著者
菅原 文子 宮沢 博 岡部 かおり
出版者
日本建築学会
雑誌
日本建築学会計画系論文集 (ISSN:13404210)
巻号頁・発行日
vol.64, no.515, pp.75-81, 1999
被引用文献数
6 5

The amount of pollen particles intruded into dwellings were determined in laboratory and fields by optical microscope counting and quantitative determination of the cedar allergen. Collections were made by gravitational settlement for number counting and 8 stage-type Andersen samplers for allergen determination to obtain the concentration and the particle size distribution. 4 levels of ventilation rate were used to characterize the intrusion rate caused by the infiltration. Settlement in indoor space is small in quantity and the concentration of airborne particles, especially of small size, were higher. A comparison of the actual measurements and the theoretical prediction of the gravitational settlement which had been developed by us were made to prove valid.
著者
菅原 文子 諸岡 信久 宮沢 博
出版者
日本建築学会
雑誌
日本建築学会計画系論文集 (ISSN:13404210)
巻号頁・発行日
vol.61, no.482, pp.35-42, 1996
参考文献数
9
被引用文献数
1 1

uthors determined the mite-allergen and fungal colonies in the floor dust collected from the dwellings in Seoul, Korea and in Koriyama, Japan which were located in the same geographical latitude. Measurements in Seoul were carried out in September, 1992 and in March, 1993 and the data were compared with those of Koriyama in the same periods. The average mite-allergen in Koriyama was 22 times as much as in Seoul for Der I and 33 times for Der II in September and 10 times for Der I and 74 times for Der II in March measurements. Those difference of mite-allergen in two locations seem to have resulted from the traditional "ondoru", floor heating and from the relatively lower humidity in Korea. Further comprehensive research is advised.
著者
橋本 道子 和 秀雄 阪口 雅弘 井上 栄 宮沢 博 渡辺 美香 三関 三乃 安枝 浩 新田 裕史
出版者
社団法人日本獣医学会
雑誌
The journal of veterinary medical science (ISSN:09167250)
巻号頁・発行日
vol.56, no.3, pp.597-598, 1994-06-15
被引用文献数
2

ネコを飼育している家庭の布団からのネコ主要アレルゲン(Fel d I)除去を家庭用洗濯機を用いて行った. 洗濯の前後に布団から綿の一部を集め, その綿からネコアレルゲンを抽出した. その抽出液中のFel d I量をサンドイチELISA法で測定することにより, 除去率を評価した. 洗濯後の布団のFel d I量は95%以上減少した. 布団洗いはネコアレルゲンを除去するのに効果的な方法であることがわかった.
著者
田中 信介 渡辺 言夫 宮沢 博 芦原 義守
出版者
一般社団法人 日本感染症学会
雑誌
感染症学雑誌 (ISSN:03875911)
巻号頁・発行日
vol.56, no.7, pp.582-587, 1982

妊婦145名についての風疹抗体測定を, 近年開発されキット化されたRUBEHSA<SUP>&reg;</SUP>を用いて行い, HIと比較した. また, 青年女子25名に風疹ワクチンを接種し, そのうち18名について抗体価を測定, その副反応も検討した.<BR>結果は, RUBELISA value 0.14以下を抗体陰性とすると, 抗体保有率は74.1%であった. HIでは23名が8倍未満で, 抗体保有率は84.7%であった. これら2方法の一致率は88.0%であり, 相関係数は0.85であった. 1977年秋の風疹ワクチン接種開始時すでに16歳以上であった予防接種対象外の者が現在妊娠可能年齢層となっており, いまだに妊婦の風疹感染の可能性が残されていると考えられた.<BR>青年女子のワクチン接種では8名32%に副反応を認め, すべてが関節症状を呈し, 関節痛6, 関節腫脹と痛み2であった. 抗体価は測定全例で上昇し, 平均HI価は25.1であった。年齢の高い女子の場合には, 副反応としての関節症状が重要であることが注目された.
著者
阪口 雅弘 井上 栄 宮沢 博 岡部 俊成 安枝 浩 赤坂 徹 武藤 敦彦 田中 生男 Wu Chii-Huei Chapman Martin D. Schou Carsten
出版者
一般社団法人 日本アレルギー学会
雑誌
アレルギー
巻号頁・発行日
vol.43, no.11, pp.1309-1315, 1994
被引用文献数
10

クロゴキブリアレルゲンに対する感作状況を調べるため, 喘息児171名のゴキブリに対する IgE抗体陽性率と家庭内のゴキブリ主要アレルゲン量を測定した. 喘息児171名のクロゴキブリおよびチャバネゴキブリとダニに対する IgE抗体をCAP法で調べたところ, 喘息児の特異IgE陽性率はクロゴキブリ16%, チャバネゴキブリ9.9%とダニ85%に比べ, 低かった. ゴキブリアレルゲンは10軒中8軒にみられた. 居間, 台所, 寝具のゴミ中のゴキブリアレルゲンは台所で最も高かったが, いずれの場所でもダニアレルゲンに比べ, 低かった.