著者
岡本 健
出版者
The Japan Broncho-esophagological Society
雑誌
日本気管食道科学会会報 (ISSN:00290645)
巻号頁・発行日
vol.45, no.2, pp.87-89, 1994-04-10 (Released:2010-02-22)

Recently, in terms of its medical content, bronchoesophagology as a lawful medical title has been hardly understood by patients. Although the future progress of bronchoesophagology as a science is indispensable and promising, the main question is whether it can maintain its identity as a clinical field. It seems to be more appropriate that bronchoesophagology remain the title of subspecialty of a medical field than a title of a clinical field.
著者
山崎 浩史 西山 謹吾 片岡 由紀子 岡本 健 山崎 史幹 島津 友一 真鍋 雅信
出版者
Japanese Association for Acute Medicine
雑誌
日本救急医学会雑誌 (ISSN:0915924X)
巻号頁・発行日
vol.14, no.4, pp.211-214, 2003-04-15 (Released:2009-03-27)
参考文献数
15

Thirty-three people (nine groups) ingested fish belonging to the grouper family; eleven people subsequently complained of muscle pain and muscle weakness of the neck, shoulder, hip and thigh 3 to 43 hours after the meal. Rhabdomyolysis was suspected based on the patients'symptoms and the results of blood examinations, and five patients were admitted to hospital. Fluid therapy was administered, and all of the patients recovered and were discharged from ospital on the 4th day of admission. A palytoxin-like substance was detected in the fish and was presumed to be the cause of the rhabdomyolysis. If patients with food poisoning complain of muscle pain and have no symptom of the digestive system, the possibility of poisoning by palytoxin or a palytoxin-like substance should be considered. Although such poisoning is commonly caused by parrotfish, other fish species may also carry these substances.
著者
岡本 健
出版者
旅の文化研究所
雑誌
まほら
巻号頁・発行日
vol.56, pp.60-60, 2008-07-01
著者
小林 信吾 岡本 健佑 北口 拓也 佐野 佑樹 和中 秀行 山原 純 稲場 仁樹 小西 佑弥 岩田 晃
出版者
公益社団法人 日本理学療法士協会
雑誌
理学療法学Supplement Vol.44 Suppl. No.2 (第52回日本理学療法学術大会 抄録集)
巻号頁・発行日
pp.0092, 2017 (Released:2017-04-24)

【はじめに,目的】日本人工関節学会によると本邦における2015年度の人工膝関節全置換術(以下TKA)件数は約54,000件とされ,その約87%が変形性膝関節症(以下膝OA)と診断されている。肥満は膝OAの危険因子とされており,Heatherらは肥満群は非肥満群と比べTKA術後のFIM運動スコアの改善率が有意に低いことを報告しているが,体格差や肥満基準の違いといった制限があり,術後早期の筋力やROM,歩行能力と肥満との関連については明らかにされていない。本邦では森本らがTKA術前と術後4週の膝機能や歩行能力,Timed Up & Go test(以下TUG)には肥満群(BMI>25.0)と非肥満群(BMI<25.0)を比較し有意差がないことを報告しているが,単施設研究でサンプル数が少ない等の制限がある。今回,我々は多施設共同研究によって集められたデータを基に,肥満の有無がTKA術前,術後3週の膝機能や歩行能力に影響をもたらすかを調査したので報告する。【方法】多施設共同による前向き観察研究に参加した4つの施設にて,2015年6月から2016年9月までに片側のTKAを施行した60歳以上の男女153名を対象とした。術前,術後3週における術側の膝伸展筋力,膝屈曲ROM,歩行速度,TUGを計測した。筋力測定は端座位・膝屈曲60°にて等尺性膝伸展筋力を測定し最大値を体重で除した値を算出した。歩行速度は8m歩行路の中央5mの歩行に要した時間を計測し速度(m/s)に変換した。TUGは椅子から起立し3m先のマークを回って帰り椅子に着座するまでに要した時間を計測した。術前のBMIが25.0未満を非肥満群,25.0以上を肥満群とし,各時期における測定値の群間比較を対応のないt検定を用いて検討し,有意水準を5%未満とした。【結果】非肥満群は63名(男性17名,女性46名,平均年齢74.9±7.1歳,身長152.1±8.2cm,体重52.3±6.7kg,BMI22.5±2.0kg/m2),肥満群は90名(男性17名,女性63名,平均年齢75.2±6.7歳,身長151.6±7.7cm,体重64.7±8.3kg,BMI28.1±2.3kg/m2)であった。以下,全項目の結果について非肥満群,肥満群の順に示す。術前の膝伸展筋力は0.26±0.1kgf/kg,0.23±0.05kgf/kg,膝屈曲ROMは125.0±15.1°,119.0±17.6°,歩行速度は1.20±0.37m/s,1.15±0.36m/s,TUGは13.0±5.4秒,12.9±4.3秒であった。術後3週の膝伸展筋力は0.17±0.06kgf/kg,0.15±0.06kgf/kg,膝屈曲ROMは119.2±11.3°,119.2±10.8°,歩行速度は1.18±0.34m/s,1.09±0.28m/s,TUGは12.4±3.9秒,12.7±3.6秒であった。群間の比較において有意差が認められた項目は術前の膝伸展筋力(p=0.03)と膝屈曲ROM(p=0.03)であり,その他の項目では有意差が認められなかった。【結論】術前の膝伸展筋力と膝屈曲ROMには肥満の有無によって有意差が認められたが,術後3週においては全ての項目で有意差は認められなかった。これらの結果から,肥満の有無はTKA術後の膝機能や歩行能力の改善には影響しないことが示唆された。
著者
岡本 健
出版者
日本情報経営学会
雑誌
日本情報経営学会誌 (ISSN:18822614)
巻号頁・発行日
vol.32, no.3, pp.59-71, 2012-05-18 (Released:2017-08-07)

This paper present how to manage Tourism Resource (TR) in Tourist Leading Contents Tourism (TLCT). This research adopts analysis of two cases of Anime Pilgrimage, in particular, dealing with Town Washimiya as Sacred Place for "Lucky☆Star" and Town Toyosato as Sacred Place for "K-ON!". As a result, Area Expansion Model (AEM) and Area Concentration Model (ACM) as TR in TLCT are proposed.
著者
島尻 史子 岡本 健 西村 あをい 今度 さやか 澤井 香子 斉藤 伊都子 森川 美樹 寒竹 正人 田中 裕
出版者
一般社団法人 日本臨床救急医学会
雑誌
日本臨床救急医学会雑誌 (ISSN:13450581)
巻号頁・発行日
vol.16, no.6, pp.802-809, 2013-12-31 (Released:2014-01-15)
参考文献数
10

近年,救急外来トリアージへの関心が急激に高まっているが,その実態は明らかではない。今回,救急外来トリアージの現状と,トリアージの質向上のための課題を明らかにする目的で,全国の救急医療440 施設にアンケート調査を行った。有効回答158 施設(36%)中,トリアージ実施施設は79 施設あった。ガイドライン使用施設は52 施設(66%)だったが,標準ガイドラインの使用は17 施設(21%)のみだった。トリアージナースの選定要件や養成体制は施設間で差がみられた。事後評価システムをもつ施設は30 施設(39%)だったが,その半数で定期的な事後評価や明確な評価判定基準がなかった。本調査結果の分析により,救急外来トリアージの質を向上するためには,トリアージ方法の標準化の推進,トリアージ施行者の能力の担保および事後検証によるフィードバック体制の確立が今後の課題であると示唆された。
著者
岡本 健 徳田 佳弘 Gros Claude Guilard Roger 福住 俊一
出版者
基礎有機化学会(基礎有機化学連合討論会)
雑誌
基礎有機化学討論会要旨集(基礎有機化学連合討論会予稿集)
巻号頁・発行日
vol.17, pp.275-275, 2004

ベンゾニトリル中過塩素酸存在下、パックマン型コバルトポルフィリン2量体を触媒としてNADH類縁体である9-アルキル-10-メチル-9,10-ジヒドロアクリジンの酸素による酸化反応を行なうと、アルキル基の種類によりC-C結合あるいはC-H結合の開裂が起こることが分かった。特にtBu基の場合、2電子酸化されたtBuOOHあるいは4電子酸化されたtBuOHが生成することが分かった。その多電子酸化された生成量に対する2量体のスペーサー間距離による影響、そしてC-C結合開裂速度と全体の酸素化反応速度との関係について明らかにする
著者
岡本 健
巻号頁・発行日
2009-06-13

本発表では、大きく分けて以下の3点について研究成果を発表させていただきます。1. 社会の情報化と旅行情報の探索のあり方について 現代は社会が情報化していると言われています。情報化によって、旅行者は宿泊施設や交通機関の予約などをインターネットで行うことができ、以前のように旅行代理店を用いずとも個人で旅行を行うことができるようになりました。このような言説は様々な業界誌や研究論文で見られますが、詳細に、どのような世代・性別が、どういった旅行情報の探索を行っているのかを分析したものは、意外に少ないものです。ここでは、様々な統計資料を整理・分析し、情報化が旅行情報の探索にどのような影響を与えているのかを確認したいと思います。2. 情報化社会特有の現象としての『アニメ聖地巡礼』行動について 上で整理したように、情報化は旅行情報の探索に大きな影響を与えています。そうすると、得られた情報から起こす行動も変化していると考えることができます。特に、近年海外旅行離れが盛んに叫ばれている若者層が情報化の影響を大きく受けていることが1でわかりました。情報化の影響を受けた旅行者はどのような旅行を行うでしょうか。ここでは、その1つの形であると考えらる『アニメ聖地巡礼』行動(アニメのロケ地を巡る行動)について、実際に発表者が行った聖地巡礼の体験や、巡礼者へのインタビュー・アンケート調査、書籍・新聞・雑誌記事分析で得られたデータから、『アニメ聖地巡礼』行動の実態を明らかにします。3. アニメ聖地のひとつ、埼玉県鷲宮町の事例に見られる旅行者の自律性について 全国各地でアニメ聖地巡礼が行われていますが、中には聖地巡礼者が地域住民と協力関係を結び、協働で観光振興を行うに至るケースもあります。そういった協働型の観光資源管理がなされている代表的なアニメ聖地、埼玉県鷲宮町を事例にして、地元住民と巡礼者へのインタビュー結果から、聖地巡礼者の自律性を明らかにします。その上で、旅行者による観光資源の創出と協働型観光資源管理のあり方について問題提起をしたいと思います。
著者
岡本 健
巻号頁・発行日
2012-12-15

コンテンツ文化史学会 2012年大会 シンポジウム「記憶と場所」. 2012年12月15日. 明治大学.
著者
岡本 健
出版者
大阪大学
雑誌
特別研究員奨励費
巻号頁・発行日
2003

我々の生命活動を支える非常に重要な過程として光合成と呼吸がある。近年、枯渇する化石エネルギーに替わるエネルギー源を早急かつ効率的に得ることが求められている。そこで、光合成系や呼吸鎖のように励起状態および基底状態の電子移動過程を緻密に制御することによりクリーンな物質変換を伴う高効率エネルギー変換系を構築することが焦眉な課題となっている。そこで本研究では、高効率エネルギー変換系を開発することを目指して、共有結合と非共有結合により高度に制御された電子移動系の構築を行ったものである。主な成果は次のように大きく3つに要約される。1.天然の電荷分離系を凌駕する超長寿命電荷分離状態を実現するドナー・アクセプター連結2分子系の開発に成功している。さらに非共有結合を利用することにより、電荷分離寿命を顕著に長寿命化できることを初めて見出している。2.生体内で重要な役割を果たしている水素結合、金属イオン、アンモニウムイオン、さらにダイマーラジカルアニオン錯体形成による電子移動反応の活性化や制御の効果を初めて定量的に明らかにしている。3.我々の生命活動において、非常に重要な過程である酸素の4電子還元反応の制御とその反応機構の解明に成功している。以上のように、本研究はクリーンな物質変換を伴うエネルギー変換系を効率良く構築している自然界の光合成と呼吸鎖に注目し、共有結合と非共有結合を利用した光電荷分離状態の長寿命化とその応用、電子移動反応における非共有結合による活性化と制御、さらに多電子移動過程の金属錯体による精密制御に成功している。本研究の成果はエネルギー・環境問題の解決に向けた重要なステップとなる。