著者
木村 茂光 小山 順子 野網 摩利子 丸島 和洋 青山 英正 寺島 恒世 恋田 知子 畑中 千晶 山下 則子
出版者
人間文化研究機構国文学研究資料館
雑誌
国文研ニューズ = NIJL News (ISSN:18831931)
巻号頁・発行日
no.39, pp.1-16, 2015-05-08

●メッセージ「唐物」研究の豊かな進展のために●研究ノート後土御門天皇禁裏文芸と女性日中の古文辞学と漱石高野山子院の東国への教線拡大と檀那場争い「リンボウ先生の書誌学講座」受業記●トピックス平成26年度日本古典籍講習会平成27年度アーカイブズカレッジ(史料管理学研修会通算第61回)の開催「山鹿文庫」受贈に関わる表彰式について通常展示「書物で見る日本古典文学史」国際連携研究「日本文学のフォルム」第2回国際シンポジウム「男たちの性愛―春本と春画と―」総合研究大学院大学日本文学研究専攻の近況
著者
今西 祐一郎 伊藤 鉄也 鈴木 淳 青田 寿美 呉 格 太田 尚宏 寺島 恒世 谷川 惠一
出版者
人間文化研究機構国文学研究資料館
雑誌
国文研ニューズ = NIJL News (ISSN:18831931)
巻号頁・発行日
no.31, pp.1-16, 2013-05-10

●メッセージ国文学研究資料館41年●研究ノート『和泉式部日記jの本文異同への新視点一傍記混入から見えてくるもの-合羽摺り絵本『彩色画選』とカラリスト松寿堂「蔵書印データベース」にできること-つながるデータ、可視化する書脈『中国古籍総目』の編纂について●トピックス平成24年度日本古典籍講習会人間文化研究機織連携展示「記憶をつなぐ一津波災害と文化遺産一」国文学研究資料館常設展示「和書のさまざま」百人一首たまてばこ平成25年度アーカイブズカレッジ(史料管理学研修会通算第59回)の開催新収資料紹介総合研究大学院大学日本文学研究専攻の近況.
著者
寺島 恒世
出版者
日本文学協会
雑誌
日本文学 (ISSN:03869903)
巻号頁・発行日
vol.43, no.7, pp.10-19, 1994-07-10

院政期の後、宮廷和歌はいかなる達成を目指したか。生成の<場>に根差して和楽に資する役目を担いつつ、歌はいかに創作詩でありえたのか。その課題を、後鳥羽院と左大臣良経の酬和に発した『仙洞句題五十首』を例に、成立に関わった定家の、作品の<場>に試みた方法を検証することを通して考察した。併せて、その試行が『新古今集』完成に向かう時代に果たした役割を、後の建保期における回顧をも踏まえて検討した。
著者
寺島 恒世
出版者
日本文学協会
雑誌
日本文学 (ISSN:03869903)
巻号頁・発行日
vol.63, no.7, pp.35-44, 2014-07-10 (Released:2019-07-20)

歌仙絵の文字表記は、時代とともに多様化する。後代に受け継がれる業兼本三十六歌仙絵の書式は、歌合を志向したもので、その系譜に左方の歌を左から書く形が登場する。俊忠本等の資料に基づけば、その左書きの由来は歌合の場における声への関心にあり、受け継がれる中世の扁額では神への奉納と関わっていた可能性も窺われる。後代定着する顔の向きに添う書字方向の規則など、対幅書画等先例との相関を含め、改めて問い直されてよい。
著者
寺島 恒世
出版者
日本文学協会
雑誌
日本文学 (ISSN:03869903)
巻号頁・発行日
vol.40, no.7, pp.1-9, 1991-07-10 (Released:2017-08-01)

『中務内侍日記』が描く風景の特徴は、京極派和歌のそれに通じる所が大きく、春宮(天皇)の好尚を前提とした周到な作意が認められる。基調に哀愁を漂わせるのも叙景のための一手段であった。風景描写は、京極派和歌の出発に立ち会った作者がその歌風の生成過程を書き留めようとする意図に発していた。そこに、公事記録を主とする後半の記述とは形を変えながら、それに通底する対天皇(春宮)の姿勢を認めることが出来るのである。
著者
寺島 恒世
巻号頁・発行日
2012

筑波大学博士 (文学) 学位論文・平成24年7月25日授与 (乙第2607号)
著者
小林 健二 齋藤 真麻理 山下 則子 鈴木 淳 武井 協三 寺島 恒世 大友 一雄 江戸 英雄 恋田 知子 小峯 和明 石川 透 徳田 和夫 福原 敏男 藤原 重雄 高岸 輝 恋田 知子 浅野 秀剛 キャンベル ロバート
出版者
国文学研究資料館
雑誌
基盤研究(A)
巻号頁・発行日
2009-04-01

本研究はニューヨーク公共図書館スペンサーコレクションに所蔵される絵入り本の全容をつかむために、絵入り本解題目録の作成を目指して絵巻・絵本など絵入り写本類の調査研究を実施した。所蔵者の都合により悉皆調査は叶わなかったが、貴重な資料の調査と研究を進めることができ、その成果を『絵が物語る日本―ニューヨーク スペンサー・コレクションを訪ねて』と『アメリカに渡った物語絵―絵巻・屏風・絵本』、その英語版の報告書『Japanese Visual Culture― Performance,Media,and Text』の三冊の論文集にまとめて刊行した。