著者
川崎 和男
出版者
大阪大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2010-04-01

本研究は、医工連携に対してデザインでの実務性をより具体的にすることを目的に、3D-Printerの方式である光造形STL法と熱溶解積層法FDM法式の造形機を用いて、医工デザイン技術=3D-Printingをめざし開発研究を行った。医工デザインによる人工臓器の基礎形態、その造形化を国内初として取り組んだ。
著者
尾方 義人 川崎 和男
出版者
一般社団法人 日本原子力学会
雑誌
日本原子力学会和文論文誌 (ISSN:13472879)
巻号頁・発行日
vol.5, no.1, pp.76-80, 2006-03-25 (Released:2010-03-08)
参考文献数
19

The expected nuclear powered battery is the isotope battery, which applies photoconduction or radiant rays, in other words, releases electron. Because of its lightweight and constant stability and 80 years long (=half time of radiant rays energy) running span, this battery is very effective for artificial satellites, desert island, and artificial hears. For this small battery, production method, waste disposal method, and emergency risk management need to be designed as international standards. To make that possible, design of the battery should achieve universal consensus with its form and shape. True meaning of peace could be shared worldwide, this isotope battery will be international standard.And, On this research as Design Development of Thermoelectric Generator by Design Engineering, we used a "Design Activities Theory" in which the activities involved in Knowledge Management and Project Management aimed at ensuring the efficiency of that Knowledge Management function as a single system.
著者
阿部 裕輔 磯山 隆 小野 稔 斎藤 逸郎 三浦 英和 鎮西 恒雄 望月 修一 磯山 隆 小野 稔 鎮西 恒雄 斎藤 逸郎 三浦 英和 川崎 和男 望月 修一 井街 宏 バスク ジャロミル ドブザク ペーター 中川 英元 光宗 倫彦 河野 明正 小野 俊哉 時 偉 杉野 礼佳 井上 雄介 岸 亜由美
出版者
東京大学
雑誌
基盤研究(A)
巻号頁・発行日
2005

無拍動流完全人工心臓の可能性を検討するために、体内埋込式無拍動流完全人工心臓を開発し、成獣ヤギに埋め込んで研究を行った結果、無拍動流でも生理的制御(正常な状態に維持するための制御)が可能で、ヤギの一般状態、血行動態、肝機能、腎機能や自律神経機能を正常に保つことができることを明らかにした。しかし、無拍動流では人工心臓への十分な血液流入を維持できないことがあったため、体内埋込式完全人工心臓に生理的制御を適応する場合には、ある程度の拍動性が必要であると考えられた。
著者
川崎 和男 舩山 俊克 山本 浩一
出版者
一般社団法人 日本環境感染学会
雑誌
日本環境感染学会誌 (ISSN:1882532X)
巻号頁・発行日
vol.32, no.6, pp.355-363, 2017-11-25 (Released:2018-05-25)
参考文献数
15
被引用文献数
1

本研究の最終目標は,強い殺菌効果で知られている深紫外線を生体に利用することである.本論文ではそのための検証の一つとして,深紫外線の近接場における殺菌効果の生体への影響について調べた.大腸菌および創傷を付けたラットの皮膚を対象に,深紫外線の近接場が与える影響を,観察からデータを取得し比較検討した.その結果,深紫外線の近接場において,大腸菌に対しては670 mJ/cm2の照射量で90%の細菌を死滅させることができ,同様にラットの創傷に対しては傷の回復に悪影響がないことが観察された.これらから近接場においては,大腸菌への殺菌効果がある線量でも,ラットを対象とした場合は生体の回復に悪影響を与えないことがわかった.本研究は,デザイン工学者が工学者の新技術を理解し,医学者とともに医学的な提案を考え,実験の実施まで行った.
著者
川崎 和男
出版者
社団法人情報科学技術協会
雑誌
情報の科学と技術 (ISSN:09133801)
巻号頁・発行日
vol.50, no.3, pp.118-123, 2000-03-01

米国から提唱されたユニバーサルデザインの来歴について, 私が体験してきたことの詳細報告から, グッドデザイン商品選定でのユニバーサルデザイン賞設定理由の紹介。さらにデザインコンセプトとしての七原則を日本的に再吟味することで, ユニバーサルデザインを新しい言葉で読み替えていくことができるのではないだろうか。こうした考察を通して日本独自のユニバーサルデザインの新しい定義性を見つけだしていきたい。日本独自のユニバーサルデザインの具現化, それは本当に豊かな生活のために, 生と死を直視していく厳しさの中に, 豊潤さを実現していく人間のやさしさがあると考えている。