著者
筑田 昌一 村井 保一
出版者
JAPANESE ASSOCIATION OF CERTIFIED ORTHOPTISTS
雑誌
日本視能訓練士協会誌 (ISSN:03875172)
巻号頁・発行日
vol.16, pp.69-72, 1988-11-30 (Released:2009-10-29)
参考文献数
4
被引用文献数
8 11

A case of the manifest esotropia after viewing a stereoscopic movie was reported.This case was 4-years-old boy at that time.When he got home after viewing a stereoscopic movie, his mother recognized a manifest esotropia on his right eye.Glasses were prescribed and continued to wear, however, esotropia was unchanged.An operation of the deviating eye was performed, and binocular function following surgery was almost normal.
著者
村井 保
出版者
茨城県病害虫研究会
巻号頁・発行日
no.45, pp.1-14, 2006 (Released:2020-09-30)
著者
森田 明夫 村井 保夫 木村 俊運
出版者
日本脳神経外科コングレス
雑誌
脳神経外科ジャーナル (ISSN:0917950X)
巻号頁・発行日
vol.23, no.10, pp.812-819, 2014 (Released:2014-10-25)
参考文献数
9
被引用文献数
2

Occipital transtentorial approach (OTA) は, 中脳背側, 松果体, 小脳上面の腫瘍等の病変にアクセスする基本的アプローチの一種である. 本稿では本アプローチの基本についてまとめる. OTAは視野が広く, 特に下方へ伸展する病変への対応に優れている. 一方で術後短期間または永続的な視野障害をきたすことがある. これを回避するためには, まず静脈損傷を避けるアプローチ側を選択する. そのうえで髄液圧を減らし, 後頭葉を広く剝離し, 脳表を十分保護しつつ愛護的に後頭葉を圧排しテント面に至る. 手術中視覚誘発電位モニターなどが有用である. その他中脳背側への障害, 静脈損傷などは重度な障害をきたし得るので要注意である. 術前の画像評価を徹底して行い, 適切な解剖学的知識, 手技によって安全な手術を心がけることが重要である.
著者
村井 保 石井 卓爾
出版者
日本応用動物昆虫学会
雑誌
日本応用動物昆虫学会誌 (ISSN:00214914)
巻号頁・発行日
vol.26, no.3, pp.149-154, 1982-08-25 (Released:2009-02-12)
参考文献数
11
被引用文献数
31 49 8

ヒラズハナアザミウマの飼育法を検討した結果,以下のことが明らかとなった。1) ヒラズハナアザミウマは薄膜(シーロンフィルム)を通して液体飼料を吸汁でき,この薄膜を通して液中によく産卵することがわかった。2) ヒラズハナアザミウマは,蜂蜜液だけでは発育,産卵できなかったが,チャ,ナシ,イチゴ,チューリップ,マツなどの花粉と蜂蜜液の組み合わせでは,餌を交換しなくても幼虫が発育し,85∼90%の高率で羽化成虫を得ることができた。さらに,この方法により産卵も促進した。3) ハナアザミウマも花粉と蜂蜜液で飼育できることがわかり,訪花性アザミウマ類の簡易大量飼育の可能性が示唆された。4) 本法による発育調査の結果,ヒラズハナアザミウマ,ハナアザミウマとも,羽化までの発育は揃い,成虫の生存期間は長く,産卵数は極めて多いことがわかり,訪花性アザミウマ類にとって,本飼育法は,葉や果実を用いる飼育よりも本来の餌条件に適合していることがわかった。
著者
村井 保之 巽 久行 徳増 眞司
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.43, no.12, pp.4009-4022, 2002-12-15

VLSIフロアプランや板金板取などを含む一般的な板取ないし配置問題に関する研究の一環として,少なくとも1つの解が存在する特殊な配置問題である平面ポリオミノ箱詰め問題を取り上げた.本論では,この解法として,ピース配置に関わる位相的特徴量の潰し合いに着目した配置手順発見のための大域的な探索手法を開発した.この手法の中身は空間的な評価としての``盤面の評価''とそれに基づく手順の評価としての``攻めての評価''を活用して,最も有望な順序でピースを選択し配置するアルゴリズムからなっているが,本論ではさらに,原問題を拡張して2つの最適化問題を派生させ,これらについても前記アルゴリズムをベースとした解法を構成した.あわせて,これら手法の有効性を数値実験により検証した.In this paper,a planar polyomino packing problem is taken up as a specialized placement problem such that it has at least one solution of placement,but not so many in general.The authors have developed a new global search algorithm for solutions,based on the mechanism of generation and extinction of topological characteristics on placement of pieces.Then,two optimization layout problems are constructed and solved by extending the packing problem and its solution.Finally,it is proved by numerical experiments that these algorithms work well in good efficiency.
著者
宮川 正弘 巽 久行 村井 保之
出版者
筑波技術大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2008

視覚障がい者の机上作業を支援するために,対象物のクロックポジション位置と手の速度を音で知らせる腕の誘導システムを提案した。手および机上の物体位置の認識は光景分析を避け,手や物に貼付されたマーカーと光学的位置追跡装置を用いて実時間で認識した。視覚障がい者の手の誘導は作業空間の認知地図創生を支援するためのもので,距離場空間モデルに基づいて得られた空間状況を積極的に提示した。手の誘導速度をファジィ制御で決定すること,ニューラルネット等による混雑度を提示することは有効であった。