著者
安藤 昌也 伊藤 泰信
出版者
千葉工業大学
雑誌
挑戦的研究(開拓)
巻号頁・発行日
2019-06-28

本研究は、人や社会を要件として捉え、システム設計を専門とする人間中心設計(以下、HCD)と、集合的な社会・文化に焦点を当てて人間社会を理解することを専門とする文化人類学(以下、人類学)の知見を融合させつつ、人工知能(AI)を適用したシステムの設計において人と社会の調和を考慮したシステム設計思想および設計方法のあり方を検討するものである。本研究では、HCDと人類学の融合する「多元的HCD」という一見矛盾する設計思想を仮説としつつ、2つの学問領域の対話と連携により、実際にAIが導入されている現場(医療支援システムや転職支援サービスなど)のフィールドワークをすることを通し、双方の差異・共通点から課題を整理する。
著者
登尾 和矢 安藤 昌也
出版者
ヒューマンインタフェース学会
雑誌
ヒューマンインタフェース学会論文誌 (ISSN:13447262)
巻号頁・発行日
vol.19, no.1, pp.87-96, 2017-02-25 (Released:2018-12-10)
参考文献数
15

In UX designing, we sometimes propose a new concept product or service, focusing on user experience value. In this case, it is desirable to conduct concept evaluation at an early stage to confirm the direction of development. However, the method to reasonably conduct a concept test at a stage when the product or service is not concrete enough remains unclear. In this study, we analyzed the effect of results from the differences in the expressions of the following 3 concept sentences: (A) expression showing only the experience value; (B) expression with usage scene in addition to the experience value; and (C) expression with function in addition to the experience value. As a result, we found that A could reasonably evaluate “the degree of matching the needs” and “novelty”, and that C could reasonably evaluate “sympathy”. In this study, therefore, we suggest a two-stage concept test method in which we first present only the experience value to evaluate the degree of matching the needs and then present the usage scene to evaluate sympathy.
著者
浅野 志帆 安藤 昌也 赤澤 智津子
出版者
日本デザイン学会
巻号頁・発行日
pp.229, 2016 (Released:2016-06-30)

デザイン領域が経験や価値までに広がった今日において、ユーザーエクスペリエンスデザインに対する理解は、デザイナーは勿論のこと、企画職やマーケティング職に従事するデザイナー以外の人々にとっても必要なスキルといえる。本研究の目的はKA法を題材に、入門者がエキスパートからの指導を受けることがなくても手法を理解・実践する方法を検討し、明確化することである。KA法が用いられるワークショップの見学を通し、得た気づきより、KA法自体に関する理解→KAカードの構造理解→KA法の実践→実践結果のフィードバックという4ステップをで最低限の理解・実践ができるパターンとした。今後は体系化したパターンが有効であるかを検討、考察し、必要に応じてパターンの再検討を行う。
著者
安藤 昌也
出版者
産業技術大学院大学
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2009

本研究は、家庭環境で使用される家電製品などのインタラクティブ製品の製品評価が、どのような心理的構造によって行われるかを明らかにした。研究の結果、ユーザの製品操作の自己効力感と製品関与が製品評価に強く影響していることが分かった。また、長期利用の間には評価されるポイントが徐々に変化し、使用後1カ月では「ユーザビリティ」が、半年程度では「使う喜び」を感じるかどうかが評価の中心であることが示され、その評価は製品関与が強く影響していることが分かった。