をはじめ、コサック隊がカムチャツカを足場に千島列島を南下してくる過程の報告書、ロシアの版図を一挙に拡大させたべーリング探検隊の準備過程からの記録、その分隊として組織されたシパンベルグの日本探検隊の記録など、日本の北方世界で展開した特徴的な動きを知ることができる。