著者
暮沢 剛巳 江藤 光紀 加島 卓 鯖江 秀樹 飯田 豊
出版者
東京工科大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2018-04-01

4年計画の2年目に当たる本年度は、各メンバーとも初年度から行ってきた基礎調査を継続する発展させると同時に、国内外での現地調査を本格化させ、さらに多くの情報を収集することを目指した。暮沢は夏季に江藤と合同で中国での調査を行ったほか、その直後にイギリスでも調査を行い、また国内でも京都の国際学会や研究会に参加したほか、沖縄でも調査を行った。江藤は暮沢と合同で中国で調査を行ったほか、ドイツでも調査を行った。鯖江は主に資料収集に注力した。加島は多くの外国語文献を収集したほか、大阪で70年大阪万博についての現地調査を行った。飯田は70年大阪万博についての多くの資料を収集した。各メンバーの活動は基本的には個人単位で行ったが、定期的に連絡を取り合って情報を交換し、また8月上旬には京都で、3月中旬には東京で全員が一堂に会しての研究ミーティングを行った。個別の研究成果に関してだが、暮沢は紀元2600年万博についての論文を発表したほか、オリンピックについての共著を出版し、そのなかで万博についても扱った。江藤は今年度は基礎研究に専念した。鯖江は2本の論文を発表したほか、翻訳書を出版した。加島は2本の論文を発表したほか、学会での研究報告を行った。飯田は単著『メディア論の地層』を出版したほか、70年大阪万博に言及した論文を発表したが、2020年初頭からのコロナウイルスの急速な感染拡大の影響で、一部の計画を変更し、研究費の一部を次年度に繰越使用するなどの影響が出た。以上の実績を踏まえて、3年目に当たる次年度以降も引き続き積極的に調査研究に取り組んでいく予定だが、コロナウイルスの急速な感染拡大が計画に影響を及ぼすことは避けられないので、注意していく必要がある。
著者
長田 謙一 木村 理恵子 椎原 伸博 佐藤 道信 山本 和弘 楠見 清 山崎 明子 加藤 薫 木田 拓也 熊倉 純子 藤川 哲 鴻野 わか菜 後小路 雅弘 水越 伸 山口 祥平 毛利 嘉孝 森 司 暮沢 剛巳 神野 真吾 竹中 悠美
出版者
名古屋芸術大学
雑誌
基盤研究(A)
巻号頁・発行日
2011-04-01

本研究は、個別研究およびその総合を通して、以下の知見を獲得するに至った。近代社会において「自律性」を有する独自システムを形成したと理解されてきた芸術は、1980年代以降、アジア諸国、ロシア・旧東欧圏、そしてアフリカまでをも包含して成立する「グローバル・アートワールド」を成立させ、それは非西洋圏に進む「ビエンナーレ現象」に象徴される。今や芸術は、グローバル経済進捗に導かれグローバル/ローカルな政治に支えられて、経済・政治との相互分立的境界を溶解させ、諸領域相互溶融的な性格を強めている。しかし、それゆえにまた、現代の芸術は、それ自体が政治的・経済的等々の社会性格を顕在化させることともなる。
著者
井口 壽乃 児玉 幸子 伊原 久裕 井田 靖子 山本 政幸 暮沢 剛巳 佐賀 一郎
出版者
埼玉大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2013-04-01

視覚文化におけるデザイン資源に関する本研究では、国内外のデザイン・アーカイヴの調査を行った。視覚デザインの生産物、すなわち写真・映像、活字、タイポグラフィ、ピクトグラム、アイソタイプ、アイコン、ディスプレイなどは、デザインの潮流を生み出すデザイン思想やICOGRADAなどの国際組織と深い関わりがある。デザイン創造行為と生産物は、国際デザイン組織ICOGRADAを通じた人的交流によって世界規模で拡大・発展した。さらに新たなデザイン思想を構築し、継承と還流を繰り返していることが解明された。