著者
溝口 耕三 岡本 健久 田中 洪
出版者
一般社団法人日本音響学会
雑誌
日本音響学会誌 (ISSN:03694232)
巻号頁・発行日
vol.55, no.5, pp.343-350, 1999-05-01
被引用文献数
2

この研究は, 慣れ易い音は騒音になりにくいという観点から, 騒音に対する慣れに着目し, 音環境を評価する方法の研究である。慣れは, 聴覚に連続的あるいは繰り返して刺激が加わると起こる現象で, 徐々に刺激に対する反応が減少し, やがては消滅する現象である。しかし, 慣れは, 従来の精神物理学的測定法を用いた測定が困難であると指摘されている。慣れを測定する一つの方法として, 以前にカテゴリ連続判断法が提案されている。この方法は有望ではあるが, 計測に多くの時間を必要とする。本研究では, 注意が向けられない刺激ほど慣れ易いという仮説を基に, 慣れの指標として選択的注意を用いた新しい方法を提案している。実験では, 被験者はタスクを負荷されており, 同時にラウドネスの変化に気が付いたとき, ボタンを押すように指示されている。被験者が作業に集中し, 音に注意を払わなければ, ラウドネスの小さな変化をのがしてしまうことになる。従って, 反応の回数が慣れの指標となる。この方法は多くの時間を要しない上に, 確実性も高い。
著者
岡本 健
巻号頁・発行日
2012-06-30

第4回観光・余暇関係諸学会共同大会. 2012年6月30日. 東洋大学.
著者
岡本 健
出版者
観光・余暇関係諸学会共同大会学術論文集編集委員会
雑誌
観光・余暇関係諸学会共同大会学術論文集 (ISSN:1884328X)
巻号頁・発行日
vol.3, pp.37-44, 2011-09-30

This paper analyzes the mechanism of informatiom distribution and provides new framework about Contents Tourism. This research adopt analysis website traffic linked real situation. It has two conclusion. One is Consumer Generated Media (GCM) leading to an increase in the number of website traffic, and the other is constructing new Contens Tourism framework adding an actor which has no immediate relationship to tourist site.
著者
岡本 健
巻号頁・発行日
2012-03-23

講演資料. 2012年3月23日(金). 有限会社エアーダイブ, 北海道.
著者
岡本 健
巻号頁・発行日
2011-05-28

S.E.N.S(特別支援教育士)の会北海道支部 第2回継続研究会(札幌地区). 2011年5月28日. 札幌コンベンションセンター. 札幌市
著者
岡本 健
巻号頁・発行日
2009-08-28

2009年度日本建築学会大会(東北). 平成21年8月26日~平成21年8月29日. 仙台市.
著者
中根 宏樹 浦家 奈々 岡本 健
出版者
北海道大学ピア・サポート活動報告書編集委員会 (岡本 健・松田康子)
巻号頁・発行日
2011-03-31

本章では、ピア・サポート室でカフェを行う企画「ピア・カフェ」について、現在たてている企画概要を示す。ピア・サポート活動を進めていく上で、様々な企画をどのように進めていくのか、ということが学生の中では大きな問題となる。現時点でのピア・カフェの企画を記しておくことで、企画立案段階で考えなければならないことを提示するとともに、今後実施した場合に、企画立案とどのような変化が生じてくるかを検討することをねらいとする。
著者
岡本 健 小林 なつみ 青柳 祥子
出版者
北海道大学ピア・サポート活動報告書編集委員会 (岡本 健・松田康子)
巻号頁・発行日
2011-03-31

本章では、北海道大学ピア・サポートが広報の一環として制作している「苦楽戦隊 ピア・レンジャー」について、その制作経緯や制作の過程、今後の展開について整理し、ピア・サポートの広報の新たなあり方の効果を考察することを目的とする。広報ビデオ「苦楽戦隊 ピア・レンジャー」は、ピア・サポーター各自が様々な形で参加したものであり、代表が全てを統括して進めるようなものではなかった。また、初の試みということで、さまざまな苦労や紆余曲折を経て、制作に取り組んだものである。そこで、本章では、特に制作の進行に深く携わった3 名による制作過程に関する対談を整理することで、目的を達成したい。本稿は、広報ビデオの監督を担当した小林なつみ、助監督を担当した青柳祥子、企画を担当した岡本健、が2011 年2 月19 日にピア・サポート室にて対談を行い(図1)、その結果を岡本が整理し、青柳、小林が加筆したものである。
著者
平 侑子 岡本 健
出版者
北海道大学ピア・サポート活動報告書編集委員会 (岡本 健・松田康子)
巻号頁・発行日
2011-03-31

ピア・サポートでは学生活性化のための企画として、平成22 年度から、イベント「本活」を行っている。本活とは、学生が不要になった本を回収し、その本を配布することを通して、後輩に向けた「学術的引き継ぎ」を創出するイベントである。本イベントは、組織されて間もない我々が、イベント実施の進め方を学ぶ機会、そして、多くの学生と触れ合う貴重な機会となった。平成23 年度も本活の実施が決定しており、北大ピア・サポートの活動として定着しつつある。しかし、本活はピア・サポートが初めて計画する大きなイベントだったこともあり、計画から実施まで試行錯誤が続いたことも事実である。また、平成23 年度実施の本活についても、平成22 年度の反省点を生かして、様々な変更点が加えられており、現在進行形で変化を続けているイベントである。学内において、イベントが学生生活の役に立つためにはどういう形で実施すれば良いか、イベントに来る学生とはどのように接すべきか、どのような工夫で人々を呼び込めるかなど、創意工夫を続けているところである。そういった意味で、このイベントは実験的な試みである。そのため、本章では、試行錯誤のプロセスを含めて、どのようにイベント「本活」を構想、実施し、そして、今後どのように展開していくのかについて整理を行い、人々をつなぐイベントをいかに創出しうるかを考察する。ピア・サポートという、学生中心でありながらもサークルや部活とは趣旨を異にする組織が、大学内という社会において、具体的にどのように物事を進めていくのかというのは、ピア・サポートに取り組む学生メンバーにとって重要な知見であると考えられる。北大ピア・サポートの取組みについて、失敗を含めて記述しておくことで、今後の北大ピア・サポート、および、他大学でこれからピア・サポートに取り組もうとする学生に資することが期待できる。