著者
辻 麻美 飯倉 麻子 小舘 亮之 石井 大祐 下村 道夫
雑誌
研究報告オーディオビジュアル複合情報処理(AVM)
巻号頁・発行日
vol.2013, no.2, pp.1-5, 2013-02-15

新たに読み始めようとする書籍を選ぶ際の手がかりとする情報は多様である.例えば,ジャンルや作家名などの情報以外に,表紙のデザイン,とりわけ絵を楽しむ漫画の場合は,登場人物の顔などの画像的特徴を手がかりとして選ぶ方法もある.本研究では,漫画ならではの特徴が表れると想定される顔要素の特徴量をベースとする漫画作品推奨システムを提案し,そのための基礎検討として,顔パーツ特徴量の算出方法について検討する.There are various ways to choose books we read. For instance, the genre and author's name are one of the helpful information to choose one book from various options. Pictures of characters (how they look) are also useful information especially when we are looking for picture book, Manga. This paper proposes a Manga content recommendation system focusing on the facial feature characteristics of main characters. When one Manga content is selected, the system returns similar content based on the similarity scores calculated by the facial features of their main characters.
著者
奥野 洋平 朱青 小舘 亮之 富永 英義
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告オーディオビジュアル複合情報処理(AVM) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2001, no.19, pp.59-64, 2001-03-02

デジタルビデオカメラの普及およびPCの発達により,一般人でも映像の撮影,保存を行なえる環境が整いつつある.しかし編集および閲覧するための設備はいまだ不十分であり.より容易に高速に所望のシーンにアクセスするため,映像の特徴を示す情報(インデックス)を自動的に抽出し,ラベル付けする技術(インデキシング)が必要とされている.一般人の撮影する映像には撮影対象が人物である場合が多く,インデックスとして登場人物や人数,人物の動きなどが求められる.本稿では,これらのインデックスを抽出するために,人物顔を映像から検出するシステムを検討している.中でも顔追跡の方法にCamShiftアルゴリズムを用いており,インデキシングに適した応用方法について述べる.By the spread of a digital video camera and the development of PC, we can film and store it easily now. However, the facility to edit and watch is not enough. IN order to access a desired scene at high speed more easily, a technology extractinng information to show video contents is needed. There are many cases that the target is a person to the picture which we film as a hobby, and a character and the number of people, movement of a person are needed as an index. I examine a system detecting human faces from a picture in order to extract these indexes in this paper. I use CamShift algorithm in a method of a face traking and describe a suitable method to index.
著者
辻 麻美 飯倉 麻子 小舘 亮之 石井 大祐 下村 道夫
雑誌
研究報告オーディオビジュアル複合情報処理(AVM)
巻号頁・発行日
vol.2013-AVM-80, no.2, pp.1-5, 2013-02-15

新たに読み始めようとする書籍を選ぶ際の手がかりとする情報は多様である.例えば,ジャンルや作家名などの情報以外に,表紙のデザイン,とりわけ絵を楽しむ漫画の場合は,登場人物の顔などの画像的特徴を手がかりとして選ぶ方法もある.本研究では,漫画ならではの特徴が表れると想定される顔要素の特徴量をベースとする漫画作品推奨システムを提案し,そのための基礎検討として,顔パーツ特徴量の算出方法について検討する.
著者
大柴 小枝子 小舘 亮之 荒川 薫
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会総合大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2010, pp."SSS-4"-"SSS-5", 2010-03-02

ブロードバンド環境の構築など電子情報通信分野における急速な技術進歩は、競争のグローバル化を進展させている。そのため経済の持続的な繁栄や市民生活の安定、ざらには、社会を取り巻く環境、エネルギー問題対策など、未来を切り開くためには科学・技術の一層の発展と研究成果からの絶えざるイノベーションの創出が求められている。そのようなイノベーションを創出できる研究開発人材の確保が重要となるが、一方で、将来を担う研究者となるはずの博士号取得者が就く常勤職が少ないなど、その就職が社会問題化している。本企画では、企業・研究所のトップ・経営層、第一線で活躍する大学教育者の視点から、「今必要とされている理工系人材」および、「将来のイノベーションシステムのあり方」について課題を提議する。さらにパネルディスカッションにおいては、産業界において博士号取得者を有効に活用するにはどうしたらいいのか、大学でどのような人材教育をすべきであるか、未来を切り開く理工系人材にはどのようなことが求められているか、などの課題を参加者とともに考える。
著者
杉浦 学 小舘 亮之 来住 伸子 加藤 大志 植村 弘洋 國枝 和雄 山田 敬嗣
出版者
情報処理学会
雑誌
研究報告コンピュータと教育(CE) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2010, no.12, pp.1-8, 2010-02-27

MIT Media Lab の子供向けビジュアルプログラミング環境である Scratch を拡張した制御プログラムエディタにより,NEC のコミュニケーションロボット PaPeRo を制御可能な 「ぱぺろっち!ツール」 を,NEC と津田塾大学で共同開発した.体験型学習のワークショップで 「ぱぺろっち!ツール」 を利用することにより,PaPeRo の対人コミュニケーション機能を活用して,人間と PaPeRo の対話的な要素を含むロボットの利用シナリオを考案し,シナリオの実現に必要な機能をプログラミングするといった活動が可能になり,アイデアの創出を重視した創造的な学習活動が実現できる.女子高校生を対象とした利用実験では,多様なロボットの利用シナリオが発想され,プログラミングの初学者でも比較的短時間で制御プログラムを記述できることが確認できた.We developed the "PaPeRochTool", a robot programming environment for "PaPeRo", based on Scratch. PaPeRo is a communication robot developed by NEC Corporation, which has various functions of human-robot interaction. PaPeRochTool supports a creative robotics workshop, such as drawing up a scenario which includes human-robot interaction, and developing robot control programs to perform the scenario. The result of experiment carried out for high school female students shows the fact that students could get diverse scenario ideas and developed control programs within a relatively short time.
著者
曽根原 愛理 白鷹 靖子 小舘 亮之 並河 大地 南 裕也 下村 道夫
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. LOIS, ライフインテリジェンスとオフィス情報システム (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.111, no.470, pp.97-102, 2012-03-01

近年,SNSやTwitterなどのソーシャルメディアが普及し,Web上のコミュニケーションが盛んに行われている.それに伴い,Web上のコミュニケーションにおけるプライバシー保護の必要性が増し,SNS上にあるコンテンツの開示制御に関する研究が行われるようになってきた.そこで,我々は,SNSなどで共有される画像を対象に,ペルソナに関する情報をタグ付けすることにより開示制御を行う手法を提案する.本研究における「ペルソナ」とは,日常の様々な場面で変化するユーザの役割や振る舞いを意味する.本稿では,ペルソナタグによる開示制御の実現に向けて,特定ユーザが参加した24種類のイベントで撮影された画像を対象に,画像共有することで起こりうるプライバシー情報を整理し,ペルソナタグの定義とペルソナタグによる開示制御の有意性を検討する.
著者
富永 英義 MUSMANN H. JUDICE C. KUNT M. CHIARIGLIONE エル 小舘 亮之 児玉 明 安田 浩 小松 尚久 相沢 清晴 田崎 三郎 酒井 善則 安田 靖彦 JOZAWA Hirohisa YABUSAKI Masami MIKI Toshio SAKURAI Yasuhisa FUKUDA Toshio ALGAZI V. SHAFER R. KOMIYA Kazumi ALGAZI V PROF.H. Musm SHAFER R. 羽鳥 光俊 原島 博 辻井 重男 花村 剛
出版者
早稲田大学
雑誌
国際学術研究
巻号頁・発行日
1994

前年度の活動の成果として得られた、シンタックス、ツール、アルゴリズム、プロファイルという4つの異なる要素から構成するフレームワークを基本構造とし、今年度は,主に,具体的要素技術の比較および評価,確認実験モデルの作成,動画像ドキュメントアーキテクチャの概念に基づく符号化方式の具体化作業を行なった。まず、具体的要素技術の比較評価テストについて。Functionality、テスト画像クラス、ビットレートによって評価対象を分類し、比較評価テストを行なった。ただし、テストの際、基準となる比較対象(アンカー)として、CIFフォーマットを用いたMPEG1およびCIFあるいはQCIFを用いたH.263を使用した。比較評価の結果、10kbpsを中心とした低ビットレート範囲ではビットレートが高くなるほどアンカーおよびブロックベース手法の結果が良好であること、低ビットレートにおいてはフレームレートの設定がその画質評価結果を大きく左右する要因であること、Content based functionaliesを有する方式はアルゴリズムの種類が増大し要素としての評価が難しい傾向を示すこと、が主に明らかとなった。良好な性能を示す要素技術の候補としては、long term memory, short term memoryを併用する手法、イントラフレームにウェーブレットを適用する手法、グローバル動き補償とローカルアフィン動き補償の組合わせ、ブロック分割手法、matching pursuits手法等が挙げられた。次に、確認実験モデルの作成について。長期に渡る議論の結果、確認実験モデルとしてはビテオオブジェクト平面という概念で表される複数のビテオコンテントを入力情報源として適用可能なモデルが選択された。この確認モデルは、H.263の拡張動きベクトルおよびアドバンスト予測方式を採用すること、2値形状は4分木符号化、多値形状は4分木符号化+VQを使用すること、コンテント境界はpaddingを行って符号化することを主な条件として作成されることとなった。最後に、動画像ドキュメントアーキテクチャの概念に基づく符号化方式の具体化について。メディアの統合的扱いが可能なフォーマットおよび既存データの再利用機能が将来のマルチメディア情報環境において特に重要であるという観点から、文書の編集加工処理を構造的に行なうデータアーキテクチャであるODAの概念をビデオ・ドキュメントアーキテクチャ(VDA)として動画像符号化への適用を試みた。まず、ビデオコンテントをカメラの光軸に垂直な単一の静止平面(背景のみ)と仮定しこれを入力としてカメラパラメータを分離符号化する方式を検討した。続いて、αマップと原画像情報を入力として、VDAの概念に基づいたプロセッサブル符号化方式を検討した(H.263を基本とし、任意形状に対応した直交変換、αマップ符号化、コンテント・時間単位データ多重化を主に加えた構成)。実験の結果、前者の方式は正確なカメラパラメータが計測できる場合約50[dB]の平均SNRで複号化できる能力をもち、検出するパラメータ誤差が蓄積するに従ってこの値が急激に減少する傾向を子示すことが分かった。また、攻守の方式については、カメラ操作およびビデオコンテントの移動・消去・表示優先度・追加等の編集シミュレーションを行ない、意図した動画像の編集加工機能・データ再利用機能がVDAモデルにより効果的に実現されていることを確認した。また、簡単な加工用データ操作記述言語を試作することにより、編集処理の迅速性、内容の可読性が大きく向上されることを示した。今後は、画像合成を行なう際のMapping処理の高速化、ビテオコンテントのデータのバッファリング処理、透明度を考慮したαマップ符号化、ランダムアクセス機能の実現手法・ドキュメントアーキテクチャの概念で扱えるメディア範囲の拡張などが課題として挙げられた。
著者
越井 剛 大崎 佑紀 高木 真一 小舘 亮之 富永 英義
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. IE, 画像工学 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.102, no.632, pp.53-58, 2003-01-28

本橋では,高精細ディジタル画像人力のためのビデオモザイク方式の実現を目標とし,ズームとスキャニング撮影によるモザイク化方式を提案する.これによって,ユーザは被写体全体を高精細を生成,もしくは興味領域のみの部分的な高精細化した画像を生成することを可能とする.被写体全体を含む画像を基準画像として用い,撮影位置・撮影カバー面積情報を用いた各フレームの低解像度変換処理により,各フレームと基準画像との解像度の相違による処理の破綻の回避,被写体全体を含む画像との差分パラメータを推定することにより累積誤差の低減を実現する手法について検討する.
著者
越井 剛 大崎 佑紀 高木 真一 小舘 亮之 富永 英義
出版者
一般社団法人映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告 (ISSN:13426893)
巻号頁・発行日
vol.27, no.9, pp.53-58, 2003-02-03

本稿では,高精細ディジタル画像入力のためのビデオモザイク方式の実現を目標とし,ズームとスキャニング撮影によるモザイク化方式を提案する.これによって,ユーザは被写体全体を高精細を生成,もしくは興味領域のみの部分的な高精細化した画像を生成することを可能とする.被写体全体を含む画像を基準画像として用い,撮影位置・撮影カバー面積情報を用いた各フレームの低解像度変換処理により,各フレームと基準画像との解像度の相違による処理の破綻の回避,被写体全体を含む画像との差分パラメータを推定することにより累積誤差の低減を実現する手法について検討する.
著者
越井 剛 大崎 佑紀 高木 真一 小舘 亮之 富永 英義
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. ITS (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.102, no.630, pp.53-58, 2003-01-28

本橋では,高精細ディジタル画像人力のためのビデオモザイク方式の実現を目標とし,ズームとスキャニング撮影によるモザイク化方式を提案する.これによって,ユーザは被写体全体を高精細を生成,もしくは興味領域のみの部分的な高精細化した画像を生成することを可能とする.被写体全体を含む画像を基準画像として用い,撮影位置・撮影カバー面積情報を用いた各フレームの低解像度変換処理により,各フレームと基準画像との解像度の相違による処理の破綻の回避,被写体全体を含む画像との差分パラメータを推定することにより累積誤差の低減を実現する手法について検討する.